安住紳一郎さんがTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』の中で年賀状の素晴らしさについて話していました。
(安住紳一郎)ラジオ、この番組を聞いている方でプロの漫画家っていう方が何人かいらっしゃって。たまにお便りをいただくんですけども。1人の方、連載が決まったとか年賀状に書いてらっしゃって。すごくうれしい気持ちになりましたね。
(中澤有美子)ねえ。
(安住紳一郎)年賀状もたくさんいただきました。ありがとうございました。
(中澤有美子)ありがとうございました。
(安住紳一郎)なんかみなさんの近況が手に取るようにわかって。そして、普段ですとね、みなさんの顔が思い浮かばないままなんですけども。年賀状は比較的、家族の写真入りなどがありますから。私などは、本当に好奇心がおもむくままにジロジロ見させて頂いて。
(中澤有美子)(笑)
届いた年賀状をジロジロ見る
(安住紳一郎)『へえ!あ、こういう顔をした人が、ああいうことを言うのか』とか。そういう、露骨な感じでしたよ。ええ。
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)公開放送でみなさんが私を見る目、みたいな感じの目で見てやりましたよ。
(中澤有美子)逆にね(笑)。
(安住紳一郎)逆に。『へえ!なんだ、真面目そうじゃないか』みたいな。
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)年賀状で近況報告で、かつてゲストで出てくれた人に子供が生まれたとか。結婚しましたとかね。昔、結構小ぎれいだった旦那さんが、なんかちょっとヒゲ面になっていてびっくりとか。『ええっ!?』とか、ありますね。
(中澤有美子)そうですね(笑)。面白いですよね。写真入り。
(安住紳一郎)そうですよね。あと、普段みなさんから放送局に寄せられるEメールとかFAXとかハガキとか封書とか、そういうものは決していいことばかり書いてあるわけじゃなくて。当然、『ここがダメだから直しなさい』とか、『こういう風に言ってましたけど、それは違います』とか、『全容をきちんと把握した上で放送に臨んでください』とか。かならず、『公共の電波をそういう・・・』みたいな。そういう、いろいろなクレームというか、ご指摘があって。それは当然、ありがたいことなんですけども。
(中澤有美子)はい。
(安住紳一郎)当然、やっぱりそういうものが半分以上になるわけで。それを当然、読む時っていうのは比較的、そういう自分も傷つきながら。そして、磨きながらということになるわけですけども。年賀状っていうのは比較的そういうことを書かないものですから。
(中澤有美子)そうですね。
(安住紳一郎)年賀状を読む時の気分がすこぶる精神衛生上よろしい!
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)まあ、年賀状にね、そんなに厳しいことをみなさん、書きませんから。
(中澤有美子)そうですよ。ええ。
(安住紳一郎)みなさん、非常に読んでいてうれしい。なんか私はもう1年中年賀状を読んでいたいという気持ちになりましたですね。ええ。
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)いや、比較的ね、うれしいことしか書いてないから。すっごく・・・もう本当に幸せな時間だった。『俺、なんでこんなに読むのが楽しいんだろう?』って思ったら、『ああ、そういうことか。厳しいことが書かれてないからだ』と思って。
(中澤有美子)(笑)
(安住紳一郎)ああ、よかった。
(中澤有美子)年の始めのプレゼントですね。
(安住紳一郎)ああ、気持よかった。本当、1年中読んでいたい。
(中澤有美子)(笑)
<書き起こしおわり>