石山蓮華さんとでか美ちゃんさんが2024年1月16日放送のTBSラジオ『こねくと』の中で映画『ガザ 素顔の日常』について話していました。
(石山蓮華)そしてもう1本、『ガザ 素顔の日常』という作品。ガザ地区の穏やかな、戦争が起こる前の生活を追ったドキュメンタリーも拝見しまして。すごく映像が美しくて。ガザ地区の中で暮らす人に会いに行くような映画だったんですが。やっぱり今の状況を思うと、本当に胸が苦しくて。「今、みんなどうしてるかな?」っていうのを思いますね。
(でか美ちゃん)思いますし、戦争前も別にすごく平和というわけじゃなくて。ガザに住んでる方は「また、いつ起こるかわからない」っていう覚悟を持ちながら。で、そのすごくすごく狭い家に、ものすごい数で暮らしていて。なんか、「戦争前の平和な日常を描いたものです」っていうつもりで見ると、もちろん映像はきれいなんだけれども。そもそもガザ地区っていうものが置かれてる状況。そして今の現状需要に対して、世界中で無視するのは絶対に違うだろうって思いましたね。
たくさんの子供たちが死んでいる
(町山智浩)ねえ。で、これ、映画の中で映っているのは……ガザ地区ってものすごく子供がたくさんいるところで。子沢山でね。1家族に10人とか子供がいるんですけど。この後、要するにものすごいイスラエルの攻撃があって。10月から現在までに2万人以上が死んでるんですが。そのうち、1万人以上が子供でね。で、この映画でニコニコ楽しくみんな笑って遊んでた子供たちのうち、何人かは亡くなってるんですよね。既にね。
(でか美ちゃん)そう。それをすごい思っちゃいましたね。ここに、この映画に協力してくれた人たちの中で今、生きてる人っていうのがちゃんといるのかな? みたいなのを考えると、結構……。
(町山智浩)この間、国連でね、南アフリカ政府が「ガザでイスラエルがやってることは虐殺行為なんだ」ということで、その戦闘の停止を求める決議を立ち上げたんですが、日本やアメリカはそれに対して賛成してないんですよね。まだね。
(石山蓮華)うーん……。
(町山智浩)これはみんなで止めることができることなので。日本の人たちもやっぱり、これはやめさせるべきだということで意見を国の方に上げていかないとならないなと思ってるんですけど。そういう審議も日本は国会とかの方でね、あまりやっていないんですけどね。
(でか美ちゃん)そうですよね……。
<書き起こしおわり>