吉田豪 小島慶子のおかげで時代の流れに適応できた話

吉田豪 小島慶子のおかげで時代の流れに適応できた話 大吉ポッドキャスト いったん、ここにいます!

吉田豪さんが2024年7月10日配信の『大吉ポッドキャスト いったん、ここにいます!』の中で『小島慶子キラ☆キラ』についてトーク。小島慶子さんと接したおかげで現代につながる時代の流れに適応することができたと話していました。

(博多大吉)でもね、改めて豪さんね、TBSラジオともご縁が深いですけど。やっぱり思い出深いパーソナリティーの方……たとえば小島慶子さんとか。僕はね、小島慶子さんは『たまむすび』が始まってからしかお会いしていない。『あさイチ』で初めて会うぐらいの感じなんで、あれですけど。

(吉田豪)『ストリーム』が自由すぎたんで、誰もが小島さんに変わった時、やりづらさはあったんですよ。本当に『ストリーム』ってどんなひどい話をしても小西克哉さんがそこに乗っかってヒャッヒャヒャッヒャと笑って。どんな下ネタを言っても松本ともこさんが「いやーん」っていう感じで受身を取るっていう、どこか男子校ノリっていうか。男たちが悪ふざけするっていう、そういう世界だったんですよ。

で、それは最高に楽しかったんだけど、絶対にその後の小島さんの洗礼がなかったら僕は現代に順応できてないんですよ。小島さんで急激にその辺がやりづらくなって。そこで探り探りやって。「小島さんがかどうやったら笑ってくれるのか? どうやったら喜んでくれるのか?」っていうのをだいぶ学んで。「やりづらいな」と思いながら苦労したおかげで、今の僕がある。小島さんには本当に感謝してるんですよ。

(博多大吉)へー! 小島さんがあそこで「これはよくないよ」とか。たとえばね。

(吉田豪)現代的な感覚を当時から持っていた人で。当時としては「小島さん、うるさいな」っていうノリだったんですよ。あの頃は。あまりにも自由な男子校から、急激に共学になって。その共学の女子のトップがすごいうるさくなって。「なんだよ、これ?」みたいな感じでみんな、ぼやいてた。出演者側もぼやいてたし、リスナーもぼやいていたけれども、あれがなかったら今はないですよ。本当に。

(博多大吉)あの『ストリーム』のノリのままでいたら?

(吉田豪)大事故が起きてますよ。

(博多大吉)だし、たぶんもう今の時代ではちょっと……。

(吉田豪)僕もたぶん干されてますよ。何かやらかして。

『ストリーム』のノリのままだと大事故が起きていたはず

(博多大吉)たぶんあのままね、この歳。53、4になっていたら、もう感覚も変わらないだろうし。取り返しつかなかったかもしれない。

(吉田豪)あの時代、すごい小島さんになじもうとして。いつもすぐ帰っていたのが僕、終わった後に小島さんと雑談するために残ったりとか。結構、頑張っていたんですよ。そこでなんか小島さんにね、怒られたこともあったな。そういうのでちょっとずつ学習して。

(博多大吉)ちょっとずつ感覚をシフトチェンジしていって。で、その後、赤江さんになるわけですけども。

(吉田豪)ですね。この段階があってよかったと思います。本当にこれがたぶん現代に対応するための段階だったと思っていて。

(博多大吉)『ストリーム』からの。

(吉田豪)あまりにも何のタブーもない、何でもやっていいところから、ちょっと社会常識がまず一段階、入って。で、超平和の赤江さんに喜んでもらえるには何がいいか?っていうので。なんか、社会が変わっていくのにちょっと、一足早くTBSラジオが対応してた気がして。そこへの感謝はすごいありますね。

(博多大吉)ねえ。小島さんの時代はねもう僕はあんまり聞いてなかったんで、口をはさめないですけども。今ね、ちょっとおっしゃった通り、リスナーさんからもちょっと反発が最初はあって、とか。

(吉田豪)最初のうちはそれこそね、Twitter上での反響を見て楽しそうにやってたのが、Twitterでの批判が増えてから小島さんがピリピリしだして。そういうのを見ないようにするとか、いろんな流れがあって。僕が忘れられないのが、そんなにピリピリしてる小島さんの放送後かな? 放送後かなんかに町山さんが小島さんに怒られてた時。町山さんが勝手にそれをUstreamかなんかで配信してて(笑)。

(博多大吉)あらら、なんでそんなことするのかな、町山さん……(笑)。

(吉田豪)「勝手に配信してたら怒り出しちゃった」っていう流れだったと思うんですけど。ねえ。いろいろ大変な事件が起きたりとかしてて。

(博多大吉)でも、小島慶子さんのおかげで真人間になって。

(吉田豪)町山さんも「そういうことはしちゃいけないんだな」って学習したと思うんですよ。「勝手に配信とかしたら、人が怒るんだな」って(笑)。

(博多大吉)そこから『たまむすび』で赤江さんのあの平和な時代にっていうね。『たまむすび』もそれこそ『キラ☆キラ』から変わった時はやっぱりね、言われましたもんね。「刺激があまりにもなさすぎる」っていう。

(吉田豪)どっちも最初は言われてましたね。

(博多大吉)のんびりしすぎじゃないかっていうね。

(吉田豪)だって『たまむすび』も最初、僕が呼ばれたのは「赤江さんが番組に馴染むために、赤江さんのインタビューをやってくれ」的なオファーでしたからね。

(博多大吉)ああ、そうでしたっけ?

赤江さんが馴染むための赤江珠緒インタビュー

(吉田豪)で、赤江さんのこれまでの話とか。あと、「僕らの共通点といえば沢尻エリカじゃいですか」から、「今まで実は話してなかったんだけど……」な感じで、沢尻エリカとの話をし始めて、とかで。ちょっと取っかかりがよくなったみたいな。

(博多大吉)なるほど。そういうご縁でっていうね。

(吉田豪)そしたらなんか、だいたい『キラ☆キラ』の時も『たまむすび』もそうですけど。最初は僕、呼ばれなくて途中から合流するっていうパターンで(笑)。

(博多大吉)なんでしょうね。助っ人的な扱いなんですかね? 1回、立ち上げてみて。カンフル剤的な。潤滑剤的な。でも、その時にだから吉田豪さんがやってくるっていうのを見て僕も「ああ、いよいよ会える!」っていう風な、そういう思い出ができた『たまむすび』でしたけどね。

(吉田豪)だからなにかのタイミングで僕も意識的にプロレスネタを振ったりとかしてましたね。

(博多大吉)はいはい。「気を使ってくれてる!」と思ってましたよ(笑)。

(吉田豪)いや、聞きたいと思ったんですよ。三沢のヒクソンの話とかを聞けて「やった!」って思いながら。

(博多大吉)いや、よかったですよ。あれは、あの場にいてよかったです。「ふーん」って言いましたよ。「ヒクソンが勝ちました!」って聞いた時に。

(吉田豪)高田戦の時ですね。

(博多大吉)忘れもしませんね。中洲のスナックで。「ふーん、だから?」って言って。まっすぐカラオケ、入れてましたね(笑)。かっこよかったです。あの三沢光晴はね。

(吉田豪)そういう話が聞きたかったっていうね(笑)。

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<書き起こしおわり>

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