ピエール瀧 高1の夏に石野卓球の家で受けた衝撃を語る

ピエール瀧 高1の夏に石野卓球の家で受けた衝撃を語る たまむすび

ピエール瀧さんがTBSラジオ『たまむすび』金曜日に出演。玉袋筋太郎さんと、高校1年生の夏に初めて訪れた石野卓球さんの家で聞いたNew Order『Blue Monday』に衝撃を受けた話をしていました。

(玉袋筋太郎)高校1年の夏、卓球の家で聞いたNew Orderの『Blue Monday』に衝撃を受けたと。野球少年って、高校野球は?

(ピエール瀧)そう。だから高校に入って、野球部に入って。そうなると、いろんな中学からさ、いろんなやつが集まってくるじゃない。で、集まってくると、お前、どういうやつ?っていう話をしていくうちに、『瀧はどんな音楽が好きなの?』っていうから、当時YMOとかクラフトワークとか、そういうちょっとテクノ系の曲が好きだったのね。で、『そういうのが好きだったら、俺の友達にすげー詳しいのがいるから、今度そいつの家に遊びに行こう』ってピッチャーだったやつが誘ってくれて。

(小林悠)おー!

石野卓球との出会い

(ピエール瀧)で、16の夏に練習が終わってから卓球くんの家に行くわけですよ。で、行ったらあいつがトランクス一枚にランニングのシャツを着て。

(玉袋筋太郎)バカそうだなー(笑)。

(ピエール瀧)で、坊主頭で。

(玉袋筋太郎)卓球は部活、やってたのかね?

(ピエール瀧)あいつは一応ね・・・あ、高校になってやってなかったかな?で、家に行ったら『おう、おめーが瀧ってやつか。話は聞いてるぞ』と。で、『まずとりあえずこれを聞け』ってかけたのが、その当時出たばかりのNew Orderの『Blue Monday』っていう曲だったんですよ。で、それがまあエレクトロビートの曲で。で、YMOとクラフトワークしか知らなかったですから。『あ、こんなダンスチューンな感じで知らない曲があるんだ』って。ものすごくかっこいい曲だったのね。そのBlue Mondayが。

New Order『Blue Monday』

(小林悠)へー。

(ピエール瀧)あのバスドラの8分のキックで始まるっていうやつなんですけど。

(玉袋筋太郎)ほー!ミュージシャンだね、言うことが。

(ピエール瀧)それで、これかっこいい!ってことになって。で、卓球くんの家にはニューウェーブだったりとかそういう洋楽の、しかもマニアックなレコードがいっぱいありましたから。で、それでこいつ面白いな!ってことになって、部活が終わってから卓球くんの家に足繁く通うようになったと。

(玉袋筋太郎)じゃあ、結構裕福だったのかね?当時、そんなの買えたっていうのは。

(ピエール瀧)あ、卓球?いや、あいつは裕福なわけじゃなくて。えー、一応、大丈夫な範囲で・・・

(玉袋筋太郎)(爆笑)。大丈夫な範囲で。

(ピエール瀧)一応ね、駐車場かなんかのバイトをしてたんで。あいつ。一応バイトしてて、お金をもらって駐車場に入れるっていうのの途中の、別のルートを作ってっていうことで。

(玉袋筋太郎)(笑)。たくましいな!卓球、たくましいね。

(ピエール瀧)工夫だね!

(玉袋筋太郎)生きる術。サバイバル術。

(小林悠)16才にして(笑)。

(ピエール瀧)バイト代のもらい方を工夫して、それでレコードとか買ったりしてた。

(玉袋筋太郎)で、週5日か。じゃあ練習終わってからずっと。

(ピエール瀧)練習が当時1年生とかだと、終わった後にグラウンド整備とか片付けもあるんで。9時ぐらいに終わるんですよね。

(玉袋筋太郎)あん時の野球部だろ?高校1年とか、アイドルとか出てくるから、そっちの方に行ってるやつが多かったけどな。

(ピエール瀧)まあね。そうだね。

(玉袋筋太郎)YMOは中学ぐらいから聞いてたけどな。俺たち。

(ピエール瀧)当時、おニャン子クラブとかもあったんだけど、その時間、俺ら練習してるから。全く見てないっていう。

(玉袋筋太郎)そうだ。野球部だもん。

(ピエール瀧)それで、9時から卓球の家に遊びに行って。そこで、ニューウェーブのレコード聞いたり、サブカルのマンガを読んだりして、夜中12時ぐらいにまたチャリに乗って家に帰って。翌日は朝7時から朝練っていう。

(玉袋筋太郎)偉い!なんだろうね?それをみんな、ノーギャラでやってっからね。高校生。普通、ギャラもらいたいぐらいだよ。そのスケジュール。

『野球とニューウェーブの両立』

(ピエール瀧)だから当時はね、『野球とニューウェーブの両立』って呼んでましたけど。

(玉袋筋太郎)大したもんだね!そりゃすごいね。うん。

(小林悠)へー!じゃあ16才からずーっと続いているわけですもんね。

(ピエール瀧)関係は。そうだね。そんな続くと思わなかったけどね。

(玉袋筋太郎)すげーな!30年だぜ。俺、高校の友達なんか、つながってねーもんな。もう。

(小林悠)残念ながらね。

(ピエール瀧)でも、卓球は別の学校だったんで。要はそういうつながりって、強くなるというか。学校の友達は無理しなきゃいけないじゃん。やっぱり。毎日顔あわすから。で、そういうのがなかったのがよかったんですかね?

(玉袋筋太郎)あらー。言いますな。語りますな。ほぐしましたな。

<書き起こしおわり>

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