東野幸治さんが2024年3月29日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中で映画『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』について話していました。
(東野幸治)そして、映画を見に行ってきました。俺、だから2週間ぐらい、なんかずっと家でも映画とか……まあまあ、今までも見てたけど。映画館に行って映画を見たりとか、そういうNetflixとか有料配信でも、めちゃくちゃ見た。なんか、ほんまに……「あかん、あかん」って。引きこもりの子みたいなぐらい、誰ともしゃべらず、ずっと見てるのよ。いや、もうちょっとやめようかな、いうぐらい。「ちょっとお前、1回落ち着け。56でそんな見てるやつ、おれへんし。もうお前、絶対にSNSで『これ、見たらおもろかった』とか言うな。お前、何してんねん」って叱られるから。で、「これ、おもろかったで」って言いたかったけどグッとこらえてた(笑)。「なんで?」って思って。「自由に発信してええけど、発信したら引かれる」と思って、グッとこらえた。
(渡辺あつむ)かわいそう(笑)。
(東野幸治)かわいそうやろ? 「俺、なんでこんなこと、やってんねやろ?」って。見てるからさ、おもろいねんけどさ。見るのはいいんですけど。おもろいけど。そんな、別に人に話すことでもないやん? まあ、インプットするわけやけど、アウトプットってもう、だいたい一言、二言で終わるやん? 「おもろかった」「まあまあおもろかった」「あんまおもろなかった」のその3つでまあね、ネタばらしになるし。
(渡辺あつむ)まあまあ(笑)。
(東野幸治)『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』。これ、映画館に見に行ったんですよ。若松監督っていう、今から40年以上前のゴリゴリのおっさんの有名な映画監督がいてて。社会派の感じの。その方を井浦新さんっていう方がやっていて。で、東出くんが映画館の館長みたいなんで。そこに若い子が入ってきて……っていうところで。これ、また映画館に見に行ったんですけど、面白かったんです。ちょっと、納得できへんというか。ちょっとあれなんかも、お笑いライブとかにも通じるんですけど。客層も、なんやったら俺が若いぐらいの客層ですよ。
だから60、70ぐらいの昔の学生運動とか、映画とかをともにやってきた人とかが見てるわけよ。要は、ホームな感じで。言うたらその映画に楽屋オチが出てくるんですよ。でも、僕はわからないですから。それを「フハッハッハッハッハッ! イャッハッハッハッハッ!」「チッ、なんやねん、あいつ……黙って見いや」って。あるでしょう? 先走る笑いをやるやつ。
(渡辺あつむ)はい。あの、伝わりますよ? わかります。
(東野幸治)でしょう? ねえ。落語会とかでも、みんなが笑うところで笑ってほしいやん? なんか変なところで「フハッハッハッハッハッ!」って。
(渡辺あつむ)そんな汚いんですか?(笑)。
めちゃめちゃ気になる先笑いの客
(東野幸治)たまたまね、姿は見えへんけど、なんかそんな声が……俺、端っこやったんやけど。逆の端っこの方から聞こえてくるのよ。「チッ、なんか気になるな。ずっと気になってたけどな」みたいな。「フハッハッハッハッハッ!」って。
(渡辺あつむ)先走りはあるけど、汚いのはあんまりないな(笑)。
(東野幸治)あるあるを「ああ、そうやった! そうやった!」って。その人は2000円とか払って、その時代に行ってんのよ。その中の、言うたらスクリーンの中に入ってるからもう、テンションが上がってるのよ。こっちはあんまり知らんからさ。ただ映画で「ああ、こういう時代やったんや。おもろいな」って思ってるのに。「イャッハッハッハッハッ!」って(笑)。
(渡辺あつむ)きちゃない(笑)。
<書き起こしおわり>