吉田豪さんが2024年7月10日配信の『大吉ポッドキャスト いったん、ここにいます!』の中でインタビューについてトーク。インタビュー前に取材対象の有料コンテンツへ課金する重要性を話していました。
(博多大吉)へー! でも豪さんってね、そうやって自分の目で見て、読んで。足を使って、古本屋を巡って集めて。で、今はそれにネットの情報まで加わってくるじゃないですか。どうやって情報とか、整理してるんですか?
(吉田豪)大変ですよ、本当に。ちょっと前だと、ヤーレンズのインタビューをやったんですけど。
(博多大吉)ヤーレンズのインタビュー? 若手もやるんですね?
(吉田豪)やります。それはひたすら有料noteを全部、課金して。
(博多大吉)ああ、彼らがやっているnote。「ここから先は何百円」みたいなのを?
(吉田豪)みたいな地道な作業をひたすらやって(笑)。
ヤーレンズの有料noteにひたすら課金
(博多大吉)いや、それは向こうの会社に「タダでよこせ」って言っていいんじゃないですか?
(吉田豪)いやいや、でもそこで「課金してるんだ!」っていう驚きって、あるじゃないですか。わかりやすく言うと、ヤーレンズがその直前にジグザグジギーとツーマンイベントをやっていて。そこで僕のいわゆるアーティスト写真というか、宣材をいじるっていうくだりがあったんですよ。「あれ、見せていただきました」から入ると、向こうは「えっ?」ってなるじゃないですか。
(博多大吉)はいはいはいはい。「ばれてる」じゃないけど。
(吉田豪)ちゃんと課金しておく意味っていうか。「買ったんですか、それ!?」「もちろんです」っていう(笑)。
(博多大吉)だから取材対象の上に行くこと……マウントを取るつもりはないけど、なるべく対等な感じでというか。
お金か時間かわけかけないと説得力が出ない
(吉田豪)対等というか、「お金かけてますよ」感はね。お金か時間かわけかけないと説得力が出ないので。「本、全部持ってます」パターンとか、「資料大量に読ませていただきました」とか。なんかそういうのは必要ですよね。そういうのがない人の場合は「課金していろいろ読んでますよ。配信も見ました」みたいな。
(博多大吉)だからプロインタビュアーなんですね。いや、これね、すごいことだけど……これは真似できないよね。時間がいくらあっても足りないもん。多少はね、スタッフさんに頼る面も、それはもちろんあると思いますけど。結局、なんだろう? お手伝いの人って、僕がこういう言い方をするのもあれですけども。お手伝いのって、お手伝いでしかないじゃないですか。結局はもう、自分でやることになるから。さっきの質問、もう1回言いますけど。寝てます?
(吉田豪)もちろん、もちろん。しっかり寝てますよ。
<書き起こしおわり>