安住紳一郎 八丈島の魅力と見どころを紹介する

安住紳一郎『出演番組を見る際は自分自身を全力で応援する』 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんがTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』で八丈島から公開収録生放送を実施。訪れた八丈島の魅力や、現地で発見した見どころなどを紹介していました。

(安住紳一郎)さて、2014年のフランチャイズタウン、八丈町・八丈島の紹介を紹介を少しさせていただきます。関東でラジオをお聞きのみなさんもご存知かと思いますが、伊豆七島のひとつ。伊豆七島。熱海・伊東から大島が天気のいい時は見えますが。大島がありまして、ちょっと離れて利島、新島、神津島があって、50キロ東にずれて三宅島。またちょっと離れて御蔵島。そして大きく離れてここ八丈島。東京都心から290キロ。竹芝桟橋フェリーで10時間。飛行機に乗りますと50分ですけど。やはり距離はありますね。

(中澤有美子)はい。

(安住紳一郎)されど、街中を走る車は品川ナンバーという。高校野球も都立八丈は東東京大会の予選に出ますからね。まぎれもなく、ここは東京都ということなんですね。そして、飛行機に乗ってこられた方はご覧になったと思うんですけども。ちょうど、ひょうたんのような形をしておりまして。北東に八丈富士、それから南西の方に三原山ということで。700メーター、800メーター級の山が2つありまして。その山裾を円で囲んだような感じで、ひょうたんのような形になっておりまして。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)ひょっこりひょうたん島のモデルになったとも言われておりますが、定かではないと。そしてその2つの山の真ん中に低いところがありまして、空港があります。そして、住宅地が広がっているというところでございます。面積はちょうど山手線の内側ぐらいの大きさと一緒。人口は7942人ということです。これは先週も話しましたけれども、『常夏の島ハワイ』という言い方がありますが、ここ八丈は『常春の島』と呼ばれております。海外旅行が解禁になる前は、新婚旅行でここ八丈に訪れたという世代の方もいらっしゃるかもしれません。黒潮が島の真横を流れているということで、私などは山の育ちなので、黒潮って目に見えるものなのかな?なんて思いますけども。島の人は黒潮の流れが見えるらしいですよ。

(中澤有美子)ああ、そうなんですか。

(安住紳一郎)島の南側を黒潮が通った時は魚が獲れないとかね。なんかそういうのがあるらしいです。ええ。それで、御蔵島との間にどうやら黒潮。地元の人は『黒川』、海の中の川って呼んでいるらしいんですが、それを越えるんでフェリーなんかはエンジン全速じゃないと流されちゃうって。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)ファインディング・ニモの気持ちがわかる!って言われていて。それで黒潮が間近を通ってますんで、びっくりするような魚が獲れるらしいんですね。マグロみたいなおっきなヒラマサが釣れるらしいですね。ええ。私も、あそこ寿司の店内で見事なヒラマサの魚拓を見ましたけども。びっくりしました!ただちょっと、ご主人の機嫌が悪かったんで話しかけられませんでしたけども。

(中澤有美子)(笑)

(観客)(拍手)

(安住紳一郎)結構ね、頑固なご主人なんですよね。この放送を聞いていたらたぶんね、機嫌を害するを思いますけども。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)八丈島行きの飛行機に乗りますと、飛行機の中でいちばんはしゃいでいる人は誰か、みなさんお気づきになりました?羽田から50分ほどで八丈島には着きますけども。八丈島行きの飛行機の中でいちばんはしゃいでいるのは小学生でも中学生でもありませんね。釣り客ですね。やっぱり釣り客の人は、ここは憧れの島のようですね。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)40、50、60の立派なおじさんがキャッキャキャッキャ騒いでますからね。ええ。そして島でレンタカーを借りようとすると、車に匂いがつくので、『釣りで来ました』ってきちんと申告をしないと罰金を取られるんです。釣り客には、ある程度匂いの染み付いた車が配車されます。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)私、島の紹介、間違ってますか?

(観客)(笑)

(安住紳一郎)そして八丈島、温泉も有名ですね。温泉好きにも一目置かれている島ということがありまして。島内、島の中には7つの温泉があると言われておりますけども。ふれあいの湯、やすらぎの湯、きらめきの湯、みはらしの湯。ちょっとファジーな名前が続きますけども。

(中澤有美子)ええ、ええ。四文字。ひらがな。

(安住紳一郎)なかなか地元の人でも混乱するという話になっていますけども。いろいろな温泉がありまして。この温泉を目当てに来るというお客さんも多いようですね。私も一度お邪魔しましたけれども、島の南側の末吉地区ですか?末吉小学校の角を右の方に曲がりますと、灯台がありまして。その先に、みはらしの湯というものがありますけども。本当に眺望素晴らしく、太平洋の彼方に青ヶ島。青く見えるから青ヶ島っていうらしいんですけどね。

(中澤有美子)ええ、ええ。

(安住紳一郎)青ヶ島がありまして。本当に、恥ずかしいぐらいの露天風呂。

(中澤有美子)(笑)。全開ですね。

(安住紳一郎)全開っていうか、個人情報まるでなし!みたいな。それでなんか、控室の方にはサインなんかがいっぱい貼ってありましてね。あ、結構いろんな方が来られてるのかな?ってよくよく見てみますと、『第十八大洋船団一同』とかね。そういうなんか、乗組員の人たちがこう、来て。疲れを癒やすみたいな。

(中澤有美子)ああー。

(安住紳一郎)私の同僚のものもありまして。小林豊、私の同僚にいるんですが。私の8才年長のアナウンサーなんですけども。ちょうど昨日夜、赤坂で小林豊と廊下ですれ違いまして。『私、明日八丈島に行くんですよ。みはらしの湯、小林さんも行かれてるようですね』って言いましたら、『お前、行ったことあるもなにもないよ!あのへんの、末吉は全員俺の親戚だよ!』って言うんですよ。

(中澤有美子)そうなんですねー。

(安住紳一郎)小林さんも私と同じで嘘の多い人間なので、話1/3で聞かなくちゃなりませんけども。でも、よくよく聞きますと、小林豊のおばあさんがどうやら末吉地区の生まれで。オキナガさんっていう名前で。『オキナガボデーも親戚だ』なんて言ってましたけどね。『へー』としか言いようがありませんけども。まったくのデタラメではないようですね。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)それから、玉石垣ですか。

(中澤有美子)玉石垣。

(安住紳一郎)中澤さんもご覧になったと思いますが。

(中澤有美子)ええ。キレイに積まれていましたね。大きな、丸い、滑らかな石が。

(安住紳一郎)本当に碁石を大きくしたような、あれですね。キレイな、楕円の丸っていうんですか?そういう石を積み上げた石垣がそれぞれの地区に残っている。

(中澤有美子)どんな大変だっただろう?って思いますね。あんなに積み上げて。長い距離を。

(安住紳一郎)そうですよね。一説によりますと、八丈島の流人がおにぎり1個と玉石垣3つを運ぶのとを交換に石垣を積んだという話が流布されているようですけれども。資料館の館長に聞きますと、『それは、後世の人がそっちの方が面白いからそうしたんじゃないか?』っていう話でございまして。島の人たちが地道に積んだというのが正しい話のようでございますけれども。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)でもこう、町の辻々、道々にちょっとね、やっぱり東京都内に比べますと、色の濃い緑。そしてハイビスカスの花が咲いていたりとかですね。南国の島だなという感じがします。

(中澤有美子)本当に。

(安住紳一郎)今日は東京都心の方は気温が12度ということですけれども。ここ八丈は19度ですか。常春の島という言葉に納得いたします。

(中澤有美子)そうですね。会場はいま、窓を取っ払って外とつながっている状態でやっていますけども。本当に快適な気候ですよね。

(安住紳一郎)本当ですね。日差しが眩しいですね。ええ。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)後ろから2人、ゆっくりと歩いてきてますけども。始まってますよ。いいんですか?

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)ねえ。あんまり興味ないのかな?『なんか人、集まってるなー?という感じでこちらの方に来てますけどもね』。

(中澤有美子)『お祭りかな?』っていう。はい(笑)。

(安住紳一郎)ねえ。まったく、歩くスピードあげませんね。

(観客)(笑)

(中澤有美子)楽しそう(笑)。

(安住紳一郎)玉石垣は私、驚きましたね。本当にあれは見事なものですね。あと、裏見ヶ滝っていう観光名所があるんですけども。そこに行きますと、そこに為朝神社ですか。坂の急配に拵えられた神社がありまして。びっくりですね。さすが、玉石垣愛っていうんですか?その神社の境内の石段が玉石垣なんですよ。登りにくいったらありゃしない!パチンコ玉の上を歩いているみたいな。足首やっちゃうぞ!みたいな感じですけども。見るとやっぱり美しいですね。こう、曲線がこう、カーブ、カーブで。波乗り型のような感じで。

(中澤有美子)ねえ。苔がまたね、正面について。本当にしっとりした感じがします。

(安住紳一郎)湿度が高いので、キノコと苔がよく生える島とも言われてますけどもね。

(中澤有美子)うん。シダ植物と。はい。

(安住紳一郎)さて、島外からお越しという方、いらっしゃいますか?あー、結構多いですね。

(中澤有美子)ありがとうございます。はい。

(安住紳一郎)館山市のハッピを着てる方は手を挙げなくても館山市だってわかりますね(笑)。

(中澤有美子)目立ちますねー(笑)。黄色いハッピで。ありがとうございます。

(安住紳一郎)島外から来た方は、町を散策してお気づきになったこと、多々あると思いますけども。これに気づいた方はいらっしゃいますでしょうか?全国展開。いわゆる広範囲で展開しているチェーン店が、まずないですね。ええ。あるのは、100円ショップのCan Doぐらいですか?

(中澤有美子)Can Do、あります。ねえ。

(安住紳一郎)ありますね。私にとってはとても新鮮で。最近はもう、全国どこに行っても同じような町並みが広がる中で、これはちょっときらめくばかりの個性ですよね。

(中澤有美子)そうですね。みんな風景、似てきちゃってますからね。

(安住紳一郎)なので、八丈の人はなんか、とても有名なドーナツとか、あのハンバーガーが食べたいとか・・・ええ。あのコンビニエンスストアのドアをくぐると、あの音がするんだろう?みたいな。そういう憧れがあるそうですけども。逆にね、私たちからすると、なんか見るもの見るものが新鮮で。お店の名前も私、パパパッと見ただけでも、ものすごいインパクトがありますね。

(中澤有美子)うん。

(安住紳一郎)どうやら八丈島はフルネームで名乗るのが礼儀のようですね。『伊勢崎富次郎商店』とかね。

(中澤有美子)そうそうそう(笑)。

(観客)(拍手)

(安住紳一郎)『浅沼周蔵商店』とか。『小宮山久男商店』とか。こう、フルネームで名乗るのが基本みたいですね。ええ。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)PL法も真っ青!っていうね。ええ。商いに対する責任は無限で私が取ります!みたいな。そういう覚悟の勇ましさみたいなものをね、感じましたね。

(中澤有美子)たしかに。はい。

(安住紳一郎)それから、一方こう、島の豊かな発想力。柔軟さにもちょっと驚いたなと思いますけども。私たちがいかに型にはまった人間なのか?そう、自戒の念を込めて、自分を叱咤してしまうような八丈島の店名がたくさんありますね。お気づきの方はいらっしゃいますか?見てないですか?私はもう、空港からここに来る間にも、6回ぐらい声を上げてしまいましたよ!

(中澤有美子)えー?

(安住紳一郎)ラーメン屋さんがありましたね。ラーメン屋さん。『ラーメン 酒池肉林』。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)驚きましたよ!いったい何ラーメンが売りなのかすらわからない!

(中澤有美子)すごそう(笑)。

(安住紳一郎)『スーパー ドルチェ・ナカムラ』。

(中澤有美子)ドルチェ(笑)。

(安住紳一郎)んっ?おっ!?とね。おしゃれな感じが伝わってきます。ええ。『コンビニエンスストア ブーランジェリー』。んんっ?下着が充実してるのかな?みたいな。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)あと、すぐそこにありますから帰りに見てくださいね。スナックが結構あるんですけども。スナックの名前が秀逸でした。『スナック まさかり』。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)どんなママがいるんだろう?あとは、『ピザ 浜源』。『ハッピー食堂』。もうひとつ、付け加えておきましょうね。『ビューティーヤスヨ』。うーん。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)いやいやいや・・・

(観客)(拍手)

(安住紳一郎)全部発表したい質なので。八丈島の良さをお伝えするには、まだまだ時間が足りないようでございます。ぜひ一度、直接足を運んで楽しんでいただきたいと考えております。

<書き起こしおわり>

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