ONE OK ROCK・TakaとSKY-HI 虐げられてきた日々を語る

SKY-HI ピラフ星人とMay4のニコラップ感を語る DIVE TO THE NEW WORLD

ONE OK ROCK・TakaさんがJ-WAVE『DIVE TO THE NEW WORLD』に出演。SKY-HIさんとかつて、日本の芸能という世界で虐げられてきた日々について話していました。

(SKY-HI)最近、どうなの? だってもう20年とからしいよ、バンド。

(Taka)そうですよ。今年、20周年。

(SKY-HI)すごいね。

(Taka)みんな、たぶん知らないかもしれないけど。

(SKY-HI)20年前はどうだったの? 今みたいなポジションを想像してたの?

(Taka)いや、想像はしてないけど「やってやろう」とは思ってたよね(笑)。だって、知ってると思うけど、ねえ。あの時代はやっぱり、今みたいな時代じゃないからさ。虐げられるからね。

(SKY-HI)基本的に……まあ俺もそうだけど。俺以上にさ、もうTakaはもっと、そういう意味では虐げられそうだったもんね。

(Taka)いや、もう半分虐げられていたよ。半分というか、全部虐げられていたかもしれない(笑)。

(SKY-HI)どのくらいから状況が変わったの? やっぱりロックシーンでポジションができてからかな?

(Taka)どうだろうね? まあ、ちょっとずつ時代が変わってったって感じだと思うけどね。

(SKY-HI)でも時代が変わる前からONE OK ROCKっていう存在が虐げられ感がなくなったっていうか。

(Taka)そうね。それはあったかも。だからもうなんか、どうもできなくなってきたっていうかさ。だからそれは本当にファンに感謝だよね。聞いてくれてる人たちが増えて、結果的にそれが民衆の声になり、民衆の声に勝てなくなったでかい人たち、みたいな(笑)。

(SKY-HI)そういう構図があるね(笑)。ありがとう。気を遣って言葉を選んでくれて(笑)。

(Taka)全然、全然。一応ね、今の時代にも……(笑)。

(SKY-HI)放送できるようにね。ありがてえ(笑)。でもどのくらいからそれって感じるものなの? どの曲とか、どのアルバムとか、どのツアーとかってある?

(Taka)でもやっぱり『完全感覚Dreamer』っていう曲で大きくバンドとしては変わったかな。見られ方も変わったと思う。

『完全感覚Dreamer』で大きく変わった

(SKY-HI)『完全感覚Dreamer』で変わった感じって、たしかに俺もすごいあるんだけど。その後どんどんさ、ロックとしてのさ、「日本っぽさ」を削っていったようなイメージもあるわけ。

(Taka)はいはい、そうね。やっぱりずっと洋楽とか、海外っていうものにバンドを組んだ時からすごく、注目じゃないけど意識をしていて。っていうのも、それには背景がやっぱりあってさ。日本のこのいわゆる「芸能」という世界でまあ、虐げられるわけですよ。

(SKY-HI)まあね(笑)。

(Taka)で、虐げられるということは、虐げられるよりも受け入れられたいから。だから「海外じゃね?」っていう、そういう思考もあったわけ。

(SKY-HI)ああ、加速しちゃったんだね。

(Taka)「日本じゃあもう、無理なんじゃないの? じゃあ、別に海外でやりゃいいんじゃないの?」みたいなさ、そういう部分が強くあったんだけど。やっぱりメンバーが1人抜けたりとか、そういうのもあって。「いや、ここはもうロックで行くしかないでしょ!」っていうのがあって。あのタイミングであのアルバムができて。で、さらにその自分の意思も強くなっていったっていう感じかな?

日本は無理。ならば、海外へ

(SKY-HI)なるほどね。なんかさ、どっちもあるじゃん? 特に最近さ、アメリカで大ヒットを飛ばす日本人アーティストってさ、すげえ日本的な音楽が多いじゃない? YOASOBIとか、顕著だけども。だから、日本っぽいロックがすごい広がる可能性もあったと思うけど。USのマナーのロックで行きたいっていうのをバンド全体で、そういう風になっていったのって誰の意思? Takaの意思なのか、バンド全体のバイブスでそうなっていったのか?

(Taka)でもやっぱりいいバンド全体はそう思ってたかもね。いろんなジャンルに手をつけてきたからさ。日本の10年間はね。だから、そういうものの中でONE OK ROCKのサウンドってどんなのがベストなんだろう? みたいなのは歌い手としてもすぐ追求したし。サウンドとしても結構、その時期は追求してたかな?

(SKY-HI)なんか徐々に変わっていってる感じもするからさ。今はどういうフェーズなの? Takaの中で。

(Taka)今はもう、だから世界に対して日本人のロックバンドとして伝えたいことっていうのを惜しげもなく伝えるっていうか。

(SKY-HI)なんか今、本当にさ、面白いもんで時代がもう1回、回ってきたっていう感じがして。なんかね、そういうスタジアムが似合うロックバンドみたいなのを世界が求めてる感じはたしかにするから。っていうタイミングで、本当にでっかい規模になってきたね。ワールドツアー。めちゃくちゃすごいね。

(Taka)だから10年間やり続けると、意外とこうなるっていう(笑)。

(SKY-HI)10年だっけ?

(Taka)海外に出て10年。

(SKY-HI)最初はどうだった?

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