日比麻音子さんが2023年9月6日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中でBS-TBSの人気番組『おんな酒場放浪記』にレギュラー出演することが決定したことについてトーク。リスナーからの祝福メールを紹介しながら、宇多丸さんとその喜びを話していました。
(宇多丸)はい。水曜日です。日比さん、よろしくお願いします。
(日比麻音子)はい、6時です。よろしくお願いします。
(宇多丸)今日はですね、もうまずはリスナーの皆さんから寿ぎのメールがドカドカと届いておりまして。
(日比麻音子)嬉しい!
(宇多丸)お祝いメールでございます。ちょっと代表してして読ませていただきます。「本日、行われたBS-TBSの改編説明会で人気番組『おんな酒場放浪記』に10月からアトロク水曜パートナーでもあるTBSアナウンサー、日比麻音子さんがレギュラー出演されることが発表されました」。イエーイ!
(日比麻音子)ありがとうございます!
(宇多丸)裏ピース(笑)。「前回、スペシャル版に出た時大きな反響があったことがレギュラー抜擢の決め手になったとのこと。アトロクでも数々の飲酒シーンを披露し、我々リスナーを楽しませてくれた日比さんのバキ酔い姿が定期的にテレビ画面で見られるのは嬉しいです。大阪に住む私の願いとしては、レギュラーではぜひ東京やその近辺だけでなく、地方への出張なども……」。もうこれ、望むところですか?
(日比麻音子)行きたい!
(宇多丸)「それでは皆さん、お体にお気をつけて。アトロク1の残り1ヶ月と、アトロク2でも楽しい放送を私たちに聞かせてください」ということでございます。ありがとうございます。
(日比麻音子)ありがとうございます!
(宇多丸)とか、多くの方からドカドカといただいているという。
(日比麻音子)反響を頂戴しまして、本当に嬉しいです。
(宇多丸)改めまして『おんな酒場放浪記』。人気番組でございます。
(日比麻音子)ありがとうございます。
(宇多丸)というか、BS-TBSはとにかく酒番組が多すぎる!
(日比麻音子)草分け的存在ということでね(笑)。
(宇多丸)「草分け」(笑)。前回も……あれは4月だっけ?
(日比麻音子)はい。4月の「よいの日」ですね。
(宇多丸)よいの日にやったやつで。「こんなに酒飲む番組、やってんの!?」みたいな(笑)。
(日比麻音子)玉さんが現場を回してくださって。
(宇多丸)『町中華で飲ろうぜ』はその中の代表格でございますが。
(日比麻音子)本当にそうです。
(宇多丸)その時、ちょっとスペシャルゲスト的な感じで出たんですかね?
『おんな酒場放浪記』よいの日スペシャルにゲスト的に出演
「おんな酒場放浪記」の日比麻音子ちゃんは4Kで貼っておこう#日比麻音子 pic.twitter.com/mSDuIsimCa
— テク憧 (@techdou) April 2, 2023
(日比麻音子)あの時は「1回」っていうことで。「スペシャルなんで」ということで。私がずっと「いつか出たいな」なんて言っていた中で、デビューをさせていただいて。
(宇多丸)だってずっと、最初から言っていたんでしょう? 結構。
(日比麻音子)そうなんですよね。やっぱり入社して。「TBSだし……」みたいな感じで。
(宇多丸)で、お酒も好きだし。やりたい仕事として、『おんな酒場放浪記』を。
(日比麻音子)そうなんです。ただ当時はやっぱりね、私の嫌いな言葉をあえて使います。いわゆる「女子アナ」が「お酒が好き」って言うとか、酔っ払って番組をやるとか。「そういうのってどうなんですか?」みたいなご意見は正直、多かったです。
(宇多丸)そうなんですか? 社内において?
(日比麻音子)いやいや。
(宇多丸)ああ、世間の?
(日比麻音子)「どうせ港区で飲んでいるんでしょう?」みたいな。
(宇多丸)港区女子的なイメージ。
(日比麻音子)みたいな感じ。でも、本当に好きなんです!
(宇多丸)そりゃそうですよね。
(日比麻音子)本当にビールが好きで、酒場が好きなんです!
(宇多丸)それで本当にいろんな酒場……居酒屋もそうだし、街の。
(日比麻音子)本当に。そういう下心とか、ずるい気持ちで飲むわけがないんです。
(宇多丸)そうなんです。「なめんな!」と。
(日比麻音子)「なめんな!」と。でも、やっぱりその言葉の力なのか、イメージなのか……だから「お酒、好きです」って本当に言いづらかった。
(宇多丸)そうか。それはおかしな話ですね。
(日比麻音子)ただ! ここがあるじゃないかと。
(宇多丸)どこ?
(日比麻音子)アフター6ジャンクション!
(宇多丸)ああ、実家でございますね。実家なんて、そんなのは酒飲み放題ですから。
(日比麻音子)ねえ。本当に。実家では「お酒が好きなんだ」ってことを言っていいんだって。そこで受け入れてもらったっていうのが『おんな酒場放浪記』までたどり着く、大きな大きなステップだったと思うので。本当にアトロクなくして……ですよ。
(宇多丸)でもお酒周りの、当然そのお仕事としてのね、お酒のこういう広告がらみであるとか。で、こちらも面白いこと考えたりとか。そういうのもあるから。全然、そんないいことっていうか。そんな感じはするけれども。
(日比麻音子)ちゃんと「飲酒はカルチャーである」っていう私のね、迷言というか……(笑)。
(宇多丸)いやいや、名言ですよ。
(日比麻音子)本当に番組を通して私は「誠実に酒場と向き合っていきたいんだ」っていう気持ちがようやく……。
(宇多丸)「こっちは本気で飲んでるんだ!」っていうね。
(日比麻音子)それが伝わったということで、リスナーの皆さんがこんなに「おめでとう!」って言ってくださるのは本当に嬉しい限りです。
(宇多丸)でも、そういう意味ではなんていうのかな? いわゆる女子アナイメージで「どうか?」なんて言われてた時代……非常に前時代的な考え方だと思うけど。それが今やね、「度数の山本、量の日比、時間の佐々木」っていうね(笑)。「時間の佐々木」って一番迷惑じゃないか。佐々木舞音さんね(笑)。
(日比麻音子)ねえ。彼女は本当にタフなのよ(笑)。
(宇多丸)みたいなことを言って、それがすごいチャームになるっていうのはすごいいいことだと思います。
(日比麻音子)でも、それを思いますと外山先輩がね、町中華とか玉さんのね、あそこでちゃんと土壌を築いてくださったりとか。いろんな系譜があるわけで。
(宇多丸)たしかに。外山パイセンはその「自由な系譜」っていうのを切り開いてますよね。そりゃそうだわ。
外山惠理パイセンが切り開いてくれた道
(日比麻音子)ようやく時が、なんだか来たんじゃないかな、みたいな気持ちで。今日はすごく、こうやって「おめでとう」って言ってたいただけて嬉しいなと思っております。
(宇多丸)一方で日比さんがね、だからもちろんNスタもそうだし。バラエティのあれもそうだし。いろんな仕事をちゃんとやってる上で。だから、もういろいろ証明してるんだからっていうこともありますからね。これはね。
(日比麻音子)そうですね。しっかりと……ですから、アナウンサーとしてお仕事をしっかりしながら、酒場を愛す。いや、当然のことではないか!っていうところで(笑)。
(宇多丸)人として当然の(笑)。
(日比麻音子)人として(笑)。「私は生きているんだ!」っていう感じで(笑)。
(宇多丸)でも本当に前の、その最初のお試しロケの時。でもやっぱり日比さんらしい、きちんとした説明、きちんとしたレポートみたいなのもそうだし。当然、品の良さみたいなのもある。でも一方で、心から。こんなにうまそうに飲む人もなかなかいない。あと、やっぱりその店の皆さんとのやり取りみたいなのも。
(日比麻音子)いや、本当に山城屋さんのおかげです。本当、おかみさんのおかげ。
(宇多丸)すごいフィットしてね。その後も、プライベートでも1回、ちゃんと行ったみたいなね。
(日比麻音子)1回どころじゃなくて……(笑)。
(宇多丸)1回どころじゃない。もうひとつの実家ができたみたいなことですから。だから、それはもう日比さんの積み重ねてきたものですから。これはぜひ……いつからオンエアーが始まるんですか? 本格的に。
(日比麻音子)10月改編ということになります。情報、具体的にはまだちょっと伝わってないんですけど。
(宇多丸)ではアフター6ジャンクション2。トゥース!っていうね(笑)。
(日比麻音子)アハハハハハハハハッ! トゥースなんだ(笑)。
(宇多丸)さっき、レコーディングでずっとMummy-Dが「2!」って言うところで「トゥース!」って言っていて。「あ、それはやめて?」っていう(笑)。なんなら、呼んでくることも不可能ではない距離感みたいな。でも「トゥース!」なんつってね。アフター6ジャンクション2、こちらとも並行してのですね。
(日比麻音子)パワーアップをしてですね、やっぱり飲酒カルチャーというのをもう、声を大にして言っていきたい。さらに(笑)。
(宇多丸)ありがとうございます。そして当然、アフター6ジャンクション2でも。これはメールでもありましたけども。時間帯もちょっと深くなりますから。より飲酒企画みたいなのもフィットするということもございますんで。いろいろね、やっていきたいなと思ってる次第なんでございます。
(日比麻音子)ありがとうございます。
(宇多丸)まずは本当に、本当に本当に心から、おめでとうございます。
(日比麻音子)本当にね、しっかりと頑張ります。
(宇多丸)Nスタ就任時よりも反響が大きかったというね(笑)。
(日比麻音子)フフフ(笑)。爆発力はやっぱりこちらの方が「おめでとう! よかったね!」っていうのがね(笑)。
Nスタ就任時よりも反響が大きい
(宇多丸)やっぱりNスタ就任は「なかなかの重責、大変だね」みたいな。「がんばってね」の意味もあるけどさ。こっちはもうさ、日比ちゃんが100%喜んでいるだろうから。「おめでとう! おめでとう!」ってやっぱりなりますよ(笑)。
(日比麻音子)「よかったね! よかったね!」って、親戚がみんな、「おめでとう!」って言ってくれているみたいで、嬉しいです。リスナーさん、本当にありがとうございます(笑)。
(宇多丸)ということで、夢が叶った。『おんな酒場放浪記』、レギュラー就任ということでございます。
(日比麻音子)はい。ありがとうございます。
<書き起こしおわり>