吉田豪 全盛期の北斗晶2万字インタビュー・テープ録音失敗の大ピンチを語る

吉田豪 全盛期の北斗晶2万字インタビュー・テープ録音失敗の大ピンチを語る 大吉ポッドキャスト いったん、ここにいます!

吉田豪さんがTBS Podcast『大吉ポッドキャスト いったん、ここにいます!』の中で全盛期の北斗晶に2万字インタビューを行うも、テープへの録音に失敗しており、大ピンチに陥った際の模様を話していました。

(博多大吉)ここまでのお話でやっぱり改めて思いますけど。豪さんってやっぱり、なんだろう? 人と仲良くなる能力は高くないっすか?

(吉田豪)うーん、話を聞く……ただし、そんなに仲良くはならないというか。話は聞くけども、距離はあるっていう(笑)。

(博多大吉)そこまでどっぷりはいかないけど、ある程度顔は繋ぐっていうイメージですかね? だって、さっき話されていた『AKIRA』の試写会のエピソードも、隣にいたパンクスの方と僕、そんなに仲良くなるかな?って思って。僕、自分がプロレスを見に行って、隣で見ていてちょっとしゃべった人とそこまで仲良くなる自信がないというか。

(吉田豪)その人といまだに繋がりがあるっていうのが、面白いですよね。高3の時のアクションによって(笑)。

(博多大吉)すごい能力ですよ。それが数年後に人生を変える出会いになるっていうのはすごいなと思いますけどね。で、そのVOWに入って、思っていた仕事以外のこともやらされて。メディアに出るっていう。

(吉田豪)そうですね。ただ、その頃から会社に来る仕事以外の仕事もやっていたんですよ。僕にオファーが来るというか。

(博多大吉)名指しで?

(吉田豪)名指しというか、こっちラインの仕事……つまり、テクノポップ雑誌とかで1回、ソニー・マガジンズっていうところで仕事をしていて。それがなんか、そこそこよかったみたいでソニー・マガジンズで『女子プロレスグランプリ』っていう本が出るんですよね。それでいきなり僕は女子プロ雑誌で結構、書くようになって。ただ、それは原稿料が安いから。会社から「お前、これを平日の仕事にしたら赤字になるから、土日出勤してやれ」って言われて。取材は平日にやって、土日はそれの原稿をまとめるみたいな。ただ、だからプロレス界にはそこで結構、繋がってっていう感じですかね。

雑誌『女子プロレスグランプリ』の仕事

(博多大吉)その時代は、あれですか。もう全所が交流戦とかを?

(吉田豪)対抗戦に向けて盛り上がっている時期ですね。北斗さんがどんどんカリスマ化していく時期に。

(博多大吉)だから今、振り返ればもう一番いい時期に?

(吉田豪)めちゃくちゃ盛り上がってる時に、僕が北斗さんの2万字インタビューを任されて。で、北斗さんが本当にもう自由に生きてた頃で。その時、どこか地方の興行があって。で、北斗さんを結構長時間、拘束して。インタビューして写真撮影して。それで「今日、(試合に)行きたくない」って言い出すんですよ。「行かないって伝えろ」って言い出して当然、現場が大混乱して。「なんとか連れてきてください」みたいな風に眼の前でなっているんですけども、北斗さんは全然、気にせず。で、僕がその2万字インタビューをやったんですけど、後で気づいたんです。テープが録れてなかったんですよ。

(博多大吉)うわっ! どうしたんですか、それ?

(吉田豪)記憶で作りました(笑)。

(博多大吉)思い出し、思い出しで(笑)。

記憶で2万字インタビューを作り上げる

(吉田豪)そう(笑)。大変でしたよ。1万字ぐらいは書けるんですけど、そこからは膨らまないんですよ(笑)。2万はさすがにきついですね(笑)。

(博多大吉)でも、それを乗り切ったんですか?

(吉田豪)乗り切りました。バレなかった。

(博多大吉)いやー、あの時代の北斗晶って、怖いですよね?

(吉田豪)怖いですよ。

(博多大吉)だって今、考えても週プレの表紙で中指を突き立ててるやつ、あったでしょう? あんなのね、海外の方が見たらなんだと思ったでしょうね。

(吉田豪)でもまあ、面白かったですよ。北斗さんは本当に。

<書き起こしおわり>

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