ピエール瀧 原付バイクで行く無目的一人旅の魅力を語る

ピエール瀧 原付バイクで行く無目的一人旅の魅力を語る 川島明 そもそもの話

ピエール瀧さんが2023年10月21日放送のTOKYO FM『川島明 そもそもの話』に出演。最近、手に入れた原付バイク・リトルカブで行く無目的で気ままなな一人旅の魅力について話していました。

(川島明)瀧さん、これからはどうするんですか?

(ピエール瀧)ゲーム?(笑)。

(川島明)いや、ゲーマーとしての瀧はもうわかりましたけど(笑)。ピエール瀧のこれから。

(ピエール瀧)これから? これから……どうしたらいいと思う?

(川島明)目標を掲げるのが、もう怖いですもんね? この人生。

(ピエール瀧)もう56だしさ。

(川島明)56だし、電気グルーヴ。もちろんこれはライフワークということでやられるでしょうから。やめる・やめないとかじゃないですもんね。

(ピエール瀧)その理由もないですからね。もうこの感じで楽しくやっていきたいなって。

(川島明)俳優もやったでしょう? で、ゲームを作ってはりますもんね。『バイトヘル2000』とかね。

(ピエール瀧)ゲームも、そうですね。あとは『The Last Guy』とか。

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(川島明)映画を作るとかは、ないですか?

(ピエール瀧)映画……まあ、自分のものを作るっていうことは面白いでしょうけど。やっぱり映画はいろんな人が関わってくるっていうのがあるじゃないですか。で、それを果たしてやり切れるのか? どうせやるんだったら、やり切らなくちゃダメだろうなとも思うし。でも、それをやり切れるかっていうと、やりきるスキルもないなっていう気はしますね。最近、だから原付を手に入れて。スーパーカブのちっちゃい版のリトルカブっていうやつを中学の同級生にもらったんですよ。「うちで余ってるリトルカブがあるから瀧、あげるよ」って言われて。

(川島明)中学の同級生に?(笑)。まだ付き合いがあるんですね?

(ピエール瀧)地元に帰って中学の同級生の連中と飲んでいたら、「瀧、うちにリトルカブあるから、あげるわ」っつって。で、「マジで!」っつって。それで静岡市から東京まで、下道で、走って。200キロぐらい、下道を。

(川島明)デカい男が(笑)。

(ピエール瀧)でっかい男がリトルカブに乗って走ってきたら、めっちゃ面白くて!

(川島明)楽しかったんですね。

(ピエール瀧)そうそう。

(川島明)たしかに原付、乗ってないな!

静岡から東京まで200キロを走る

(ピエール瀧)そうでしょう? で、原付に乗るとパタパタパタパタ走るから、そんなスピードも出ないんですけど、なんかのんびり行ける感じがあったりとか。車でね、いろんなところに行楽は行きますけど、原付っていう乗り物だとなんですかね? 気温差がわかったりとかさ。谷になっていたら「おっ、ちょっと寒くなってる!」とか。あと「ここはあったかい!」とか。

(川島明)30キロですからね。

(ピエール瀧)あと風が感じられたりとか、匂いとか。「近くに金属工場、あるな」とか。

(川島明)車じゃ感じられないことを。

(ピエール瀧)「野焼きしてる」みたいな(笑)。っていうのをやったら、楽しくて。で、1人じゃないですか。

(川島明)そうですね。

(ピエール瀧)だから、ツーリングだとみんなに気を使わなくちゃいけないから。「昼飯は無理してほうとうの店に行かなきゃいけないのか」みたいなのとかさ、面倒くさいじゃない?

(川島明)多数決を取らないけませんからね。

(ピエール瀧)っていう風になるじゃないですか。「別にバーミヤンでいいし」みたいな。っていうのでウロウロして。で、この間、それをまたやりたくなって。今度は東京から横須賀まで下りていって。横須賀で東京湾フェリーに乗ると、逆側の千葉の金谷っていうところに着くんですよ。で、金谷から南房総の先っちょの方をまた、目的地を決めずにパタパタパタパタ走っていったら、またそれもめっちゃ楽しくて!

(川島明)ああ、それをもうやったんですね?

(ピエール瀧)やっていたら、楽しくて。で、鴨川に夕方に着いたんで。それで鴨川の観光案内所で「すいません。素泊まりできるところ、紹介してください」っつって。ペンションを紹介してもらって、ペンションに素泊りして。次の日の朝、木更津の方を山の中を通ってきたりとかっていうのをやってたら、すごい楽しくて!

(川島明)誰にも気を使わんと。

(ピエール瀧)無目的に、寄り道し放題っていうのができて。だからそれをちょっとね、あちこちでやりたいんだよね(笑)。

(川島明)だからほんまに出川さんがね、番組とかでやってますけど。完全プライベートで。

(ピエール瀧)そう。だからYouTubeとか番組にすると、なんかほら……。

(川島明)もう義務になっちゃうし。

(ピエール瀧)やらなくちゃいけないことが……。

(川島明)グルメを紹介したりね。

(ピエール瀧)そうそう。寄りたくもないところに寄らなくちゃいけなかったりするじゃないですか。

(川島明)正直、「映えが」とか言われるから。

(ピエール瀧)それを無目的でやっていたら本当に楽しくて。だからそれをまた、ライフワークとしてって言ったら変ですけど。

(川島明)走りながら1人で決めるという?

(ピエール瀧)そうそう。

(川島明)めっちゃ似合いますよ。

静岡から東京まで200キロを走る

(ピエール瀧)だから「ピエール瀧としてどうする」っていうのも、その感じで行きたいって言ったら変ですけど。

(川島明)でものらりくらり来たから。

(ピエール瀧)パタパタパタパタ、目的を決めずにやっていったら、それはそれで行く先々で面白いこと起きるんですよね。やっぱり。

(川島明)結局ね、人間。

(ピエール瀧)そういう風にこれから先もやっていけたらなと思っておりますね。

<書き起こしおわり>

ピエール瀧と麒麟川島『ディアブロⅣ』を語る
ピエール瀧さんが2023年10月21日放送のTOKYO FM『川島明 そもそもの話』に出演。ゲーム好きの川島さんと『ディアブロⅣ』について話していました。
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