博多大吉 華丸・大吉27周年記念公演と『たまむすび』メンバーを語る

博多大吉 華丸・大吉27周年記念公演と『たまむすび』メンバーを語る たまむすび

博多大吉さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で、福岡で開催された博多華丸・大吉27周年記念公演の模様や、『たまむすび』火水木金のパートナーが勢揃いした中、なぜか呼ばれなかった月曜パートナーの竹山さんについて話していました。

(笹川友里)それはそうと先生、先週の土曜日、博多で催し物があったということで。

(博多大吉)はい。福岡の方で華丸・大吉の結成27周年記念公演というのをやらせていただきました。ありがとうございました。

(笹川友里)お疲れ様でした。

(博多大吉)いやいや、前から言っていますけどね、25周年でやったんですよ。だいたいこういうのって5、10、15、20、25、30……じゃない。

(笹川友里)まあ、節目のいいところで。

(博多大吉)で、僕らってね、単独ライブとかをやったことがほぼないんですよ。華丸・大吉って。で、25周年記念だから故郷の福岡でなんかでっかいことをやろうって。華丸・大吉っていままで何もやっていなかったから……っていうことで。いままで、CMに出た企業さんとかスポンサーさんがいろいろ協賛をしてくれたんですね。僕らのその25周年記念ライブを。で、それってネタをやるだけなの。僕ら以外に吉本の芸人さんを何組か呼んで、だいたい8組ぐらいが10分ずつネタをやって終わりっていう。

(笹川友里)へー!

(博多大吉)言ったらもう、その人たちのギャラしかかからない。だってマイク1本でいいんだもん。バンドみたいなそんな演奏とかもないから。

(笹川友里)じゃあ本当にルミネtheよしもとみたいな感じの?

(博多大吉)そう。お出かけルミネtheよしもとみたいなやつを25周年でやったんだけど、たくさん協賛をいただいたからさ、たぶん会社がすごい儲かったんでしょうね。きっとね。打ち上げの席で「来年もやらないか?」って言われて。「26周年もやりなさい」って言われて。

(笹川友里)あらっ!(笑)。

(博多大吉)いやいや、25の次は30じゃない?

(笹川友里)まあね。普通に順当に行くと。

(博多大吉)そうそう。だから競艇場とか競馬場とかは毎回やるの。毎回周年やって。スナックもそうやん? 開店2周年とか。「いや、我々はスナックじゃないんですから……」って断ったんですよね。「スナックじゃないんなら、お前たちは何だよ?」みたいな交渉の仕方もされて。で、結局まあ去年、26をやって土曜日に27周年をやらせていただきました。

26周年記念公演

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(笹川友里)改めて、おめでとうございます。

(博多大吉)とんでもないです。いや、これがいろいろあってね。出演者がたくさん出てくれたんです。もういい? 最初からバーッて言って?

(笹川友里)お願いします。豪華だったようですね。

(博多大吉)NON STYLE。で、福岡吉本のどんぴしゃっていうコンビ。あと、パンクブーブーってみなさん、知っているかな? M-1とTHE MANZAIの二冠王。ねえ。二冠王でもくすぶるでおなじみの……。

(笹川友里)いやいや、福岡ですもんね。

(博多大吉)福岡のパンクブーブー。で、バカリズムも福岡なんですよ。で、火曜パートナーの南海キャンディーズでしょう。次長課長。いま大人気の千鳥。で、金曜日のラジオもやってくれている玉さんがいる浅草キッドさん。で、僕ら、華丸・大吉。

(笹川友里)豪華!

(博多大吉)で、オープニングとエンディングに1人ずつシークレットゲストが隠れていて。エンディングがナイナイの岡村くん。

(笹川友里)すごいですねー!

(博多大吉)で、オープニングのシークレットゲストが木曜パートナーのピエール瀧さん。

(笹川友里)フフフ(笑)。まあ、ほぼ『たまむすび』っていう?

(博多大吉)そう。だから火水木金が来たぞってなったんだけど。

(笹川友里)すごいですね。火水木金だから月がいないのか。

(博多大吉)そうそうそう。だから、こうなってくるとさ、竹山は何してんだ?っていう。

(笹川友里)だってしかも、福岡だもん。

(博多大吉)福岡出身で、僕は同期なのね。竹山だけ仲間はずれじゃないか? みたいな声もちらほら聞こえると思うんですけども……言い訳させてもらっていい?

(笹川友里)ぜひ。

(博多大吉)これ、なんでこんなメンバーになったか?っていうと、もともとは去年の春の赤江珠緒さん一時的お別れ会みたいな飲み会、あったでしょう?

(笹川友里)盛大に開かれた。

(博多大吉)ねえ。あの次の日に僕が7時の飛行機に乗らなきゃいけないのに、カラオケボックスに7時半までいたとか。ねえ。それを見て笑っていた瀧さんが、衣装合わせに2時間遅刻したとか、いろんな事件があったから、ちょっとここまで話せなかったんですけど。

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(笹川友里)はい。

(博多大吉)その時に、俺はほぼはじめてぐらい……まあ、バーベキューとかでは会ったことがあったけど、ピエール瀧さんとじっくりその時に話したのよ。で、その時に「自分も福岡によく行くけど、やっぱり一度は華大とかそういうい福岡に詳しい人と一緒に行って、夜飲みたいな」みたいなことを言ってくれて。「なんかあったら呼んでよ」って言ってくれたから。で、27周年をやることはその時に決まっていたの。で、26と27の違いは何か?っていうと、会場がね、26周年までは福岡のキャナルシティ劇場っていうもともと劇団四季さんがやっていた劇場を使っていたんです。そこはキャパが1000ぐらいでね。

(笹川友里)駅チカで。

(博多大吉)そうそうそう。そこが、今年から劇団四季さんが帰ってきたの。1回、姿を消していたけど、また戻ってきて。

(笹川友里)そんなこと、あるんですね?

(博多大吉)そう。で、使えなくなったんですよ。で、キャパが1000ぐらいの会場がもうなくて。次はもう福岡サンパレスっていう会場しか取れなくて、そこがキャパ2300なのよ。

(笹川友里)わお!

(博多大吉)一気に倍以上になるから。で、2300人のお客さまやから、まあ相当なものを用意せんとね、そりゃあ納得してくれないじゃない?

(笹川友里)漫才をやるのに2300っていうと、やっぱり相当多いんですか?

ピエール瀧との約束

(博多大吉)もう限界じゃないかな? 2300。たぶん。後ろの方、だって見えないからね。まあ、見える、見えないはモニターを出せばすむっていう話もあるけど、漫才師として、プレイヤーとしてはやっぱりあれ以上広くなるとちょっと、お客さんの反応とかわかりづらくなるから、たぶん限界だと思う。でもサンパレスになるから。「じゃあ瀧さん、そういうイベントあるから来てくれません?」みたいなことを飲みながら言ったのがはじまりなの。

(笹川友里)「なんかあったら呼んで」をちゃんと忘れなかったと。

(博多大吉)で、「ちゃんとスケジュールを事務所にも言いますし。瀧さんがよかったら来てください」っていう話があって。で、火曜パートナーの山ちゃんってピエール瀧さんのこと、大好きじゃない?

(笹川友里)ファンだったっていう。

(博多大吉)そうそう。で、「そういうことがあるなら、大吉さん、僕らも入れてくださいよ」みたいな。で、吉本はすぐに入れられるから。「いいよ、いいよ」って。で、瀧さんと南海キャンディーズは先に決まったの。で、夏ぐらいにスナック玉ちゃんに行ったんです。その時に玉さんから、「俺たちはどうなってるんだ?」って言われて。「えっ、なんすか、それ?」って言ったら、「お前、瀧が行くんだろう? 瀧が行く、行かないみたいな話、赤江さんの時にしていたじゃんかよ。なんで俺たちに声をかけないんだ?」って言われて。で、僕は漫才師の先輩にあたる……浅草キッドさんは尊敬する方ですから。キッドさんにネタをやってもらうなんていうのは、自分からは言い出せなかったから、「やっていただけるなら、ぜひ来てくださいよ」と。

(笹川友里)はい。

(博多大吉)で、スケジュールを確認したら「行けます」ってなって。「じゃあ、キッドさんも来てください」と。いや、よかったよかった。これで2300人のみんな、喜ぶと思ってフッと気づいたの。「竹山は?」って。

(笹川友里)そうですね。いまのところ火水木金が決まってますね。

(博多大吉)で、あべこプロデューサーもこのラインナップを見て……もう結構早めに決まっていたの。実は、このラインナップ。「竹山さん、どうするんですか?」みたいなLINEが来て。

(笹川友里)そうですよね。あべこPとしては、やっぱりそこの配慮は欠かせない。

(博多大吉)で、僕もそうだなと思って。「そうか。竹山も入れないと、まずいよな。えっ、でもこうなったらじゃあ思い切って、アホなフリをして赤江さん、呼ぶ?」とか思って、ちょっと動き出したんだけど、そこではたと気がついたの。「これ、なんのイベント?」って。

(笹川友里)アハハハハッ! 『たまむすび』のイベント?(笑)。

(博多大吉)そうそう。で、本当にその時に思ったのが、竹山まで呼んでやるイベントは、これは東京でやるべきじゃない? 福岡でやっちゃいけないでしょう。しかも赤江さんまで担ぎ出そうとしていたんだから。僕。それはもう、『たまむすび』のリスナーさんに逆に裏切り行為になるから。これが竹山を呼ばなかったひとつ目の理由。

(笹川友里)うん。

(博多大吉)で、ふたつ目の理由は竹山ってほら、ネタをあんまりやらないイメージもあるし、最近は単独ライブでしかネタをやっていないと思うから。だから、わざわざネタをやってって言うのもちょっと忍びないな。まあ、いいか。竹山は……っていうのがふたつ目。

(笹川友里)はい。

(博多大吉)で、三つ目がいちばん大きな理由なんやけど……もうメンバーが決まっていたでしょう? で、このメンバーって総勢19人なのよ。で、このイベントの目玉企画は色々とお客さんにはあるんだけど、演者側の目玉企画は終わった後全員で納得するまで飲むという打ち上げをつけているんですよ。

(笹川友里)最高だ!

華丸・大吉27周年記念公演 楽しかったとー

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(博多大吉)で、その一軒目のお店はもう毎年決まっているの。福岡でいちばんコストパフォーマンスもよくて美味しいふぐ料理屋さんに決めているんですよ。で、そこが座敷があって、座敷に芸人というか出演者が入って、それ以外の4人がけのテーブルとか、そこにスタッフさんに全部入ってもらって打ち上げをするんだけど、そこの座敷の定員が18人なの。

(笹川友里)あら、おかしいな。もう19人。

(博多大吉)そう。もう19人やったの。で、竹山を入れると20になるなと。で、竹山を呼ぶっていうことは、竹山の元相方。福岡にいるケン坊田中っていう元相方と、僕らの本当のもう1人の同期、コンバット満。この2人も呼ばなきゃいけなくなるの。ただでさえ、もう座敷はぎゅうぎゅうなのに。

(笹川友里)もうはみ出てますね。

(博多大吉)こっからプラス3はしんどいな……っていう話を華丸として。「どうする?」「竹山、どうしようか?」「うーん、その前にやっぱりあそこが狭くなるよね?」「うん。誰か向こうに行かす?」「それは悪いやろ? どうする?」「まあ、いいか。じゃあ竹山は」って(笑)。

(笹川友里)先生、確認ですけどいまのがいちばん大きな理由ということでいいんですか?

(博多大吉)もう本当の理由は、それ。

(笹川友里)自分が竹山さんだったら、本当に切ない。辛い……。人数が入らないから?

(博多大吉)いや、だって座敷に入ってもぎゅうぎゅうで鍋をつつくの、嫌じゃない?

(笹川友里)いいじゃないですか。ぎゅうぎゅうで鍋をつつくの。楽しいですよ。

ぎゅうぎゅうで鍋をつつくのは、嫌

(博多大吉)18人しか入らないところに無理やり19人目を入れて。あと1人ぐらい来るよの。で、実際に来たんだけど。『アメトーーク!』の加地プロデューサーが来たりとかいろいろとあったから、20人ぐらいでぎゅうぎゅうでやっていたから。だから鍋をつつきながら思ったもん。「本当に竹山を呼ばなくてよかった!」って。

(笹川友里)いやいや!

(博多大吉)ぎゅうぎゅうになるから。

(笹川友里)竹山さんの心理で言ったら、「もうはみ出しているんだったら、1人プラスしても変わらんやろ?」だと思いますけども。

(博多大吉)いやいや、あの「1」はデカい。本当にマジでデカい。まあでも本当に朝まで飲ませえていただきました。最後まで残ったのがその『アメトーーク!』の加地さんと僕と浅草キッドのご両人。強いね。元気ね。諸先輩方は。それと南海の山ちゃんと千鳥の大悟くんとピエール瀧さん。

(笹川友里)やっぱり演者周りはお酒、強いんですね。

(博多大吉)いや、でもキッドさんも強かったけど、やっぱり想像を絶したのはピエールの瀧さんでしたね。

(笹川友里)ピエールのお瀧さん、強いですか?

(博多大吉)いや、もうさすがに5時半ぐらいかな? 明け方の。

(笹川友里)何時から打ち上げ自体は始まったんですか?

(博多大吉)打ち上げ自体は8時半ぐらいだよね? 8時半ぐらいから……。

(笹川友里)9時間ぐらいたっていますね。

(博多大吉)ノンストップだよ。ずーっと飲んでいるの。

(笹川友里)瀧さん、なに飲むんですか?

(博多大吉)目の前のものを飲んでいた。

(笹川友里)怖い、怖い……(笑)。

(博多大吉)目の前にあるアルコールを全部飲んでいたね。で、5時半ぐらいでもうさすがに……まあ、気を張っているから。先輩もアテンドしているから潰れないけど、「もうちょっと気絶するかも……」って思ってハッと見たら、キッドさんもやっぱりフラフラしていたのよ。博士さんもやけにストレッチ運動を始めたりとか。玉さんももう何を言っているのかわからなくなったりとか(笑)。で、千鳥の大悟も潰れていたし。「よし、そろそろ終わりかな? 山ちゃんもとっくに限界を2回ぐらい超えている顔をしていたから、もう解散かな?」って思うんだけど、やっぱりいちばん奥にいる瀧さんが全然元気なの!

(笹川友里)鎮座しているんですね(笑)。

(博多大吉)うん。二杯目みたいな顔で飲みよるの。ずーっと。

(笹川友里)アハハハハッ!

(博多大吉)いやー、気をつけた方がいいよ。だから。うん。

(笹川友里)瀧さんって本当にイメージでお強そうだなと思っていたけど、本当に強いんですね。

(博多大吉)1人だけなんか乗っている車が違う感じ。みんな国産車とかそこそこの外車で来ているけど、あの人だけアメリカントラックみたいな。大型トレーラーで乗り付けている感じ。うん。

(笹川友里)すごいですね!

(博多大吉)まあでも、本当にそういう方々と朝まで飲めて、いい思い出ができて。

(笹川友里)お人柄というか、人徳でございます。

(博多大吉)ねえ。でもこれ、27周年でこれをやっちゃったから、じゃあ来年ですよ。28周年。また手を変え品を変え。

(笹川友里)でも、来年もきっとこの会場になるっていうことですかね?

(博多大吉)まあ、どうですかね? それかもう1個上がね、次は福岡国際センターっていう会場があって。そこはね、大相撲をやっているところなの(笑)。

(笹川友里)アハハハハッ!

(博多大吉)キャパ9000のところだから。そん時は竹山くんを呼ぼうかなって(笑)。

(笹川友里)そうですね。そこでようやく1人プラスになるんですね(笑)。

(博多大吉)ねえ。いや、だから竹山は本当にいろんな思いがあるから。本当の同期だからね。まあ、あいつはやっぱり27周年よりも30周年に呼んだ方がいいんじゃないの?っていうのもありますんでね。まあ、これからも仲良くやっていきますよ。

(笹川友里)たしかに、いまのお話でなぜか竹山さんがいつ呼ばれるのか?っていうところがいちばん気になってくるっていうね。

(博多大吉)そのへんも気にしながら、今後もちょっと動向を見守っていただければ幸いでございます。

(笹川友里)本当ですね。

<書き起こしおわり>

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