ドンデコルテ渡辺銀次さんが2026年2月8日放送のJ-WAVE『ACROSS THE SKY』に出演。自身の本棚の本について語る中で、ヘルマン・ヘッセ『少年の日の思い出』の印象深い一節を紹介していました。
(小川紗良)ということで、ここで渡辺さんのライフスタイル、人生に影響を与えた一節ご紹介します。「そうか、そうか。つまり君はそんなやつなんだな」。一体、何という本なのでしょうか?
(中略)
(小川紗良)ドンデコルテ渡辺銀次さんの本棚にある本からの一節。「そうか、そうか。つまり君はそんなやつなんだな」。いや、これはどんなセリフなのか、気になりますが。なんという書籍でしょうか?
(渡辺銀次)これは『少年の日の思い出』という……。
(小川紗良)ヘルマン・ヘッセさんの1931年、だいぶ前の本ですが。
(渡辺銀次)そんな昔なんですね。
(小川紗良)これ、内容としてはどんな感じなんですか?
「そうか、そうか。つまり君はそんなやつなんだな」
(渡辺銀次)「昔話を聞いてくれ」って少年の日の思い出をなんか、雰囲気のあるところでしゃべるみたいな始まりなんですけど。それで、めちゃくちゃきつい話を聞かすんですよ。でも、きついけどだいぶ昔の思い出なんですよ。だから、傷はもちろんあるんですけど。その傷と向き合ってる人がしゃべるっていう。
(小川紗良)じゃあ、ちょっと距離はありつつも。
(渡辺銀次)本当、子供の時のトラウマじゃないですけど。自分の本当に恥ずかしい記憶をしゃべるという。
(小川紗良)これ、いつ読まれたんですか?
(渡辺銀次)これはね、小学校の時に授業で読んだんですよ。
(小川紗良)授業で出会って。
(渡辺銀次)国語だったか、道徳だったか、忘れたんですけど。読んで……大人になってもう1回、出会ったんですよ。
(小川紗良)それはいつ頃だったんですか?
(渡辺銀次)それがたぶん……30ぐらいかな? 10年前ぐらいですかね。で、やっぱり、この先ほど読んでいただいたあの一節がきつすぎて。
(小川紗良)これ、どういうシチュエーションで出てきた言葉なんですか?
(渡辺銀次)主人公というか、しゃべっている人が子供の時に昆虫採集をしてるんです。で、ずっと憧れてたヤママユガっていう綺麗な蛾があって。それを自分は持ってない。でも、ちょっと裕福な、自分よりグレードの高い家の子供がそれを持っていて。もちろん、それは触っちゃいけないじゃないですか。なんですけど、そいつがいない間にそれを手に取っちゃって、壊しちゃうんですよ。で、盗んだわけじゃないんですけど、それが見つかっちゃうんです。バレちゃって。その時に言われるのが、これなんですよ。
(小川紗良)きつい!(笑)。
(渡辺銀次)詰めもしない。でも、向こうは「取った」と思っている。で、その後、これを言われた主人公が自分の採集した昆虫を全部、潰していくっていうオチなんですよ。最後に。
(小川紗良)うわっ、怖いですね。淡々と「そんなやつなんだな」って言われるという。
(渡辺銀次)そうなんです。これ、きつすぎて印象に残ってますね。
(小川紗良)子供の時に読んだ感じと、30になって読んだ感じで、変わりましたか?
(渡辺銀次)いや、変わりましたね。これ、「こんなひどいこと、言うなよ」っていう風にちっちゃい時は思いましたけど……「そういう風に思うし、自分も言うな」っていう風になってきますね。
(小川紗良)言う側の気持ちも、ね。
(渡辺銀次)そうなりますよね。で、だから「みんな、これを言わないようにしてるだけで、そう思うんだろうな」というかね。
(小川紗良)なるほどな。
(渡辺銀次)きついですよね。でも、これの繰り返しですよね。たぶん。で、こっちもたぶん間違ってるんですよね。「つまり君はそんなやつなんだな」って言った側も、決めつけてるんですよ。「そんなことない」っていう弁明の余地もないように。それの繰り返しで人間関係が進んでいってるんだろうなと思いますね。
(小川紗良)なんかこれもまた世の中の縮図じゃないんですけど。なんかすごい、人間関係が見えますね。ありがとうございます。なんか人生の一節でこの苦々しい言葉が出てくるっていうのが面白いなと思いながら(笑)。ありがとうございます。

銀次さん、小学校の時に触れたヘルマン・ヘッセの一節をずっと覚えていて、大人になってから再び読んでみるのが素敵ですね。昔の印象と、大人になってからの印象がだいぶ変わっていたというのもとても興味深い!
ACROSS THE SKY 2026年2月8日
ACROSS THE SKY | J-WAVE | 2026/02/08/日 09:00-12:00 https://t.co/M7T7gr4kiD #radiko #シェアラジコ
朝井リョウさんがポッドキャストで話していたドンデコルテ渡辺さんの本棚トーク、すげえ面白かった! Radikoに課金すればまだ聞けます!— みやーんZZ (@miyearnzz) March 1, 2026
