安住紳一郎さんがTBSラジオ『日曜天国』の中で自身が司会を担当した『音楽の日』についてトーク。爆風スランプ、サンプラザ中野くんさんが『Runner』の最後で見せた1人コンプライアンス的なシャウトについて話していました。
(安住紳一郎)熱中症、気をつけてください。私、昨日は長時間の音楽番組を担当していたんですけども。
(中澤有美子)はい。本当に長かったですね。
(安住紳一郎)爆風スランプのサンプラザ中野くんさん、「走る、走る~♪」って有名な歌がありますけども。ちょっとね、「暑い日だけれども頑張るんだ」っていう歌なんですけど。もともとサンプラザさんはとてもコメント力のあるアーティストと言いますか。
(中澤有美子)はい。
(安住紳一郎)ちょっと哲学的なこともたまにおっしゃったりして注目される方ですけども。
(中澤有美子)はい。
(安住紳一郎)『Runner』の歌い終わりに「でも熱中症に気をつけてください!」っていう、もう完全に楽曲内での1人コンプライアンスっていうか。それを聞いた時に「ああ、時代はもうここまで来ているんだ!」って思って。
(中澤有美子)アハハハハハッ!
(安住紳一郎)そうですよね。「ひどく暑かった日の夕立ち」っていうね。
(中澤有美子)そうですね。
(安住紳一郎)「走る走る俺たち 流れる汗もそのままに」って。
(中澤有美子)はい。
「でも熱中症に気をつけてください!」
(安住紳一郎)まあね、あれを聞くとほら、「暑い中でもまだまだできるんだ、俺たちは!」っていう、そういうような若者を鼓舞する歌で。私たちの世代はそれを聞いて部活動とかをやっていたんですけどね。
(中澤有美子)そうでしたね。
(安住紳一郎)いまはね、「自らの命の危険は自ら守ってください!」みたいな。「命の危険を伴う暑さです」ってなっていますからね。かっこよかったですよ、もう。なんか。
(中澤有美子)ああー、そうか。1人コンプライアンス(笑)。
(安住紳一郎)もうサンプラザさんにそういうことを言わせてしまう日本の天気になってしまったんですね。「でも、熱中症には気をつけてください! 水分はきちっと取ってください!」っていうね。ですからたぶんこれからの21世紀のロッカーのみなさんたちはそういう、もしかすると歌詞の後半にシャウト系が入ってくるかもしれません。コンプライアンス系の歌詞が入ってくるかもしれませんね。
(中澤有美子)なるほど。へー!
(安住紳一郎)うん。「かならず夢は叶うんだ(個人の感想です)」みたいな、そういうことですかね。
(中澤有美子)アハハハハハッ!
(安住紳一郎)いろいろほら、いまはクレームが来るからね。「すいません。うちの息子があなたの曲の『夢がかならず叶う』っていうのを聞いて信じ切ってしまって」ってね。「人生を台無しにしてしまったんですけど!」みたいなね、そういうクレームが来るやもしれないから。
(中澤有美子)フフフ(笑)。
(安住紳一郎)「(個人の感想です)」とかね。うん。
(中澤有美子)「(諸説あり)」とかね。
(安住紳一郎)「(諸説あり)」とか「(スタッフが美味しくいただきました)」みたいなね。そういうのがあったりするのかな?っていう気もしますね。たしかに、昨日は特に暑かったので……ということですね。
(中澤有美子)本当ですね。
<書き起こしおわり>