安住紳一郎「春の匂い」を語る

DJ松永『安住紳一郎の日曜天国』の魅力を語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2023年2月5日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で自身が感じる「春の匂い」について話していました。

(安住紳一郎)今年は東京はそんなに雪っていう日がなかったですもんね。ただ、やっぱり2月に入ってからも、ありますよね。3月に入ってからも雪というのがありますからね。

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)今週は火曜の夜に雨。そして金曜から土曜にかけても雨か雪の予報です。いやー、今日はいい天気ですね。本当に。

(中澤有美子)本当にいいですね。

(安住紳一郎)ねえ。関東の冬って感じですね。でも、ちょっとなんか春の気配がもうね、感じ始めてますよね。

(中澤有美子)ええ。日差しに力強さがね、ありますね。

(安住紳一郎)ねえ。ひだまりを歩くと「春だな」っていう感じがね、ちょっとずつするっていう感じですよね。あと、なんですか? 匂いっていうんですか? 私、前から言ってると思いますけども。私、なんか人間として春の匂いを感じる体質があるんですよね。まあ、「病気じゃないか?」っていう話もあるんですが。いろんな意味でね。あの、うん。

(中澤有美子)ああ……そうね。

(安住紳一郎)そう。ちょっと抑うつ状態が続いてて、そういう風な感じになっちゃったんじゃないか、みたいなこともあったりするんですけども。どうもなんかね、小学生ぐらいの時から、春の匂いを感じられるらしいっていう。なんかいろいろ、詳しい方に聞いたことがあるんですけども。なんか、虫が動きだした時の匂いを感じてるんじゃないかとか。オケラの虫の匂いを感じてるんじゃないかとか。あとは、泥が舞い上がった時のなんか、固まって少し、ちょっと動き始めた土の粉末の匂いを感じ取れるんじゃないかとか。なんかいろいろあって。言われてるらしいですよ。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)私ね、なんか昨日から、春の匂いっていうんですか? まあ「春の匂い」って言うからかっこいいだけであってね。ちょっとなんか、うん。いつもと違う匂いを道路で感じてるんですけど。

(中澤有美子)ああ、来てますか。

(安住紳一郎)うん。「来てるな!」って思いますね。まあ、一説には花粉の匂いじゃないかって話もあるんだけれど。

(中澤有美子)花粉もちょっとね、来てますよね。私もかゆいです。なんだか。

(安住紳一郎)そうですよね。視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、いろいろありますけどね。皆さんは何が得意分野ですか? 人間はね、視覚の動物なんて言ったりしますけど。やっぱり嗅覚とか聴覚、少し人と変わってるって人、いますもんね。「変わってる」っていうのは、特徴的な感覚みたいなものを持ってる人、いますよね。

(中澤有美子)「ここが鋭いんだ」っていう自信がある人、いますよね。

(安住紳一郎)私は比較的……昔、蓄膿症だったくせに嗅覚、人と変わってるんですよね。ちょっとなんかね、違う匂いを嗅ぐのが好きみたいです。私、感じました。港区で昨日から今朝にかけて。

(中澤有美子)初観測。

(安住紳一郎)初観測しました。どうでしょうね?

春の匂い初観測

(中澤有美子)夕方も本当に日が延びて。「あら、5時半でこんなに明るい?」って思いましたね。

(安住紳一郎)そうですね。ちょうど旧暦でいうと、今日は1月15日ぐらいですか。なので、なんとなく江戸時代の人たちはお正月明け、こんな感じだったのかなと思うと、うん。「春のお慶び、申し上げます」って年賀状に書く気持ち、わかりますよね。

(中澤有美子)そうなんですよね。

(安住紳一郎)私もね、あれずっとね、小さい時からおかしいなと思ってたんですよ。「なんでこんな冬の真っ只中に春のお慶びを申し上げちゃってるんだろう?って思ったんですが、旧暦にするとね、ちょうどね、お正月明けってこれぐらいなんですよね。そうすると、なんとなくね、新春って感じでね。『あら!』なんて。スーパーでね、ちょっとお琴なんかを聞いても、なんか『ああ、そうそう!』って感じになるよね?

(中澤有美子)そうですね。

(安住紳一郎)あんなさ、なんかね、アノラックとかヤッケみたいなのを来ていてさ。「パン、パパパパパパパン……ファラー♪」なんてやられても、ちょっと違うなって思っていたんですよね。

(中澤有美子)なんか寿げないですよね。

(安住紳一郎)寿げないよね。その通り。うーん。旧暦の話をしていますけども。ごめんなさい。なんか朝から愚痴っぽい話になっちゃって。いや、いっつもね、思うんですよね。「これぐらいなんだよね。本来の新春の慶びって」って。

(中澤有美子)しっくり来る。

(安住紳一郎)うん。「しっくり来るな」なんて言ってね。どうします? もうね、新暦にもケチをつけるようになっちゃったよ?

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

新暦にもケチをつけ始めた

(安住紳一郎)新暦の方が便利なんだよ? 遥かに。ねえ。大変なんだから。面倒くさい。旧暦なんかになったらもう本当に毎年毎年、「今日は何日」ってカレンダー、買いに行かなきゃいけないんだから。大変ですよ。

(中澤有美子)そうですね(笑)。

(安住紳一郎)そうですよ(笑)。

<書き起こしおわり>

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