安住紳一郎さんが2020年11月15日放送のTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』の中でTMネットワーク『Get Wild』に合わせて退勤する『Get Wild』退勤と梅沢富美男『夢芝居』に合わせてメイクする『夢芝居』メイクについて話していました。
(安住紳一郎)大田区の48歳女性の方、ありがとうございます。「私の気分が上がる時。私は年に1度、胃のレントゲン検査の時、気分が上がります」。へー、そう? 普通はちょっとね、憂鬱になるけれども。「……10年以上前、初めて検査を受けたときはあまりに過酷な内容にショックを受けたものです。発泡剤もバリウムも美味しくないし。技師さんの指示は厳しいし。検査台は信じられないような角度で傾斜するし。そこで私は自らを『プロの踊り子』と思い込むことにしました。検査台は舞台なのです。技師は舞台監督なのです。舞うのはもちろんコンテンポラリーダンスです。
プロの踊り子だから発泡剤もバリウムもまずいなんて言っていられません。げっぷなんて言語道断。『素早く2回、回って。もっと早く!』。熱血舞台監督の厳しい指導にもしっかり応えてみせます。決して『私、こんな舞台じゃ踊れません』なんて投げ出したりしません。だって私はプロだから。毎年健康診断の日が近づくと『今年こそ素晴らしい踊りを舞って監督をあっと言わせてやるわ』と鼻息を荒くしています。そして終演後は同じく踊り子を自称する友人と『今年の舞台監督は指示が分かりにくいわね』などと愚痴を言い合ったりしています」。48歳、女性の方。
(中澤有美子)フフフ、上手!
(安住紳一郎)「リクエストは井上陽水さん『ダンスはうまく踊れない』」。もうね、みんな最近リクエスト曲を下げに持ってきてる人がいるけども。
(中澤有美子)素敵!(笑)。
(安住紳一郎)うん、面白い。48歳の女性の方。こんなユーモアを持っていらっしゃるなんてね。自分はプロの踊り子と思い込んで、うん。そうね。検査技師さんは舞台監督で検査台が舞台だということでね。指示に従ってすぐ、すばやくね。
(中澤有美子)ひねったり、傾けたり。へー!
(安住紳一郎)「上半身をもう少し前に出せますか?」「こうですね」なんて(笑)。「動かないで」「わかりました」「息を止めて」「わかりました」「我慢してください。つらいですよね」「大丈夫です」っていう。コンテンポラリーダンス、いいですね。現代芸術。うん。「Danse Contemporaine」っていうやつですかね。前にね、『Get Wild』退勤っていうの、ありましたもんね。
(中澤有美子)ありましたね!
『Get Wild』退勤
(安住紳一郎)『Get Wild』っていうTMネットワークの曲に合わせて会社を退勤するとなんかすごくデカい仕事をやり遂げたみたいな気分になるっていうことですね。それに近い感じ、ありますよね。
(中澤有美子)そうですね!
(安住紳一郎)「Get wild and tough 一人では♪」って言いながらグワーッと帰るわけでしょう? 地下鉄の入り口の方に向かうっていうね。ありますね。
(中澤有美子)「やってやった!」っていうね(笑)。
(安住紳一郎)あと、先々週だったかな? 誰かが梅沢富美男さんの『夢芝居』に乗せて朝、化粧をするとすごい気持ちが上がるって聞いたね、うん(笑)。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! なるほどね!
(安住紳一郎)うん。「おーとことおんなー♪」って言いながら紅を引く感じでしょう?
(中澤有美子)そうですね!(笑)。
(安住紳一郎)「稽古不足を幕は待たない~♪」って。
(中澤有美子)私もやろう!
(安住紳一郎)「恋はいつでも~初舞台~♪ じゃあ、お母さん、行ってくるよ!」って(笑)。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! 「今日も演じてくるよ!」って(笑)。
(安住紳一郎)うんうん。「今日もやってくるよ!」なんてね。「いってらっしゃーい! 今日もきれいよー!」なんて。
(中澤有美子)「よっ!」って(笑)。
梅沢富美男『夢芝居』でメイク
(安住紳一郎)フフフ、私、ちょっと1週休んだんですけども。放送、こんな感じでしたっけ?
(中澤有美子)こんな感じです。ええ。よかったです。
(安住紳一郎)そうですか。ふーん。
(中澤有美子)戻ってきた(笑)。
(安住紳一郎)戻ってきた。うん。誰かが喜んでくれているなら、いいわ(笑)。
<書き起こしおわり>