安住紳一郎さんが2025年1月12日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で同僚の「T女史」と年に1回程度、今でもぶつかり合う瞬間があることを紹介。その際のルールとして「まず、お互いにチョコレートを食べる」というものがあることを話していました。
（安住紳一郎）浜松市の51歳男性の方、ありがとうございます。「気分転換はコーヒーを淹れることです。我が家には『コーヒーを飲む時は喧嘩をしない』というルールがあります。些細なことで奥さんと口喧嘩をしてしまい、2人とも口をきかなくなってしまった時、僕は黙ってコーヒーを淹れます。お湯沸かし、豆をミルで挽き、ペーパードリップで丁寧に2人分のコーヒーを淹れます。すると奥さんは黙って棚からクッキーやカステラなどのお菓子を出してきます。こうして2人でお菓子を食べながらコーヒーを飲んでいると喧嘩のことは忘れ、自然と仲直りができるのです。でも、たぶん仲直りしたと思っているのは僕だけで、奥さんはずっと怒っていることもわかっています」という。なんかね、すごい……。
（中澤有美子）おしゃれ。
（安住紳一郎）なんか詩を読んだみたいな感じになりましたけど。まあそういう、「クリスマスは戦争をやめる」みたいな、そういう協定があるんでしょうね。
（中澤有美子）お二人の中でね。
（安住紳一郎）まあ「コーヒーを飲みながら離婚の話をしたら本当だな」って感じですよね。「もう終わりだ」っていうことですよね。
（中澤有美子）まあでも、穏やかに話せそうではある。
（安住紳一郎）まあそうね。たしかに。でも「コーヒーを飲む時は喧嘩をしない」っていうルールがある中で、それを破ったら終わりだろうっていうことで。なかなかドキッとするけれども。そうね。たしかに。そういうの、あるよね。なんかコーヒーを飲むとちょっと一息つくから。アンガーマネジメントじゃないけど。ちょっとね、気持ちを5秒、10秒、落ち着かせてっていうことはあるかもしれませんね。
（中澤有美子）そうですね。
（安住紳一郎）私はこれ、何回も話してますけれども。ずっと20代の頃から一緒に仕事をしてきているT女史っていうね。もう彼女も出世して今はなんだ？ 局長なのかな？ もうすごいね、一緒に仕事してきて。私のひとつ、年下なのかな？ 一緒に仕事してきましたけど。必ず1年に一度ぐらい、正面からものすごくぶつかるんですよね。なのでもうお互い、ぶつかるってわかってるんで。T女史、Tさんが私のいるところに来て。私が座ってるテーブルの真ん中にチョコレートを二つ、バンッ！って置くんですよね。そうすると「ああ、これはもう覚悟を決めなきゃいけない」っていうことでとりあえず2人でチョコレートをひとつずつ、食べるんですよ。で、糖分を補給して、話し合うみたいな。すごいんですよ。
（中澤有美子）へー！
（安住紳一郎）ボーン！って置いて。「安住さん、ちょっと話があります」って言われて。チョコレートを二つ、ボーン！って置かれて。それをひとつずつ食べるという。
（中澤有美子）それが開始の合図なんだ。
チョコレートを食べて糖分不足のイライラを解消
（安住紳一郎）開始の合図というか、「とりあえずチョコレートを食べて糖分を補給してください。糖分不足でのイライラではありません」ということで、お互いにね。そうそう。だからきちんと等身大の怒りをぶつけ合いましょうということになるわけですね。
（中澤有美子）わあ！
（安住紳一郎）結構ね、カロリーのある……。
（中澤有美子）どんなチョコですか？
（安住紳一郎）まあカロリーにするとね、250kcalぐらいある、食べ終わるまで4、5分かかるチョコレートを2人で食べるんです。モグモグモグって。もう黙食みたいになっちゃって。
（中澤有美子）黙食（笑）。
（安住紳一郎）それで「ングッ、ゴクッ」って水を飲んでから「ありえないでしょう、それは！」みたいな。「ずっと言ってきましたよね？ こういう方針で仕事を進めてきたわけじゃないじゃないですか。ずっと一緒にやってきて、わかってるじゃないですか！」って、いきなりそこから始まって。「何言ってんだ？ はあ？」みたいな感じになっちゃって。「こっちは本名を出して仕事やってんだよ！」って……あっ！ ぶつかっていましたね。
（中澤有美子）なるほど。そんな感じで。
（安住紳一郎）そうなんですよ。
（中澤有美子）想像するだけで……。
（安住紳一郎）想像するだけで胸熱ですよね。
（中澤有美子）怖い（笑）。
（安住紳一郎）怖いですよね。こういうもんですよ、皆さん？ テレビ、ラジオで見たり聞いたりしてるものはきれいなものばかりかもしれませんが。裏ではね、大変な人の気持ちが渦巻いております。そんなこと、言わなくていい！ 間違った。昨日、神田伯山さんのラジオ、聞いたからだ！ 誰が偉いのよ？ ここでリクエストです。杏里『悲しみがとまらない』。
杏里『悲しみがとまらない』
安住さんが年に1回ぐらい衝突をするというT女史、だいたいどなたなのかはわかるのでそれをイメージしながら聞くと安住さんのしゃべり口調もなんとなく、似ている感じがして面白いですね。役員待遇になっている安住さんに対してちゃんとはっきり自分の意見をぶつけるT女史さん、めちゃかっこいい！ 安住さんの口調に注目してぜひ放送の音源もチェックしてみてください（笑）。