杉谷拳士 リアル野球BAN初出場までの長い道のりを語る

星野源 クインシー・ジョーンズ追悼選曲 星野源のオールナイトニッポン

杉谷拳士さんが2025年12月2日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』に出演。リアル野球BANに初登場するまでの長い道のりについて、星野源さんと話していました。

(星野源)続いてのメール。ペンネーム「日ハムはいいぞ」さん。「札幌在住の日ハムファンです。杉谷さんといえばリアル野球BANで一世を風靡されましたが、最初に出演を知った時は日ハムファンの家族一同、とてもびっくりしました。出演を機に日ハムファン以外のプロ野球ファン、そしてファン以外の方にも杉谷さんの野球の上手な芸人っぷりが知られることになり、とてもうれしかった記憶があります。出演に至った経緯を教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします」という。まあ、とんねるずさんの番組で。

(杉谷拳士)そうですね、リアル野球BAN。

(星野源)リアル野球BAN、やられてましたけど。

(杉谷拳士)経緯は……最初はもう、帝京高校に進学した時から「将来、リアル野球BANには出たい」とずっと思っていて。

(星野源)アハハハハハハハハッ! そうだったんですね(笑)。

(杉谷拳士)で、まずはその段階を踏むためにはプロ野球選手にならないとなっていうのがあったので。

(星野源)ちょっと待ってください?(笑)。リアル野球BANを目指して、その前段階……まあ、さすがにやっぱり野球選手にならないと出れないですもんね。

(杉谷拳士)出れないんで。もう本当に小さい時からもうリアル野球BANを見ていて。帝京高校に進学が決まった時には「いつかこの番組に出てやるんだ」と。年末年始、見てたので。で、プロ野球選手になりました。ファイターズ入りました。で、ファイターズに入った時に3年目ぐらいから1軍に出させていただくようになって。「あとちょっとで出れるぞ!」って正直、思っていたんですよね。あとちょっとだと。

(星野源)すごいな(笑)。

(杉谷拳士)で、4年目の時に正式に石橋貴明さんからオファーを頂いた時、ファイターズ側から「まだ育成選手というか、プログラムが終わってないからダメだ」と。

(星野源)ああ、なるほど。最初は断られたんですね?

(杉谷拳士)最初は断られて。「5年が終わるまではダメだ」と言われて。そこでもう、悔しいなと思いながら。5年目の時かなんかにリアル野球BAN、札幌ドームで収録があったんですよ。で、僕は「挨拶だけ、行かせてください。貴明さんもいるので今後に向けて挨拶に行きたいんです」って栗山さんに言った時、「挨拶で帰れ」って言われたんですよ。

(星野源)ああ、もう収録は見るなと。

「挨拶で帰れ」(栗山監督)

(杉谷拳士)「収録は見るな。出たくなるのはわかっている。挨拶だけ行ってすぐ帰るんだったら、いいよ」って言われて「わかりました」と。それで挨拶だけ行って。で、「収録を見ていくの?」って言われたんですけど「栗山さんに帰りなさいと言われてるので、もう帰ります。来年、頑張るので出させてください」って言って。その次の年に頑張って、ようやくOKをもらえました。

(星野源)へー! いや、でもそういう「挨拶だけでも」って、すごい大事ですよね。挨拶とか、顔を見てもらうみたいな。

(杉谷拳士)そうなんです。あの手この手を使って収録を見たいなと思ってたんですけども。本当に当時の広報の方たちも「栗山さん、本当に怒っているから。見たらダメって言ってるから。マジだからちゃんと帰りなさい」って。「そうですね、はい。来年、頑張って出させてもらえるように……」って。それでなんとか頑張りました。

(星野源)厳しい。けど、でもそれはやっぱ野球のためでもあり。

(杉谷拳士)そうですね。野球のためだったので。

(星野源)ああ、すごい。そうだったんだ。なんかやっぱり、出演に至った経緯ってオファーが来て「出ます」しかないんじゃないかなって今、メールを読みながら思ったんですけど、全然いっぱいありましたね、経緯が。

(杉谷拳士)いっぱいありましたね。

(星野源)ありがとうございます。

(杉谷拳士)で、その年のシーズン中、夏場ぐらいに「このペースだったら出れるぞ?」とか、ちょっと計算しちゃったんで。それはちょっとあるんですよ、本当に。「このペースだったら行ける。怪我さえしなければ、行ける!」みたいな。

(星野源)そうですね(笑)。それであの伝説の。

(杉谷拳士)いや、もう楽しくやらせていただきました。

(星野源)さっきもYouTubeで見てきましたよ。公式で上がってるんで。「やってやるよ!」って。

(杉谷拳士)「やってやるよ!」って(笑)。

星野源 杉谷拳士のリアル野球BAN「左で打てや」の絶妙な「間」を語る
杉谷拳士さんが2025年12月2日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』に出演。星野源さんがリアル野球BANで杉谷拳士さんが見せた「左で打てや」「やってやるよ!」の絶妙な「間」について話していました。

掘ってみると意外とあったリアル野球BAN出場までのエピソード。ある程度、実力ができる前に出場してしまうと、杉谷選手がリアル野球BANだけの選手になってしまうんじゃないかという危惧が栗山監督をはじめとする日ハムの皆さんはお持ちだったのかもしれないな、なんて思いながら聞いていました。

星野源のオールナイトニッポン 2025年12月2日放送回

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