高嶋政宏と吉田豪 ささきいさお『君の青春は輝いているか』を語る

高嶋政宏と吉田豪 ささきいさお『君の青春は輝いているか』を語る dommune

高嶋政宏さんがDOMMUNE『実写版「変態紳士」』の中で吉田豪さんとささきいさおさんの名曲『君の青春は輝いているのか』について話していました。

(高嶋政宏)そうなんですよ。だからなんでも興味を持ったらね、やればいいんですよ。もう本当、いまって突然人間が死ぬ時代じゃないですか。どんなに健康に気をつけていようが、どんなに一生懸命がんばっていようが、ある日突然人間って死ぬんですよ。それからしたら、やりたいことをやらないでどうするんだ?っていう。

(吉田豪)なるべく後悔は減らした方が。

(高嶋政宏)そうなんですよ。ささきいさおさんがお歌いになられている歌で『君の青春は輝いているか』っていう歌があるんですけどね。これ、(音源が)ありましたっけ? いま。

(吉田豪)フフフ、いま流すんですか?

(高嶋政宏)ありますか? 『君の青春は輝いているか』。

(吉田豪)今日は曲を流しながら一応やる予定なんですよね。流さないままもう1時間ぐらいたっていますけども(笑)。

(高嶋政宏)そうだ! 本当は流す予定だったんだ(笑)。『君の青春は輝いているか』、ないですか?

宇川直宏:探せるよね?

(高嶋政宏)これ、簡単に言いますとね、要するにですよ、なにかに遠慮してみたりとか、怖気づいたり怖がったりすることで、なにか我慢していないか? それで本当に君の青春は輝いているのか?っていう。そのささきいさおさんがおっしゃっている「青春」っていうのは普通の若い子たちが言う青春じゃないですよ。サミュエル・ウルマンとかの「人間は死ぬまで青春である。なにか熱中するものがあれば、その時が。人に恋した。歳は関係ない。愛した。関係ないんだ。その時が青春だ」っていう意味の青春なんですよ。

(吉田豪)うん。

(高嶋政宏)そうですよ。人の目を気にしたりとか、周りに人がなんか言ったりとか、世間的にはこうだからとかで止めて、自分はどうなんですか? あなたはどうなのか?っていう話ですよ。それで後悔はないのか?っていう話なんですよ。

(吉田豪)この場合の「青春」にSMとかも入るっていう?

(高嶋政宏)入ります。(キッパリ)。

(吉田豪)フフフ(笑)。

(高嶋政宏)全て、この歌はすごい歌でね。

(吉田豪)『メタルダー』の主題歌なんですか?

(高嶋政宏)『メタルダー』の主題歌ですか? あの、しょこたん(中川翔子)からこれを教えてもらって。

(吉田豪)そうなんですか?

(高嶋政宏)それで、しょこたんにたまたま、これはタイムリーなんですけども。昨日、ニューヨーク公演をやっていたんですよ。

(吉田豪)ですよね。モーニング娘。とかと。

(高嶋政宏)で、その時にこの間、『My Anniversary SONG』っていうBS朝日でやっている番組にしょこたんが出てくれて、いろいろと話をして。その時に『ウチくる!?』っていう番組に前に何度か出た時、中山ヒデちゃんと一緒に「今度みんなで飲みに行きましょう」っていう話をしていたんで、みんなでLINEを交換して。で、「オンエアー見ました。しょこたんのトーク、最高でした」っていうのを打ったら「いま、ニューヨークです」って。で、「教えてもらったささきいさおさんの『君の青春は輝いているのか』、あれはもうね、全SM、全フェチ、いろんな全世界で自分のフェチを公言できない、隠している人。後ろ指をさされるとかでちょっとでも負い目、引け目を感じている人。あれはその全ての人に捧げる歌だ!」って言ったら、「私、そんな風に思った事はありません」って……。

(吉田豪)フハハハハハハッ! 当たり前ですよ(笑)。

(高嶋政宏)そうですか?(笑)。俺はそんなつもりで教えてくれたんだって思って。

(吉田豪)「あなたは間違ってない」って?(笑)。

(高嶋政宏)そうなんですよ。「いやー、あなたが教えてくれた歌は最高でした」って。昨日たまたま、そういうやり取りをしたんですけども。

(吉田豪)これは流せない感じですか? あ、『メタルダー』オープニングで。

(高嶋政宏)そうですよ。この第二部は20分ごとに曲を流すっていうね。

(吉田豪)そのはずだったんですけどね。ご自分で結構選ばれていて、意外な選曲だったんですよね。

(高嶋政宏)そうですか? 最近、好きな曲と本にもあったレジデンツと。

(吉田豪)もっとプログレ感とか出るのかと思ったら……。

(高嶋政宏)プログレは今回はそんなに……冒頭のスターレスだけで。あっ! 来ましたね。これこれ。

ささきいさお『君の青春は輝いているのか』

(高嶋政宏)ほら、来た!

(ささきいさお・歌)「本当の自分を隠してはいないか♪」。

(高嶋政宏)ほら。「本当の自分を隠してはいないか」って。

(吉田豪)まさに!

(ささきいさお・歌)「君の人生は満たされているか♪」。

(高嶋政宏)「君の人生は人生は満たされているか?」ですよ。

(ささきいさお・歌)「ちっぽけな幸せに妥協していないか♪」。

(高嶋政宏)ほら! 「ちっぽけな幸せに妥協していないか」って!

(吉田豪)いいこと言ってる(笑)。

(ささきいさお・歌)「宇宙全体よりも広くて深いもの♪」。

(高嶋政宏)ほら! 宇宙全体を考えましょうよっていう話ですよ。これは。

(吉田豪)フフフ(笑)。

(ささきいさお・歌)「それは1人の人間の心♪」。

(高嶋政宏)そうそうそう。自分に正直にね。これは本当に深い歌なんですよ。これはみんなに聞いてもらいたいですね。

(吉田豪)ああ、作詞はジェームズ三木なんですね。

(高嶋政宏)そうそう。大河ドラマ『独眼竜政宗』の大脚本家の方。

(吉田豪)ジェームズ三木さんも多少の変態性がありそうな人ですよね。

(高嶋政宏)いやー、どうなんですかね。僕、デビュー当時にお会いしたこともチラッとあって。挨拶程度だったんですけども。まあ、この『変態紳士』はどう思っているんですかね?

(吉田豪)フフフ、どうも思ってないでしょうけど(笑)。

(高嶋政宏)どうも思ってはいないと思うんですけどね(笑)。そうなんですよ。やっぱり本当にね、とにかくやりたいことは全部やる。行ってみたいところには全部行ってみる。してみたいことはする。これはグルメにも通じるんですけど、食べたいものは全部食べる。まあ、スカトロではないですけど(笑)。

(吉田豪)フハハハハハハッ! 食べたくはないですからね(笑)。

(高嶋政宏)食べたくはないですね。そうなんですよ(笑)。

<書き起こしおわり>

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