松任谷由実 愛犬の脱走で世界平和に思いを馳せた話

松任谷由実 愛犬の脱走で世界平和に思いを馳せた話 ニッポン放送

松任谷由実さんが2024年6月21日放送のニッポン放送『松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD』の中で愛犬が脱走してしまい、一晩探し回った話を紹介。その際に世界平和にまで思いを馳せたと話していました。

(松任谷由実)じゃあ寺坂さんは4時間、自分でお部屋で(自作の紅白歌合戦の)セットを見つめて、あれするんですか?

(寺坂直毅)はい。最近はちょっと、仕事も忙しいので。1セットだけ作って、写真だけ撮るとか、そういうことはしてますけれども。だから『THE JOURNEY』とかに行って、船のセットとかを生で見て、興奮します。

(松任谷由実)リスナーはわかってるかもしれませんけど。私の、あれです。

(寺坂直毅)そうですね。ブルーレイ、DVDをリリースされましたね。

(松任谷由実)でも最近ね、世界史にはまっていて。昔から好きなんですけど。あとイギリスのね、ロックミュージックがきっかけでミュージシャンになろう。曲を作ろうって思ったんだけども。『THE JOURNEY』のブルーレイとかの発売を前にして、なんかイギリスのロックの様々なテーマ……たとえばパイレーツとか。世界史的に結構、よくないことをしてきたんだなって思っちゃって。ちょっとこう、ブリティッシュロックファンの心が自分で痛むんですよ。この頃。

どうしたらいいんでしょうね? まあ、寺坂さんにあれをしてもなんなんですけども。知らないからそういうのって、ただただファンタジーで。かっこいいものの対象だったんだけど。こういう世界になって、いろいろと……中東問題とか、様々なことのもとでは、なんか悪いことに関与してたな、なんて思っちゃって。それで心を痛めているんですよ。

(寺坂直毅)でもそういう風にちゃんと時代に寄り添って、いろいろ考えてらっしゃっているユーミンさんが本当に素敵だなと思いますね。

(松任谷由実)そういう風に拾ってくれる構成作家の寺坂さんが素敵です。

(寺坂直毅)そういうつもりじゃないんですよ。本当にね、すごく大事なことなので。

「無知の知」を改めて実感する

(松任谷由実)そうだね。なんか「知る」っていうことはいかに知らなかったかってことを知ることだなっていう。また「無知の知」っていうのをね、改めて思う今日この頃です。「こんなに物事を知らなかったんだ」って。「よく恥ずかしげもなく、いろんなことを話してきたな」とか思っちゃったり。それでこの間、うちの犬がね、脱走をして。大変な思いをしたんですよ。一晩。

(寺坂直毅)ええっ?

(松任谷由実)スタッフとか、友達とかが15人ぐらいで探し回ってくれて。それでペット探偵の人も、深夜に来てくださって。

(寺坂直毅)「ペット探偵」?

(松任谷由実)なんか情熱大陸に歩出られた方なんですけどね。犬の捜索してくださる方とか。それで本当に幸いなことにというか。「このケースは9割方、無事に帰ってきますよ」ってプロの探偵の方は言ってくださったんだけど。でも、後で考えると本当にラッキーなことに翌日、隣のマンションの方が抱きかかえて連れてきてくれたんだけど。

(寺坂直毅)ああ、よかった!

無事に帰ってきた愛犬

(松任谷由実)その周りの話をするとね、もう全部、番組が終わっちゃうぐらいだけど。でもその時にね、世界平和まで考えた。これ、ウクライナの人とか、ロシアの人でもいいけど。あとはガザの人とか、それから……拉致被害者の方とか。私は犬だけど、でも愛犬なので。もう本当に、いなくなってあわあわしちゃうだけなんだけども。これが本当に人の子だったら……とか。戦地で行方不明だったりとか。いや、たまんない世界だよねって思いを馳せてしまいました。うん。

(寺坂直毅)見つかってよかったです。

(松任谷由実)本当によかったです。

<書き起こしおわり>

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