渡辺志保 City Girls『JT First Day Out』を語る

渡辺志保 City Girls『JT First Day Out』を語る INSIDE OUT

渡辺志保さんがblock.fm『INSIDE OUT』の中でCity Girls『JT First Day Out』を紹介していました。

(渡辺志保)というわけで、ここでオープニングチェーンを。ガラッと雰囲気が変わって申し訳ないっていう感じなんですけども。1曲目は今日、これにしようって先週から決めてましたので。1週間前からね。お届けしたいと思いますが。世界中を席巻しているマイアミ出身の2人組の女性ラップグループといえば、シティガールズの他に誰もおりません! そのシティガールズ、ヤング・マイアミとJTの2人組なんですけども。JTが約1年間のお勤めを経て、シャバに戻ってきたという。で、最近っていうわけではないですけども、だいたい出所1日目にですね、ラッパーのみなさんがだいたい『First Day Out(出所1日目)』っていうタイトルの曲を出すのがちょっとトレンドみたいになってまして。

(DJ YANATAKE)これ、すごいことだよね(笑)。

(渡辺志保)すごいことですよね。で、JTもその例に漏れず、『First Day Out』っていうシングルをね、出所当日にリリースしたと。で、私もリリース自体すごい胸アツだったんだけど、この曲を私が発見した時、Spotifyさんのプレイリストを見てまして。で、『Off The Strength』っていうプレイリストがあるのね。Spotifyの公式プレイリストで。で、いまはそのカバー、ジャケットがキャッシュ・ドールの写真になってるんだけど、この『Off The Strength』っていうプレイリストの1曲目にこのJTの『First Day Out』が入っていて。「ああっ! つ、強い!」って思って(笑)。

(DJ YANATAKE)嬉しそうに……(笑)。

(渡辺志保)で、「JTの強さをわけてもらおう!」って思って速攻聞いたよね、みたいな感じです。でもこの『First Day Out』がリリースされて3日後ぐらいには1曲目からそのプレイリストの10曲目、12曲目ぐらいまで下がっちゃってたから。やっぱりリリースしてね、「出所、おめでとう!」の気持ちをリアルなタイミングでSpotifyもお祝いしたんだろうなという風に思ってます。で、昨年ですね、ドレイクが『In My Feelings』っていう曲でシティガールズの声をサンプリングしまして。で、まあフィーチャリングという形ですね。声をサンプリングして、それでシティガールズがまた人気がブワーッと世界規模になったんだけど。

なんとJTはその翌日に逮捕されてしまって。その『In My Feelings』の恩恵を全然受けないままプリズン(刑務所)に入ってしまったんですね。なのでこの曲の中でもその『In My Feelings』の一節を自分で引用してラップしているし。「『In My Feelings』がドロップされた日に私はプリズン(刑務所)にいて、めっちゃいろんなこと考えたんだよね。マジで」みたいなことをラップしていたりとか。

あとは「『SHU』にいるみんなに祈りを捧げます(Sendin’ prayers to my people sittin’ in the SHU)」っていうラインがちょっと最初の方にあるんですけど。この「SHU」っていうのも私が『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』っていうNetflixのドラマで習得した単語なんですが。独房のことを「SHU」っていうんですよね。で、なんの略かな?ってずっと思っていたんですけども、「Security Housing Units」。その頭文字を取って「SHU」っていう風に言うんですけど。なんかそういうのもリアルだなと思いまして。

で、去年から今年にかけてシティガールズ、ヤング・マイアミが1人でがんばってましたけども。それでもあれだけね、『Twerk』とか『Act Up』とかのヒットシングルも多かったし。なんせ、客演仕事も非常に多かったので、この2人体制に戻ったシティガールズが今後、どれだけ世界を席巻するか。非常に楽しみです。というわけで、聞いていただきましょう。シティガールズで『JT First Day Out』。

City Girls『JT First Day Out』

(渡辺志保)お届けしましたのはシティガールズで『JT First Day Out』でした。シティガールズの2人といえば、QC(クオリティ・コントロール)が作ってるショートドキュメンタリーフィルムがYouTubeで見れるんだけど。なんとそのパート2もいま、製作中ということで。非常に楽しみでございます。

<書き起こしおわり>

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