安住紳一郎 学生時代にアルバイトをしたデニーズの番組スポンサー就任を語る

安住紳一郎 学生時代にアルバイトをしたデニーズの番組スポンサー就任を語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2025年4月27日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で番組スポンサーデニーズからお食事券プレゼントの提供があったことを紹介。自身が学生時代にアルバイトをしていたデニーズがスポンサーについてくれたことへの喜びを話していました。

(安住紳一郎)今日はプレゼントがあります。昨年10月から番組スポンサーに入ってくださっていますデニーズから、セブン&アイ・フードシステムズ様よりプレゼントを頂戴しています。デニーズのお食事券1万円を20人の方にプレゼントいたします。1万円のお食事券はいいですよね。

(中澤有美子)よいですね。

(安住紳一郎)家族と……まあ3人、4人いてもいけますよね。1人だと4回、いけますよね。

(中澤有美子)いけますね!

(安住紳一郎)デニーズの食事券1万円分を20人の方にプレゼントいたします。私が学生時代、デニーズでアルバイトしていたという経緯もありまして。セブン&アイ・フードシステムズさんからスポンサードのお申し出があってということで大変、嬉しく思っています。ありがとうございます。

(中澤有美子)ありがとうございます。

(安住紳一郎)学生時代の私が聞いたら泣いて喜ぶんじゃないかなと思いますが。

(中澤有美子)本当にそうですよね。こんなことになるとは。

(安住紳一郎)本当ですね。嬉しいですね。こんなことになるとは、というか。ねえ。きっとラジオで話した内容を聞いて「ならば」という風に決めてくださった方が何人かいらっしゃるんだと思います。たぶん反対された方もいると思いますが。ありがとうございます。

(中澤有美子)そうですね。ありがとうございます。

(安住紳一郎)デニーズの食事券1万円分を20人の方にプレゼントということでございます。皆さんね、デニーズはもう当然、知っていると思いますけれども。ちょうどデニーズの一号店、上大岡店ができたのが51年前の今日ということで。デニーズは今日、51歳の誕生日ということになります。

(中澤有美子)そうなんですね! へー!

(安住紳一郎)1973年。これはまた、私の生まれた年でもあるんですけれども。ちょうどデニーズと同級生ということになりますね。私自身が。

(中澤有美子)ああ、そうなんだ!

(安住紳一郎)私とデニーズとボブ・サップ、同級生ですね。

(中澤有美子)そうですか(笑)。

デニーズ、安住紳一郎、ボブ・サップは同級生

(安住紳一郎)1973年、イトーヨーカドーがアメリカのデニーズ社と技術援助契約を結び、株式会社デニーズジャパンができたということで。イトーヨーカドー創業者の伊藤雅俊さんが社長に就任していますけれども。現在、全国に317店舗ということです。もともとはアメリカのコーヒーショップ、ダニーズドーナッツというのが出発点だったようですけれども。日本のデニーズは同じグループにありましたファミリーレストラン、聞くとね、皆さん思い出すんじゃないかと思いますが。ファミールっていうのがね、ありましたよね。イトーヨーカドーと同じ系列でファミールと合併しまして、和食が充実したということで。和風ハンバーグとか、パンケーキとか、それから様々なデザートの仕掛けでね、世の中を賑わしてきました。90年ティラミス、92年ナタデココ。ねえ。ナタデココは全店で625万食を記録しています。そのうちの125万食を私が作りました。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)言い過ぎね。言い過ぎです。言い過ぎですが、この625万食を販売した中の本当に何パーセントかは、私です。ってことはね、毎度毎度、本当に嫌われるぐらい言ってますけれども。

(中澤有美子)いやいやいや、本当にね、美味しく作ってブームを盛り上げたんですよね。

(安住紳一郎)大げさじゃなくて、デニーズ西浦和店というね、17号バイパス沿いに今もありますけれども。浦和の田島団地の交差点のところですけれども。山田うどんの北側にありますけれど。あそこでアルバイトしてましてね。当時、すごいブームで、たくさんお客さんが来て。とにかく本当に3人に1人ぐらいはナタデココを注文されていたので。当時、私、デザート作る係も担当していたので私が埼玉のナタデココブームを支えた、ということなのかな?

(中澤有美子)ということなんですよね(笑)。

(安住紳一郎)まあ、正しくは私じゃなくてオオトモくんとダイゴくんとカキヌマくんと私ですけどもね。

(中澤有美子)ああ、そうですか。またよく覚えていらっしゃる。

(安住紳一郎)そうですよね。もうほぼ毎日、アルバイトしていましたから。コダマ店長っていう厳しい店長がいてね。そうなんですよ。グチグチグチグチ言ってたら、名言……あら? 皆さん、知ってますよね? 私が18歳ぐらいの時にグチグチグチグチ言っていたらコダマ店長が……。

(中澤有美子)クルッと。

(安住紳一郎)クルッとね。懐かしいですよね。そうです、そうです。あの時は……えっ、こんな話でいいですよね?

(中澤有美子)ぜひ。

コダマ店長の名言

(安住紳一郎)もう埼玉のあの辺の人にしかわからない話ですけれど。ちょうどね、ロジャースっていう量販店があって。ロジャースが日曜日に日曜朝市っていうのをやっていて。それがすごく人気で。その日曜朝市に買い出しに来た人たちが車で来るんですけど。その買い出しに来た人たちが、そのロジャースの買い物の帰りにデニーズで朝ごはん。朝食、朝粥セットとかね、パンケーキを食べるっていうことで人がワーッと来るんですよね。ところがその時、アルバイトで入ってた人で予定で来られなくなった人が2人ぐらいいて。デニーズ西浦和店は結構大きいからウェイターがね、最低でも3人いないと回らないんだけど。そこね、私1人しかいなかったんだよね。

それで7時から8時半の1時間半ぐらい、1人で乗り切ったんだけど。もう本当にちょっと……まあ今で言うとね、ワンオペとかブラックみたいな言い方があるけれど。「私、この店長のやり方はもうちょっとダメかも。ついていけない」と思って。もう働いている途中から「もう俺、今日これで辞めるんだ」なんて言って。「ちょっと引き止められるんじゃないかな」みたいな、そういうおごりもあったんだけど。これはちょっと自分のね、辞めるっていう気持ちとともに店長にクレームを言わなきゃダメだな、なんて思ってたんだよね。うん。

で、もう働いてる時も「いや、店長、これ回りませんよ! 私1人しかいないんですもん。だって、もうあれですもん。食事を出したらもうその出した帰りに3つぐらい注文が入るんですから、どう考えたって自転車操業になっちゃって無理ですよ! お客様に対するサービスとか考えたら、もう一度、あれです。お客さんの入店、止めた方がいいです。事故につながりますから!」なんて言ったらその時、コダマ店長が本当に厨房で……コダマ店長ももう、あれですよ。厨房の中で両手にフライパンを持ちながらワーワーワーワー、パンケーキ焼きながら。で、その厨房のカウンターのところから顔を出して「安住! 安住! 泣き言言ってるんだったら皿のひとつも下げてこい!」って言われて。

「へっ!?」って思っちゃって。「へっ!? えっ?」って思ったよね。まあ、今の時代だったらいろいろとね、その「言葉が強い」とかって言われるかもしれないけど。うん。

(中澤有美子)ねえ。ごもっともですよね。

(安住紳一郎)「へっ!?」って思ったけど。もう、それでついていけないと思って。「まあ、とりあえずやるだけやりましょう」と思ってやりましたよね。もうね、心を殺して。そしてようやくランチタイムになって、パートの人たちがたくさん来て。「ええっ? 1人でやったの? 大変! もう店がぐちゃぐちゃになってるんじゃない?」なんて言われて。「そりゃそうですよ。1人でやったんですから!」なんつって。もうちょっとね、鼻をプンプカプンプカ膨らませて。

で、着替え終わって、控え室に行ってコダマ店長のところにドアを開けて。「もうちょっとついていけませんので、今日で辞めます」って言おうと思って。その「今日で辞めます」の「今日」まで言った時にコダマ店長がシルバーのキャッター付きの位置でキュルキュルキュル!って私のところに来て。「安住、記録が出たよ。埼玉県の売り上げ記録だね」って言われて。「明日からもお願いしますっ!」って(笑)。

(中澤有美子)ああーっ!(笑)。

(安住紳一郎)ねえ。やる気の搾取ね(笑)。まあ、そこまでは思ってないけれど。まあ、そういう社会の厳しさを教えられたっていう、私の青春時代の思い出。そんなデニーズさんからのプレゼントっていうことで(笑)。

(中澤有美子)(拍手)

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