宇多丸さんがTBSラジオ ウィークエンド・シャッフルで、雑誌BRUTUSの取材でディズニーランドのリニューアルされたスターツアーズに乗りまくった話をしていました。
(宇多丸)あの、いま出てるBRUTUS、マガジンハウスのBRUTUSが大人の男のためのディズニー特集みたいなそういう特集で。そこの特集のいちばんド頭に私が載っているの、みなさんご覧になりましたかね?この話、ずっとしたかったんだけど、実際にBRUTUS出るまでは黙ってようと思って言わなかったんだけど。要は『スターツアーズ』がね、ディズニーランドのスターウォーズを元にしたアトラクション、ありますよね?スターツアーズがこの度、新しくなったんですよね。完全リニューアルされて。
で、それも込みでプレスに紹介する日っていうのがあって。その日はスターツアーズ、まだ一般に公開される前に、いろんなところの取材の人にはオープンにしているっていう日が1日あって、そこに何と私、BRUTUSで呼んでいただいて。もうこれ、話聞いただけで「やるやるやるやるっ!」っていうことですよね。っていうか、何だ?映画についていろんなことをこの番組とかで言うようになって、まああれですよ。辛い思いばかりですよ。『何でこんなことやってるんだ、俺は?』と。『誰得なんだ?こんなもん!』って思ってやってる日々もありましたけど。この日だ!と。この日のためだ!と。
こういう時に、スターツアーズを一足早く・・・当然お客とかいないですから。誰もいないですよ。誰もいないところをパス持って、何回でもグルグル回っていいわけですよ。というような仕事をやるために、こういうことをやって来たんだ!(机を叩きまくる)っていうかむしろ、小学校3年生でスターウォーズ見たあの日から、俺はこの日のために!この日のために!みたいな感じでね、行って来てですね。まああの、どんな内容かはね、BRUTUS見ていただければ分かるようにはなってると思うんですが。
とにかくさ、全部で50パターンあるっていうから、『なんてことしやがんだ!?ディズニーランドよ!』と。50回ってったって、1回さ、結構オープンして並んだらさ、1時間以上・・・もっとか?いま3時間ぐらい並ぶのかな?50回乗れないじゃん!とか思ってたんですけど。いざやってみたら前半の舞台と後半の舞台が何種類かずつの組み合わせなので、50個が全部違うわけじゃないんでね。ちなみに僕は、結構酔うじゃないですか?スターツアーズは酔うんですよ。今回3Dにもなりましたし、前と同じでガクガクガクガク席が揺れるから。結構酔うんですけども、はっきり言って吐き気に耐えながら8回!8回行って来ましたけど。
何で8回行ったかっていうと、ひと通り舞台は・・・組み合わせは全部見るのは無理だけど、ひと通り出てくる舞台は全部行きたいと。で、何度も何度もやってたんだけど、どうしても氷の惑星ホスが出てこないんですよ。で、ホスでAT-ATが出てくるはずだし、そういう場面がある。それをグルッとワイヤーで巻いて倒すとかそういう場面があるはずだと。なのにホスが出てこない。とかね、合間合間で『反乱軍の諸君!』って言って、使命を帯びるんだけど。それでレイアが出てきたりヨーダが出てきたりするんだけど、『またアクバーかよ!?』みたいな。アクバー提督、分かる?ちょっとガチャガチャ要素があったりしてね。
とか、最初に飛び立つ瞬間に呼び止められるんだけど。帝国軍に。その呼び止めるのが運がいいとダース・ベイダーだったりするっていう。僕、最初の1回がダース・ベイダーだったんだけど、それ以降ダース・ベイダー、1回も当たんなかったですね。みたいのがあって。ホスが出るまで!ホスが出るまで!ってやって8回やっちゃった。そうこう見てるうちに、飛び立つ場面でダース・ベイダーが出てくるバージョンだと出てこないんだけど、他のバージョンだと自分の乗っている宇宙船の前に・・・ちなみに自分たちが乗っている宇宙船、今回はC-3POがちゃんと運転席にいますから。いままで関係ないロボットだったじゃないですか。C-3POが前にいて。
自分が乗っている宇宙船の前にドックがあって。宇宙船の。で、ミレニアム・ファルコンがあるわけ。何回も乗っているうちに、その細かいディテールが見えてきて、そのミレニアム・ファルコンの出入り口みたいなところでよく見るとハン・ソロがストーム・トルーパー相手に言い訳みたいなことしてるかと思ったら、バンッ!って撃ってワーッ!って飛び立つみたいな、そういう演出もあったりしてね。これはいいですよね。ということで、まあ自慢ですね。俺は8回連続で乗れたという件の自慢でございました。
<書き起こしおわり>