山里亮太さんがTBSラジオ『たまむすび』で、町山智浩さんに高校生超能力映画『クロニクル』を見た感想を語っていました。
(赤江珠緒)それでは、アメリカ流れ者。映画評論家、町山智浩さんにお話を伺いましょう。アメリカはカリフォルニア州バークレー、現地はいま、夜の11時というお時間ですが、今週もお電話がつながっています。もしもし、町山さーん!
(山里亮太)もしもーし。
(町山智浩)はい、もしもし、町山です。よろしくお願いします。
(赤江・山里)よろしくお願いします。
(山里)町山さん、町山さんが前に教えてくれた『クロニクル』、見ました。
(町山)あ、そうですか。面白かったですか?
(山里)いや、面白かったです!町山さんって、映画好きでダメなオタクが主人公の映画、めっちゃ好きですよね(笑)。
(町山)感情移入しまくりですよ、もう。僕、8ミリ少年でしたしね。
(山里)ね。ずっと8ミリ回している少年が、ひょんなことから超能力をね、ゲットしてめちゃくちゃになっていくっていう話ですけど。
(赤江)そうでしたね。
(町山)童貞ですけどね。
(赤江)あ、そうなの?
(山里)童貞が、またこじらしちゃってね。暴れるのよ・・・
(町山)ものすごいこじらしちゃってるんですよ。
(赤江)あー!そうですか。
(山里)でもなんか、見せ方がすごい、超能力の話なのに、実際に起きている話じゃないかな?って思っちゃうような。
(町山)そうなんですよ。少しずつ少しずつ超能力が強くなっていくんで、いきなりバーン!ってやんないから、すごくリアリティーがあるんですよ。
(赤江)へー!
(山里)しかも、スマホで撮ってたりとか、監視カメラで撮ったりとかのシーンがバンバン入ってくるから。
(赤江)あ、実際にあった?みたいに思えちゃうんですね。
(町山)そうそう。映画って普通、なんかそこにカメラマンがいて、いろいろな夫婦喧嘩とかを撮影してるじゃないですか。テレビでも。でも、そこにいるカメラ、ないことになってるでしょ?お芝居している間。でもこのクロニクルでは、そこにカメラが実際にあったっていうシチュエーションを作ってるんですよ。
(赤江)ふーん。
(町山)主人公が映画少年で、ビデオ撮り続けてるっていう設定があるんで。
(赤江)そうかそうか。
(町山)すごいリアルなんですよ。
(山里)で、いろんなアングルを超能力を使えるから、そのカメラを浮かしてこのアングルから撮っているっていう感じになるんで。
(町山)そうなんですよ。もうハメ撮りの時、すごい便利ですけどね。まあ、それはいいですが。
(赤江)こちら、お昼の3時ですよ・・・
(町山)ちょっと失言しましたね(笑)。
(山里)町山さん、なにがすごいって、そんなシーンないんだから。ハメ撮りのシーンなんか、ないんだから。
(町山)(笑)
(赤江)うれしそうにまたね、町山さんは。
(町山)後半、どんどんスケールが大きくなって。高校生の自主映画から、もうニュースフィルムになっていくんですよ。
(赤江)へー!
(町山)そこはすごいですから。
(山里)面白かったです。
(赤江)見よう。
(町山)東京だけの限定公開だったんですけど、最初は。すごくお客さんの入りが多いんで、拡大していくみたいですよ。
(赤江)あ、そうなんですか。
(山里)僕も映画館、1個満杯で入れなくて、隣の駅まで行ってやっと入れたって感じでしたもん。
(町山)最近山里さん、すごく映画見に行ってくれてるじゃないですか。映画館に行くと、山ちゃんに会えますね。いまね。結構。
(赤江)そんな・・・そんな頻度で出没はしてないと思います(笑)。
(山里)町山さん、あと映画館もたくさんありますので。
(赤江)もれなく山里がいるみたいな、そんなことはないと思うんですけど。
(町山)いるかもしれないからみんな映画館に行こう、みたいなノリで。
(山里)たしかに本当、いっぱい見させていただいております。ありがとうございます。
(町山)いえいえ、本当に。あの、バレないんですか?映画館行っても。
(山里)全然バレないです。みんな映画好きだから。
(町山)そうですか。もう行き放題ですね。悪いところ。
(山里)悪いところには・・・やめてください。誤解が生まれます!
(赤江)行ってるんですよ、それなりにね(笑)。
<書き起こしおわり>