星野源「ドラマ『まどか26歳、研修医やってます!』は『接続』の物語」

星野源 クインシー・ジョーンズ追悼選曲 星野源のオールナイトニッポン
スポンサーリンク
スポンサーリンク

星野源さんが2025年2月11日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で自身の楽曲『Eureka』が主題歌として使用されているドラマ『まどか26歳、研修医やってます!』についてトーク。このドラマについて「接続の物語だなと思った」と話していました。

(星野源)そして私、星野源の新曲『Eureka』がリリースされまして。1年ぶりぐらいですかね。新曲ミュージックビデオも絶賛公開中。すごく再生数が多いみたいで嬉しいです。皆さん、見ていただいて嬉しいです。もっと見てねということで。嬉しい。で、主題歌として流れているドラマ『まどか26歳、研修医やってます!』で毎週流れておりまして。で、僕の歌に乗せてダイジェスト映像が流れる動画もあるみたいなんで、ぜひ見てください。すごいいい感じでしたね。で、この『Eureka』の感想もいろいろ届いてるんすけど。

それでね、ドラマを見ていて思ったのがなんか、これは台本を見てる時から思ってたんですけど。「接続の物語だな」っていうのはすごく思いました。まどかが若い研修医という立場で手練れのお医者さんたちとのやり取りとか、そういうものでどんどん物語が進んでいくんですけど。で、自分の科を定めるためにいろんな科を巡っていくっていうお話ですけども。

人と人とが接続されていく話

(星野源)なんか人と人が接続されていく話っていうか。たとえば「先輩」とか。ものすごく記号で見えていたもの……たとえば「旧態依然的」であるとか、「パワハラっぽい」とか、「昔の」とか。なんかそれって記号じゃないですか。記号として目に見えてるっていうか。記号として相対していく。まず記号だから、理解ができない。その中身がまず、見えない気がするっていう。人間としては中身が見えない気がして。たとえば「ああいうのって嫌だよね」なんていう感じで言うんだけど。

でもその中に入ってみるとその人が人間であって。その記号になってしまうのには理由があって。その記号は記号として見えている、その見え方としては実は間違ってる部分もあって、そうじゃない部分っていうのがたくさんあったっていうことがわかって。で、それはそれは逆の立場から見てもそうであって。「若い研修医」っていうものが記号として見えていて。で、自分の中に入ってきたり、相対してくることで先輩の医師たちが記号から人間として見るようになって。その人間と人間同士が記号から人間として接続していくっていう。

で、それをいろんな科で実践していく。それでお互いが人間として成長っていうか、進んでいくっていうような話だなと思っていて。だからなんか一見、地獄巡りみたいな。ものすごい過酷な……もちろんお医者さんとか、本当に世の中、やっぱりいろんな過酷な現場ってたくさんあると思うんですけど。めちゃくちゃ過酷だと思うんですけど。そういう地獄巡りなんだけど、地獄の中に温かいっていうか、ほっとするとか。

「いいぜ、いいぜ」って思う部分を見出していくっていう、そんな現代版地獄巡りみたいな、そういう話だなと思って。面白いなと思いましたね。台本の時からそう思っていて。お話としてもそうだなと。ドラマとしてもそうだななんて思いながら見ております。

生きていく中で人間を「記号」として見てしまう瞬間ってどうしてもありますよね。でも直接、その人と触れ合ってみると「記号」ではなく「人間」であることが当たり前だけどわかって、そこからいい付き合いができるみたいな瞬間、ありますからね。「人と人との接続を描くドラマ」という星野さんの見立て、とてもいいと思いました!

『まどか26歳、研修医やってます!』× 星野源「Eureka」 SPコラボムービー

星野源のオールナイトニッポン 2025年2月12日放送回

タイトルとURLをコピーしました