大島育宙さんが2026年8月17日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション2』の中で「普通じゃない宇多丸の映画批評3選」と題し、これまでの宇多丸さんの映画評の中から印象深かったものを3つ、選んで紹介。リボルバー・リリー』評の中にポロっと入っていた宇多丸さんのガチの本音について話していました。
(大島育宙)そして第1位は『リボルバー・リリー』。
(宇多丸)ああ、最近ですね。これもね。
(大島育宙)2023年8月25日オンエアー。「ガチ本音ポロリ型」っていうのがあって。
(宇多丸)ええっ!?
(大島育宙)これはね、僕、詳しく宇多丸さんに特集でもやっていただきたいなと思うテーマなんですけど。サラッとね、「ガンアクションをやるなら実弾訓練を絶対にやるべきだと思います」っていうのをおっしゃっていて。「それ、結構ムズいけどな」って思ったんです。
(宇多丸)いやいや、別にそんな……バリだのなんだのに行ってやりゃいいんですよ、そんなの。
(大島育宙)そうなんですけど。その、求める志の高さが……その映画が本当に実弾訓練をやるわけないじゃないですかっていう。
(宇多丸)そうかな?
(大島育宙)っていうところまで思って。すごいハードルの高いことをサラッと、本当にそのジャンルの怖さも含めて愛しているからこそ出てくるところだなと思って。これはね、僕はすごい忘れられない評で。で、その日本映画におけるガンアクションの実弾訓練が必要かどうか?っていうことの議論とかも全然進んでいないと思うんですよね。だから、これはなんか宇多丸さんがサラッと言うんじゃなくてもっと強く、ちゃんと広い場所で言っていただけると。本当に世の中、誰も気づいてないというか。日本映画のガンアクションのレベルが上がってないので「低いままでいい」と思ってるというか。っていうところがあると思うので、これは本当に世直しをしてほしい。サラッと言うんじゃなくて、本当に世直しをしてほしいと思っていて。
(宇多丸)いやいや、僕が? でもな、そうか。まあ、たしかに。でもずっと思ってきてることでありますね。
(大島育宙)ところどころでおっしゃってることではあると思うんですけども。なんかこう、もっと専門家とか実態の話とかもすり合わせてみると「なぜできないのか?」っていうそのハードルとか、きっとわかってくるというか。
(宇多丸)もちろんね。そうだよね。事情もあるでしょうからね。たしかにね。
(大島育宙)という風に思うんですけれども。「『リボルバー・リリー』にそれを言うのはちょっと酷だろう」って僕は思ったんですけど。
(宇多丸)いや、でも『リボルバー・リリー』、だって銃の名前がタイトルなんだよ?
(大島育宙)ああ、そうか! 「リボルバーって言ってるのに……」っていうことですよね?
(宇多丸)しかもその銃のチョイスとかはなかなかいい線いってるんですよ。
(大島育宙)これ、火をつけちゃったな……(笑)。
(宇多丸)26式とか使っていて、なかなかいい線いってるんですよ。
(大島育宙)ああ、「いい線いってるからこそ」というところもあって。
(宇多丸)そうなんですよ。
(大島育宙)そういう、実は全体で強く言ってるところっていうのはまあご自身たちもそれぞれ、宇多丸さんだけじゃなくてレビュアーはみんな、武装してるから。ある種、コーティングできている、セルフプロデュースできている部分だと思うんですけど。言葉の端々に出てくるところ。で、特にあの話芸だからこそ、「時間があるから言っちゃおうかな」っていうのでサラッと言ってるところとかに本当にいいところがあるっていう。
(宇多丸)本当にいいところとか、僕は「ああ、一言多かった!」って後で反省してる瞬間もあったりとか、全然しますけどね。
(大島育宙)その観点で何百個も聞き直したんで。もう今週、めちゃくちゃ大変でしたけど。
(宇多丸)お恥ずかしい限りです。ありがとうございます。
(大島育宙)いやいやいや。いろんな側面があるなという。感想に対する捉え方にもまた、それぞれの感想があるという話でございます。
(宇多丸)はい。ありがとうございました。立体的になりました。



『ジョン・ウィック』などガチの作品が当たり前のように存在する状況下では、ガンアクション映画をやるなら最低限、実弾訓練が必要というのは本当におっしゃる通りですよね。ガンマニアの宇多丸さんが言うんだから間違いない!
