ゆっきゅんさんが2021年9月21日放送のSHOWROOM『豪の部屋』に出演。氷川きよしさんの衣装展で出会った氷川きよしさんのファンについて話していました。
(吉田豪)(コメントを読む)「最近の氷川きよしの楽曲やスタンスについてゆっきゅんはどう思いますか?」。
(ゆっきゅん)素晴らしいと思いますよ。氷川きよしさんの衣装展っていうのが今年のはじめぐらいにやっていて。それに行ったんですけど。その衣装を作っている人が今、あゆと同じ人だったりとか。あと、やっぱりデヴィッド・ボウイとかそのへんをかなり参考にして作っていると思うんですよ。で、行ってみたら基本的にはおばあちゃんたち。おばさん以上、おばあちゃんたちみたいな。
で、見た目だけですけど、男性で来ているのは介護をしている人ぐらい。若いおしゃれな男の子なんて1人もいなくて。「おい、文化服装学院のやつら、全員これを見に来いよ! すげーぞ!」って思ったんですけども。で、本当に衣装が素晴らしくて。最後、見ながら泣きそうになりながら。ライブ映像も流れていて。「ああ、すごいな」って思って見ていたら話しかけられて。おばあちゃんに。「きよしくん、好きなの?」って。
(吉田豪)フフフ(笑)。
「きよしくん、好きなの?」と声をかけられる
(ゆっきゅん)「あなた、きよしくん、好きなの?」って話しかけられて。おばさま方が3人だったんですよ。で、友達でもなんでもなくて。その場にいた人みたいな。なんかね、わからない。一定のなにかを超えると、人の交流の仕方ってそうなるのか、よくわからないんですけども。で、それは割と出口に近いところで話しかけられたんですけども。序盤のところでも「昨日の『のど自慢』の男の子、見た?」って行っていた人がいて。なんの知り合いでもない人が「見た、見た」って話していて。「えっ、この場所は、なんだ?」みたいな。「きーちゃんのファンダム、どうなっている?」みたいな。
(吉田豪)確実に全員、話が通じますからね。
(ゆっきゅん)そうそう(笑)。しかもその日がたぶん毎年やっているライブの一部と二部の間とかだったんで。その合間で来ている人ばっかりっていう感じですよね。そういう感じもあって話しかけられて。で、3人のうちの1人はもう20年。デビューした時から見に行っている人。で、最近、たぶん『限界突破×サバイバー』とかから好きになった人がいて。あともう1人。で、その日のライブにも行っていて。で、その人が「ライブは行ったりするの?」「いえ、行ったことがなくて。行ってみたいんですけど」「絶対に見た方がいいよ!」って言われて。で、話を聞いてみたら、その人はずっと「きよしくん、きよしくん」って呼んでいるんですよ。
もうたぶん70、80歳ぐらいじゃないかな? 「きよしくん、きよしくん」って言っていて、思い出を話してくれて。握手会かなにかの終わり……だからもう本当に強いファンというか、通い続けているファンが集まっているところでみんなで円になって。で、きよしくんが「これからはきーちゃんって呼んでください」って言ったという日があったんですって。それで衝撃を受けて。で、まだそのおばあちゃんはきよしくんがきーちゃんになったことを受け入れられていないんですよ。だから自分の中ではずっと「きよしくん」なんだっていう話をしてくれて。
(吉田豪)デビュー当時のキラキラしたきよしくん。
(ゆっきゅん)そうそう。なんか、その話をしてくれたのもすごいよかったし。あと、なんか「新曲の歌詞のこの部分がよくない」とか言っていて。だから「現役だな!」って思ったんです。そんな、当たり前なんですけども。でも、20年以上氷川きよしさんを応援してきたおばあちゃんが現役で氷川きよしさんに心を動かしまくっている感じ。「この曲のこの部分の歌詞はね、よくないけど。でもあとはいい」とか。そういうのをいろいろと言っていて、その感じがすごいいいなって思って。
(吉田豪)ヲタは本当にいくつになっても変わらないんだなって。
(ゆっきゅん)そう。思って。面白かったですね。という感じです。
ヲタはいくつになっても変わらない
(吉田豪)最近の氷川きよしがダメなわけがないですよ。そんなの。ビジュアルも言動も素晴らしいの一言ですよ。
(ゆっきゅん)最高ですね。うん。『You are you』。たしか大黒摩季さんの曲なんですよね。
(中略)
(吉田豪)(コメントを読む)「『証言きよしヲタ』が待ち望まれる」「ずっと現役って素晴らしい」。そうなんですよ。70、80の現役感っていいんですよっていうのが僕は今日、徳光和夫さんの「現役で今が一番ギャンブルがヤバい」っていう話を聞いてきて……。
(中略)
(吉田豪)(コメントを読む)「ゆっきゅんさんの話し声、とても心地よい」。
(ゆっきゅん)ありがとうございます。
(吉田豪)(コメントを読む)「あれで今までのファンが離れないのがすごい」。そうなんですよね。ちゃんとファンの期待に応える活動をやってきたから、ああいうことをやっても大丈夫なんですよね。
(ゆっきゅん)あと、歌が上手いからじゃないですかね。なんか、そこの説得力だと思うんですよね。世間の受け入れ方……元々すごく応援していたファンだけじゃなくて、世間の受け入れ方としてああいう、今みたいな感じで出てきても好意的に受け止められるのは、歌が上手いからだと思うんですよね。だから歌が上手くなくてもそういう反応であってほしいけど。そう思っていますね、私は。
(中略)
(吉田豪)(コメントを読む)「年配のファンは『新しいファンやきよしさんがよいなら』って感じみたい」。そうなんですよね。Twitterかなんかで見ましたよ。全てをちゃんと受け入れているっていう。
<書き起こしおわり>