安住紳一郎さんが2023年4月16日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中でリスナーから届いた松村和子さんの楽曲『帰ってこいよ』に関するメールを紹介していました。
（安住紳一郎）続いて。品川区の「タケシ」さん。49歳男性の方からいただきました。ありがとうございます。
（中澤有美子）ありがとうございます。
（安住紳一郎）「小学校1年生の時、私は北海道美幌町というところに住んでいました。家は呉服屋を営んでいました」。
（中澤有美子）あっ！
（安住紳一郎）「当時、仲が良かったラーメン屋の息子・西沢くん。そしてよくトイレを借りに来るアズ。もう1人はずっと同じ郊外に住む吉村くん。帰り道が一緒なので、いつもみんなで小学校から帰っていました。そんなある冬の吹雪の日、視界がほとんど見えなく、雪が斜めに顔に向かって降っていました。小学校1年生の僕たちには、すごくつらい下校でした。当時、僕の家で松村和子さんの『帰ってこいよ』という歌のレコードをよく聞いていました。
そんな時、アズは大きな声で口に入ってくる雪も構わず、『きーっとー、帰ってー♪』と歌い出し、みんなもそれにつられて大合唱でした。元気を出して何とか無事、皆家に帰れました。この時のアズとは今の安住紳一郎のことです」。
（中澤有美子）フフフ（笑）。
（安住紳一郎）タケシくん、ありがとう！
（中澤有美子）わかってる（笑）。みんな、わかってる。フフフ（笑）。
小学校時代の同級生からのメール
（安住紳一郎）この方ね、私の小学校1年生の時の同級生でね。当時、呉服店を営んでいた木内呉服店のご子息なんですけれどもね。いやー、ありがたいですね。
（中澤有美子）いいお話を。
（安住紳一郎）ああ、そうですか？ いやー、木内くんの家でみんなで松村和子さんのレコードを聞いて、なんかすごくみんなでテンション上がっていたのは覚えてますけど。こんな吹雪の日、私はあれなんだね。4人の先頭に立って、元気出して歌を歌うような子供だったんだねえ。
（中澤有美子）そうだったんですね。
（安住紳一郎）皆さんは、どう思いますか？ 「ずいぶん変わったな」と思いますでしょう？ これを聞くと、ねえ。すごく陽気な、まっすぐな少年だよね？
（中澤有美子）本当。前向きで、なんかリーダー気質があって。
（安住紳一郎）あらーっ！ なんかね、どこかで屈折したなっていう感じがしますよね？ なんだかね。自分でもちょっと、過去の自分にごめんなさいっていう感じの気持ちになってますけれども。
（中澤有美子）でも、ちょっとありますね。そういうところ、ありますよ。
（安住紳一郎）いや、なんかでも、うーん。東京がいけないんだろうね。私を変えてしまったんだよね。
（中澤有美子）そうなのかしらね（笑）。
（安住紳一郎）いや、本当にそうなんですよ。皆さんが私のことをどう思ってるかはさておきですけれども。結構ね、学生時代の時の友人なんかは「もうちょっと、まっすぐで素直だった。だからテレビやラジオで見せている、少しそういう屈折した芸。あれは何なんだ？」っていう風に聞かれるんですけれどもね。
（中澤有美子）へー！
いつの間にか屈折してしまった
（安住紳一郎）そうなんですよ。むしろ今となってはもうね、その屈折した方がなんか主流になっちゃったから、よくわかんなくなっちゃって。
（中澤有美子）ねえ。こういうキラキラした宝石みたいなところがあるんですね。
（安住紳一郎）あったんですね。いやー、怖い。本当にね、気をつけてください。性格は変わるからね。恐ろしい。
（中澤有美子）いえいえ。
（安住紳一郎）いやー、嬉しいわ。タケシくん。ねえ。
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＜書き起こし終わり＞
