宇多丸『アーミー・オブ・ザ・デッド』を語る

宇多丸『アーミー・オブ・ザ・デッド』を語る アフター6ジャンクション

宇多丸さんが2021年5月25日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中でザック・スナイダー監督、デイヴ・バウティスタ主演の『アーミー・オブ・ザ・デッド』を紹介していました。

(宇多丸)これ、結構今、渋滞をしていて。その『ミッチェル家とマシンの反乱』と……あとはネットフリックスだと先週末かな? 『アーミー・オブ・ザ・デッド』っていう、ザック・スナイダーさん。『ドーン・オブ・ザ・デッド』のリメイクとか『300』とか。あとは『マン・オブ・スティール』とか『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』とか『ジャスティス・リーグ』を途中までやったところでご家族に不幸があって。ザック・スナイダーさんが降板されて。で、ジョス・ウィードンにバトンタッチして。そしたらそのジョス・ウィードンが現場でとんだパワハラ野郎だったっていうことが今、告発されまくっていて。

(宇垣美里)そうですよね。

(宇多丸)一方、そのザック・スナイダー編集版というのかな? ザック・スナイダーが撮った版の『ジャスティス・リーグ』。ソフトとか配信とかでもちょっと見られなくなっているというような状態で。そのザック・スナイダーの久々の復活作。ゾンビ映画のと『アーミー・オブ・ザ・デッド』というのもこれ、配信が始まっていて。これもね、また話自体はあれみたいな感じなんですよね。『新感染半島 ファイナル・ステージ』。2個目の方。もうゾンビだらけになってしまった方。限定空間があって、そこにお宝というか、物を盗み出しに送り込まれるという話。非常に構造としては似ている話なんだけども。主人公はデイヴ・バウティスタですね。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のドラックス役でおなじみデイヴ・バウティスタさん。これ、とにかく長いんですよ。2時間半ぐらいあるんだけども。この手の話にしてはちょっと長くないか?っていう風に思うんだけども。

(宇垣美里)148分。そうですね。

(宇多丸)まあ、見どころっていろいろとあるんだけども。オープニングがすごいです。

(宇垣美里)へー!

オープニングがすごい

(宇多丸)オープニングタイトルのポップさ、かっこよさ、面白さ、アイデア……なんというか、ここにかけた労力っていうか。それが半端なくて。まずはそこで掴まれるっていう作品でしたね。ザック・スナイダーさんね。

(宇垣美里)ちょっと見てみよう。

(宇多丸)『アーミー・オブ・ザ・デッド』。ちょっと長いんでね。長いし、あとやっぱり家族と生き別れることをめぐるテーマではあるんですよ。なのでやっぱりそのザック・スナイダーさんがいろいろご家族に不幸があった後に復活作としてこれというのを考えると、ちょっと胸に迫るものがあるような作品ではあったかな。

『アーミー・オブ・ザ・デッド』予告編

<書き起こしおわり>

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