笹木かおりさんが2026年6月10日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション2』に出演。宇多丸さん、宇垣美里さん、カルロス矢吹さんとともにアーセナル22年ぶりのプレミアリーグ祝勝会を開催していました。
(宇垣美里)ここからは明日、すぐ使える一発必中のカルチャー情報をお伝えするカルチャーワンショット。今夜は特別企画、こんなテーマをワンショット。「勝手にアーセナル祝勝会」!
(宇多丸)よいしょー! ということで、今夜のゲスト。まずは笹木かおりさんです。いらっしゃいませ。
(笹木かおり)ありがとうございます! 優勝してここに来られて本当に嬉しい!
(宇多丸)いやいや、おめでとうございます(笑)。それは心からおめでとうございますですよね、本当にね(笑)。
(笹木かおり)ありがとうございます!
(宇多丸)もちろんアーセナルのってことですよね。これ、お召しになっているのはね。
(笹木かおり)はい、そうです。アーセナルの今季のユニフォームを着させていただいております。
宇多丸×宇垣美里で生放送中
この時間は、祝 22年ぶりのリーグ優勝!
勝手にアーセナル祝勝会 with 笹木かおり and グーナーのアトロク関係者#utamaru をつけてradikoのリンクをポストしてねhttps://t.co/APN8uBuVSk pic.twitter.com/9yc0L1cfgP— アフター6ジャンクション2(聴くカルチャー番組) (@after6junction) June 10, 2026
(宇多丸)はい。ということで、笹木かおりさん。番組、ちょっとお久しぶりでございますのでご紹介の方、お願いいたします。
(宇垣美里)はい。笹木かおりさんはタレント、俳優、そして熱狂的なアーセナルのファン、通称グーナーでいらっしゃいます。日本サッカー協会のD級ライセンスを持つなど、スポーツ全般に精通。その知識を生かし、NHK BS『サッカーの園』やDAZNなどでMCやコメンテーターとして活躍。また、笹木さんと一緒にアーセナルの試合を観戦するパックツアー「笹旅」をこれまで6回、敢行。しかも観戦した全てでアーセナルが勝利するというグーナー界の勝利の女神でもいらっしゃるということです。
(宇多丸)おおーっ!
(宇垣美里)すごい!
(笹木かおり)そうなんです。ありがとうございます。
(宇多丸)これはいいですね。
(笹木かおり)現地観戦勝率が100%という。
(宇垣美里)それは狙って? 「これなら勝てるぞ」みたいな試合を?
(笹木かおり)って思うじゃないですか。今年は特に「これなら勝てるだろう。なんならちょっと優勝とかもあるんじゃない?」みたいな試合にセッティングしたつもりだったんですけど……まあ、本当にその直前にチームが不調に陥りまして。むしろ「これに勝たなければ優勝がなくなる」みたいな、もう本当に背水の陣みたいな試合に行って見事、勝利してまいりました!
(宇多丸)一番盛り上がるやつ!
(宇垣美里)一番楽しいやつだ!(笑)。
(宇多丸)ねえ。そして見事、優勝ということで本当に本当におめでとうございます!
(宇垣美里)おめでとうございます!
(笹木かおり)全国のアーセナルファンの皆さん、おめでとうございます! そして古川さん、おめでとうございます!
(宇多丸)構成作家の古川耕さんね。グーナーとして知られる。
(古川耕)そうです。グーナーです。はい。まだピンと来てないんですけども、ありがとうございます。
(宇垣美里)それ、何?(笑)。
(宇多丸)なんかね、2人で入ってきてずっと「もういい加減、実感できてます?」とかそんな話ばっかりしてましたもんね。
(宇垣美里)「染み込みました?」みたいな話を(笑)。
(古川耕)なかなかね……。
(笹木かおり)そうなのよ。なんかこう、何でしょうね?
(宇多丸)22年ぶりだもんね。
(笹木かおり)そう。「22年のブランクをなめるな」って話なんですけど。本当に優勝した実感が湧かなすぎて。
(宇多丸)22年前はグーナーでいらっしゃったんですか?
(笹木かおり)私はちょうど22年前に優勝した次の年からのファンなんですよ。なので今回、初めて優勝を経験して。まず、喜び方もわからない。
(宇垣美里)初めてのことだから。
(笹木かおり)そう。なんか「えっ、優勝した? 優勝? 優勝!?」みたいな。しかも自分たちの試合で勝って決まったわけじゃなくて。2位のチームが勝ち点を落としたことによって優勝が決まるっていうシチュエーションだったので余計に……。しかも、その2位のチームが強いのでまさか勝ち点を落とすなんて思っていなかったから。「あれ? なんか……このまま行ったらうち、優勝する!?」みたいな。そのまま、勝ちましたよね。
(古川耕)そうです。その通りです。
(笹木かおり)なので、ちょっとこう、ジワジワと……で、優勝のトロフィーリフトを見て、ジワジワ。優勝のパレードを見て、またジワジワと……(笑)。
(宇垣美里)まだジワジワしてる(笑)。
(宇多丸)でも今までもアーセナルの話、何回か伺った時に「今はいいです」とかさ。「前に『いい』って言いましたけど、そうでもないです」とか、いろいろ言ってたじゃないですか(笑)。で、今季はその意味では狙えるなっていうチームの状況ではあったんですか?
(笹木かおり)そうなんです。ずっと割と首位にずっと長くいまして、むしろ「ここで取れなかったらチームが崩壊するぞ」っていう危機的な……。
(宇垣美里)なんでずっと背水の陣?(笑)。
(笹木かおり)本当にその通りで。最近、ここ数年はずっと2位で。ギリギリで優勝を逃していて。いいチームはできているし、いいお金のかけ方もしているし、いい監督なんだけれども、それで結果が出なかったらもっと大きなテコ入れをしなきゃならないんじゃないかと。チームの核も失われてしまうんじゃないか、みたいなところでの優勝だったので喜びもひとしおで。
(宇多丸)ちょっと今日はさ、我々は正直、浴びるしかないんで……。
(宇垣美里)そうですよね(笑)。
(笹木かおり)浴びせに来てしまいました(笑)。
(宇垣美里)ちなみになんですけど、基本的なことになるかもしれないんですけども。ごめんなさい。アーセナルとは一体、どんなチームで……どこのどんなチームなのかっていうのをちょっと教えていただいてもいいですか?
(笹木かおり)失礼しました。アーセナルというのはイングランドのプレミアリーグに所属するサッカーチームで、1886年に創設されていまして。非常に長い歴史と伝統を持っているチームです。今、かかっている音楽が『The Angel (North London Forever)』という音楽なんですけれども。まさに本拠地がこのノースロンドン、北ロンドンにあるチームです。
Louis Dunford『The Angel (North London Forever)』
(笹木かおり)日本にもすごくこのグーナー、アーセナルファンが多いんですけれども。その理由としてはJリーグの名古屋グランパスを率いていたアーセン・ベンゲルという監督がアーセナルの監督をしていたり。また、その時期が無敗優勝といって、一度も負けることなくリーグ優勝をするという非常に強い時期だったということもあって。それで日本のファンもすごく多いチームなんですね。ただ、その03-04シーズンの無敗優勝の後から22年間、一度も優勝を手にすることができず非常にみんな、この苦しい気持ちを持ちながらやっと、22年ぶりに今年、優勝を手にしたという流れでございます。
(宇多丸)それでも応援するそのアーセナリズムみたいなのがあるわけですもんね。
(笹木かおり)そうですね。なんかやっぱり、何て言うんですかね? フットボール、プレミアリーグを取り巻く環境というのもいろいろ変わっていって。サウジアラビアのお金が入ったり、カタールのお金が入ったりとか、いろいろマネーゲームになってきたりとかしている半面、アーセナルはその時代に新しいスタジアムを建てて、その建設費の支払いで金銭的に難しい時期を迎えたりとかする中で、フットボールに求められるものも変わってくる中、その核をぶらさずに戦ってきたっていうのが非常に私たちの心をつかんでいるところかなと。
(宇多丸)要はお金をかけて強い選手をドカドカ取ってやればいいじゃねえかじゃなくてっていうようなことですかね?
(笹木かおり)そうなんです。今年も優勝したこのチームの選手の中にまだ10代の選手が結構いまして。で、20代の若手の選手もそのアーセナルのアカデミー、育成施設から積み上げて昇格してきた選手が今、チームの核を務めていたりするので。本当に別のところで活躍したビッグネームを呼んできて、その選手に頼って勝ったということではなく……。
(宇多丸)アカデミー、生え抜きの。
(笹木かおり)そうなんです。生え抜きの、アーセナルをずっと愛して育ってきた選手と一緒に優勝したっていうことがまたなお、推せるポイントなんですよ!
(宇垣美里)なるほどなー!
(宇多丸)たしかにな。いつもね、説明を受けるたびに「うん。たしかに。なるほどな」って毎回、思いますよ。
(笹木かおり)『オール・オア・ナッシング』は見てくださいました?
(宇多丸)見ました、見ました。でももうあれももうだって4年前とかだよね。
(笹木かおり)そしたらもうね、宇多丸さんも立派なグーナーですから。もう、おめでとうございますの仲ですよ。
(宇多丸)ま、まあ……お、おめでとうございます。いや、嬉しいです。本当に。我がことのように嬉しいです、本当にね。
(宇垣美里)フフフ(笑)。
(宇多丸)ということで、まあまあまあ、めでたいことでございます。でも今年、今季はね、そういう感じで勝負の時だったと。
(笹木かおり)そうなんです。なんで今まで……その無敗優勝した時とか、なんでアーセナルが人気だったかっていうとすごくスピーディーで美しいパスサッカーがあったりとか。結構速い攻撃、華麗な攻撃でゴールを取るっていうところが一つの魅力だったんですけど、今季はあえて、それをちょっと封印して。もう堅守。堅い守り。そしてセットプレー、コーナーキックで1点取ったらそれを守りきって勝つ。それで勝ち点を取ってリーグ優勝するぞ!っていうところにある意味、戦術を切り替えて。それに合ったチームのスタッフ……セットプレーをデザインするセットプレー専門の戦術コーチとかっていうのを呼んできたり。それに合わせた選手を取れるようにスポーツダイレクターという、選手の移籍とかを調査するディレクターがいるんですけど。その役割の人をまた外部から連れてきたりとか。そうやってチーム一丸となって本気を出して優勝を取った1年っていう感じですね。
(宇多丸)勝ちに行ったという。
(宇垣美里)なんかある種、泥臭いというか。
(笹木かおり)そうですね。もうロマンは1回、ちょっと封印して。
(宇多丸)でも、それはある意味、冒険でもありますよね。勝負。
(笹木かおり)そうなんです! なので結構、これで失敗すると「アーセナルのサッカー、つまんなくなったのに……」って言われかねないんですよ!
(宇垣美里)それは嫌かも! でも皆さん、結構この1年、ヒリヒリというか?
(笹木かおり)そうですね。ただ、そうやって戦い方は変わってるんですけどアーセナルの大事な言葉の中に「勝利は調和の中から生まれる」っていう昔からの言葉がありまして。それだけこう、戦い方が変わっても勝利に向けてみんなのチームの和を乱さない。11人のプレイヤーたちがみんな、同じ考え方とか同じ戦い方を持って、ちゃんとその調和を持って勝利を目指すっていうところは決して変わらなかったのでファンも「このアーセナルについていこう」っていう風に心から思えたという、そんなシーズンでした。
(宇多丸)なんかそういう和を以て貴しとなすというかね。そういうイズムね。へー!
(笹木かおり)まさに。そうなんです。
(宇垣美里)古川さんが……(笑)。
(宇多丸)何ですか、あなた? 横でフンフンフンフン、鼻息ばかり……(笑)。
(古川耕)すいません(笑)。どうぞ、お気になさらずに。
(宇多丸)いいんですよ、今日は自由発言で。古川さんも雄叫びを上げてください。
(笹木かおり)補足があれば(笑)。
(古川耕)アルテタっていうね、もともとアーセナルのキャプテンを務めてた選手が初めて、監督としてアーセナルにやってきたんですよ。
(宇垣美里)それも熱いですよね。
(古川耕)初監督がアーセナルからスタートしたっていう。その監督のもとで最初はちょっといろいろと危ぶまれたんですけどだんだん「ああ、この人、たぶん間違ってないぞ」ってなって。みんながアルテタを信じてやってきて今、ようやく優勝にたどり着いたというストーリーもあります。
(宇多丸)なんだー。それは上がりますね。
(宇垣美里)ストーリーがありますね。