安住紳一郎さんが2021年1月31日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中でトイレの便座をあたたかくしない理由について話していました。
(安住紳一郎)長野県松本市の男性の方。ありがとうございます。この方も皆さんが気づいていることに気づいていなかったというパターンですね。
(中澤有美子)なんだろう?
(安住紳一郎)一体何に気づいていなかったのかということですが。「最近、気づいたこと。トイレの便座が冷たく感じないのは便座にそういう設備が設置されているからだと先週、初めて知りました。洗浄する際の水量や水温調整部は時々触れていたのですが、便座の温度を調整するボタンがあることに気づきませんでした。長野県松本市の朝はマイナス10度程度まで冷え込むのに、便座に座っても冷たく感じないことに何も疑問を感じず、『どんな環境でも冷たくならない材質が開発されている。さすがに日本のメーカーだ』と思っていました。先週、トイレの掃除をした時に繋がっている電源コンセントを抜いて、そのまま挿し忘れたままだった時に朝、便座に座り、冷たくて冷たくて飛び上がってしまいました。『誰? 冷やしたの!』と1人暮らしなのに思ってしまいました」。そうね(笑)。
(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! 1人暮らし(笑)。
(安住紳一郎)逆に思うよね。「誰がわざわざ冷やしたんだ?」と思ったんだよね、きっとね。「……トイレの制御パネルをよく見たら、便座の温度調整ボタンもあって、初めて便座は高度技術による材料の恩恵で暖かいのではないのだと知りました。公衆トイレなどは人生でほとんど使用したことがないですし、商業施設のトイレは制御パネルに触れるものも避けているので、見てもいなかったです。人に話せる内容でもないのでラジオに吐き出します。何だかとても恥ずかしいです」。いくつの人だろうね? ちょっと若いんじゃないかな?
(中澤有美子)そうでしょうね。もう生また時からあったんですかね。あらららら。
(安住紳一郎)そうだろうね。たしかにずっと便座あったかいスイッチが入ってたら「便座はあったかいものだ」と思うよね。
「便座はあったかいものだ」という認識
(中澤有美子)そうなんですね。みんなこう、思い込みに対してストーリーを作り上げるのがとても上手ですね。
(安住紳一郎)どこにストーリー、ありました?
(中澤有美子)「あったかいものだ」って思いこんなことに対して「こういう材質がもう日本の技術でできているんだ」とか。「リア充(りあみつる)さんという名前の人がいて……」とか。思い込みありきでちゃんとストーリーを作り上げているところが素晴らしいですね。「ドクターイエローの中には重病人が1人しかいなくて……」とか。
(安住紳一郎)うーん……「素晴らしい」っていうのは言い過ぎかな?(笑)。「ワンダフル」って感じじゃないでしょう?
(中澤有美子)その能力が……。
(安住紳一郎)能力はね、そうね。自己表現は素晴らしいよね。そうそう。とは思いますけどね。便座、ヒーターが入ってないと本当にヒヤッとしますよね。
(中澤有美子)すごいですよね。
(安住紳一郎)私はね、ずっと便座のヒーターは入れない主義なんですよ。
(中澤有美子)ああ、そうなんですか。
(安住紳一郎)やっぱりなんか、「ヒヤッていう感じをちゃんと味わいたいっていうところはありますよね。
(中澤有美子)フフフ(笑)。北海道出身としての?
(安住紳一郎)いや、わかんないですけども。やっぱりなんか感謝を忘れずっていう感じですね。まあね、なかなかやる人は少ないと思いますけどね。ものすごいヒヤッとしますよ。やっぱり慣れちゃうと。声を出して座らないと座れない時、あります。覚悟を決めないと。
(中澤有美子)座る前に?
声を出して覚悟を決めて座る
(安住紳一郎)座る前に。だってヒヤッとするのは確実に来るわけじゃない? もう本当に心臓をグッとつかまれるような感じでヒヤッとする時、あるでしょう? そういう時は「ウッ!」って座らないと。
(中澤有美子)一声出して(笑)。
(安住紳一郎)一声出してね。そう。そうすると、ヒーターがついている時の感謝。電気、ガスへの感謝ができるから。うん。まあ、ちょっとね、表現は難しいんですけども。そういう時はありますよね。
<書き起こしおわり>