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吉田豪と松永天馬 YouTube時代のサブカルチャーを語る

吉田豪と松永天馬 渋谷系とエイジングを語る SHOWROOM
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アーバンギャルドの松永天馬さんが『猫舌SHOWROOM 豪の部屋』に出演。吉田豪さんとYouTube時代のサブカルチャーについてなど、話していました。

(吉田豪)(コメントを読む)「昔のサブカルが好きなすみぺ(上坂すみれ)みたいな若い子はどう見えてますか?」。

(松永天馬)でもすみぺも若いけど、やっぱり何て言うか、いまもっと若い子がいるじゃないですか。

(吉田豪)すみぺももう20代後半ですからね。

(松永天馬)で、すみぺはやっぱりまだたぶんサブカルの矜持とかもすごく意識してる……。

(吉田豪)歴史もちゃんとわかっていて。

(松永天馬)あの子自身のキャラクターがそうだと思うんですけども。やっぱり「我々サイド」と言ったら本人には失礼かもしれないけども。我々サイドだけど。もっとサブカルの文脈とかを……「理解していない」という言葉が悪ければ、「必要としていない」子たちは生まれてて。やっぱりYouTubeが出てきたあたりから、歴史がレイヤーじゃなくなったんですよ。80年代のものと60年代のものと2000年代のものが全部均等に並んじゃったから。

(吉田豪)簡単にハナタラシにアクセスできるようになった。

(松永天馬)だから僕らからすると80年代P-MODELと90年代P-MODELは全く違うものだし。平沢進も全く全然違うものなんだけど。それをなんか均等に漁ってきてるから。

(吉田豪)平沢進へのアクセスがしやすくなったのは大きいですね。

(松永天馬)そう。僕は最近びっくりするのは本当、平沢さんが何であんなにいま、人気が出ているのか?っていう。

(吉田豪)アニオタ的な人とかに。

(松永天馬)そう! すごいことですよ。で、昔よりもいまがいちばん全盛期じゃないですか。

(吉田豪)そうなんですよね。たぶん支持者がいちばん多い時代ですよ。

(松永天馬)しかもある意味Twitter……まあアニソンとかもやってるけど、Twitterによってっていうのがね、すごい時代だなって思いますよ。

(吉田豪)『けいおん!』効果もあるでしょうしね。

(松永天馬)ねえ。(コメントを読む)「(ピチカート・ファイヴは)田島貴男ではダメなのだろうか?」。田島貴男期も好きですよ。ちなみに、佐々木麻美子期、非常に好きです。佐々木麻美子期からアーバンギャルドは多大なる影響を受けてると思います。

(吉田豪)そっちになんだ?

(松永天馬)ピチカート第三期の影響を受けてますけど、佐々木麻美子期のサウンドは初期のアーバンギャルドにかなり影響してると思いますよ。

(吉田豪)うんうん。(コメントを読む)「グッズで利益率の高いものは何ですか? それを買います」。

(松永天馬)(即答で)チェキですね!

(吉田豪)フフフ、やっぱりね(笑)。破格ですよね。

(松永天馬)あとは、そう。これも宣伝になってしまうんですけど、ライブチケットとかも物販で売っているので。それを積極的に買って。「もう持ってる」っていう人も、友達に配ってください。それも利益率が高いです。

(吉田豪)チェキは本当にすごいんですね。

(松永天馬)チェキはすごいです。最近、でも富士フイルムも足元を見始めたのか、ちょっと単価を上げてきたんですよ。

(吉田豪)へー。(コメントを読む)「自分より若くて面白いことをやってる人を見ると、老いを感じる?」。

(松永天馬)「老い」っていうかね、「自分もそういうことをやってみたい」とは思いますよね。やっぱりYouTuberとかを見ていると、映像をあんなにすごいスピードで編集して出してをほぼ1人でやってたりするから。あれはすごいなと思いますよ。

(吉田豪)いろいろ軽視している人は多いだろうけど、そのレベルで映像編集とかしてる人はたぶんそんなにいないから。たぶん映画とかの方面で、そっちから才能が出てきたりするんだろうなとはぼんやり思ってますけどね。

(松永天馬)そう。新しいものができるんじゃないかな?っていう気がしますけどね。

(吉田豪)(コメントを読む)「あのちゃんの急な脱退といい、ねむちゃんの引退といい、ひとつのサブカルが終わったような気がします」。

サブカルの人間はディケイドが好き

(松永天馬)でもね、それは思う。僕はやっぱり「サブカルの人間はディケイドが好き」って言ったけど。やっぱり「平成最後」とか「令和最初」とか「2020年」とかを意識していま、変わろうと思ってる人が結構いると思うんです。それは本当にいい意味で言うと結婚をする人が増えたりとか。悪い意味で言うと何か悪質な犯罪が増えたりとかっていうのは大抵、時代の分かれ目なんですよ。みんな「令和になったから、やっちゃえ!」みたいな思いになるのかなと思うし。ねむきゅんは非常にきれいな、素敵な卒業の仕方でしたよね。あんなにうまい卒業も仕方、ないですよ。ちゃんとファンも裏切らずにさ、物語をちゃんと作って。さらに残ったでんぱ組にきちんとバトンを渡して。今年の1月でしたっけ? 見にいきましたけど。

(吉田豪)そして古川未鈴ちゃんの結婚もあり……というね。

(松永天馬)ねえ。あれはだから新ジャンルですよね。Negiccoさんと未鈴ちゃんと。

(吉田豪)ねえ。三十路を過ぎて結婚しても続けるアイドルが次々と出てくる時代という。

(松永天馬)今後、だからどうなってくるのかな?っていう気はしますけどね。

(中略)

(吉田豪)(コメントを読む)「20年代のサブカル展開を予想してみてください」。

(松永天馬)やっぱり僕が思うのは、YouTubeと結びついていくでしょう。絶対に。YouTubeはやっぱりいま、YouTuberで厳密な意味での……僕の中での厳密な意味での「サブカルYouTuber」ってういのはまだ生まれていないんですよ。でもin living.っていう人とかはちょっと無印良品っぽくて。サブカル感あるんですけども。

(松永天馬)あんまり「ああ、この人はサブカルだな!」っていう感じのYouTuberは生まれていないんで。そういうものが出てくると、またサブカルのあり方というか、アクティビティの仕方が変わってくるのかなって思いますけどね。

(吉田豪)アイドルからのYouTuber転身がものすごい増えているんですけど。成功例ってNMBの吉田朱里ぐらいなんですよ。他は本当に全員が迷走で。

(松永天馬)難しそうですよね。

アイドルのYouTuber転身問題

(吉田豪)「なんでこんなにみんな成功していないのに、みんなやりたがるんだろうね?」っていう話をこの前していたら、やっぱり「単純にアイドルが流行っていたからアイドルを始めた人は、YouTubeが流行ったらYouTuberをやるよ」っていう風に言われましたよ。

(松永天馬)うんうん。なるほどね。そうか。アイドルが好きでやっていたというよりは、アイドルというバブルの中で……。

(吉田豪)そう。「いま、なんか面白そうだからやってみる」っていう人は……。

(松永天馬)で、いまはYouTubeのバブルがちょっと来ているから。

(吉田豪)それは「こっちだ!」ってなるよねっていう。そのジャンルというか、「音楽をやりたい」とか「表現をやりたい」とかっていうよりは「なにかでのし上がりたい」というか、わからないですけども。「なにかで自己表現をしたい」みたいな人は別にジャンルはなんでもいいんだろうなって。

(松永天馬)「表現をやりたい」っていう人がたくさん来てほしいなと個人的には思いますけどね。うん。

(吉田豪)まあ、でもみんな上手くいってないですよね。

(松永天馬)ねえ。でもやっぱり全然違うんでしょうね。アイドルの……会場でのああいう捉え方と、動画でのやり方っていうのは。

<書き起こしおわり>

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