萩本欽一 AIとの無茶振り対話を語る

萩本欽一 AIとの無茶振り対話を語る ラジオビバリー昼ズ

萩本欽一さんが2024年12月10日放送のニッポン放送『東貴博のラジオビバリー昼ズ』にゲスト出演。最近、AIに無茶振り対話をしてAIを困らせていると話していました。

(東MAX)でもね、やっぱり俺の脳の瞬発力がついてかないのよ。欽ちゃんはね、「体が動かない」って言ってるけど頭と口がすごく動けちゃうから。だからもうね、怖い! 本当に……久々に。昔、これ毎日やってたのかと思うと、恐ろしいよね。

(黒沢かずこ)本当だ。AIでも追いつかないですよね。

(東MAX)いや、AIが追いつかないのよ。欽ちゃんは「AI超えのコントをやりたい」って。

(萩本欽一)だって俺、AIによくしゃべりかけるの。今も、好きで。で、AIがね、「困る」って言うのよ。AIの上を行く考えをしてるんだろうね。何を考えたかって。質問をするとね、いろいろね、「答えられない」って……あの「答えられない」っていうAIを見つけてんの。

(黒沢かずこ)83歳の楽しみ? AIを困らせる?

AIを困らせる萩本欽一(83歳)

(萩本欽一)細かいことで言うと俺、AIに向かって「ねえ、世間では『ただいま』って言ってるけど『ただいま』って言われたら、なんて迎えるんですか?」って聞いたらね、「おかえりなさい」って出てきて。「その他にはあるんですか?」っつったらね、「お疲れ様」って言ったの。「その他が聞きたいんだよ。その他が聞きたいのに」っつったらね、「申し訳ございません。お付き合いできません」って(笑)。

(黒沢かずこ)AIに断られた!

(東MAX)だからAIに無茶ぶりしてるんだよ。

(萩本欽一)違うよ。情けないだろう? だから日本中で「ただいま」に「お疲れ様」と「おかえりなさい」しかやってないんだから。

(東MAX)で、それを「おい、貴博。はい、やれ」って言うんだよ。

(萩本欽一)「貴博、その先をやれ」って言っているの。そしたらね、お前、なんか言ったよな? なんっつったの?

(東MAX)いやいや、もう全部、汗になって流れ出ましたよ。

(萩本欽一)で、「ただいま」っていうのもみんな、間違っているんだよ。ねえ。AIも答えられないのよ。「ただいまっていうのは間違いじゃないのか?」って聞いたら「お答えできません」って……情けないよ。「ただいま」ってみんなやってるけど、あれは失礼! 「ただいま」っていうのはね、前に「お母さん」ってつけるのよ。「お母さん、ただいま」って。これが愛情だろう? 「ミチコ、ただいま」って。それをやってる人、いるか?っていうの。

(東MAX)たしかに。今は「ただいま」しか言わないですよね。

(萩本欽一)だから面白いことなんか考える必要、ないよ。俺はそれ、AIと戦ってんだから。

(黒沢かずこ)忙しい(笑)。

日々、AIと戦うことで忙しい

(萩本欽一)昨日聞いたのがね、「楽しい人生って、どういうことですか?」って聞いたの。そしたら「おもしろい質問ですね」って。よくね、質問しても「わからないです」って言っているのはダメ。「おもしろい質問ですね」って。そうでしょう? だからよくスポーツ選手なんかが質問すると「そうですね」って言うけども。あの「そうですね」っていうのもダメ。なんか質問したら「おもしろい質問ですね」って。それで考えるっていうのが正しい。だから俺、今それをほっとけないもんで、舞台でやってるのよ。

(東MAX)すごくないですか? 常にね、また新しい展開を考えてて。

昔から様々な人に無茶振りをして、自分の想定を超えるような反応や行動を引き出してきた欽ちゃん。とうとう人だけではなく、AIにも無茶振りをしてビッグデータから導き出されるもの以上の回答を引き出そうとしているようです。AIならパワハラっぽくキツめに詰めてもなんてことはないですからね。とてもおもしろい使い方をされているなと思ってしまいました。

欽ちゃんと何度も対話しているオードリー若林さんもAIとおしゃべりするのが好きだとラジオでよく話しているので、欽ちゃん&若林さんでAIの限界を突破させるような企画なんかも面白そうだなと思ってしまいました。83歳にしてさらにどんどん新しいことにトライし続けている欽ちゃん、マジでリスペクトです!

『ラジオビバリー昼ズ』2024年12月10日放送回

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