岡村靖幸と松任谷由実『操』を語る

岡村靖幸と松任谷由実『操』を語る ニッポン放送

岡村靖幸さんが2020年7月31日放送のニッポン放送『松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD』の中で松任谷由実さんと自身のアルバム『操』について話していました。

(松任谷由実)ここで岡村ちゃんとは……あっという間の時間でね。お別れなんですよ。

(岡村靖幸)ありがとうございました。

(松任谷由実)久しぶりの対談、いかがでしたか?

(岡村靖幸)いや、本当にもう、ありがたいと思っております。ありがたい気持ちでいっぱいです。

(松任谷由実)岡村さん、アルバムを出されました。タイトルは『操』。なぜ『操』というタイトルで?

(岡村靖幸)これはね、まあ初めて言いますけども。初めて言ってしまいますが、ユーミンさんと連絡を取っている中で「操」という言葉が出てきまして。ユーミンさまが……。

(松任谷由実)私は「操」というワードが自分の中にあったのかも定かではなんですけども。

(岡村靖幸)「私は今、ツアー中です。本当にロングツアーを回っていて、操を使い尽くして今、大変です。非常に戦っております」みたいな話で。「操か……」と僕はその時に思ったんです。

(松任谷由実)なんかさ、ステージに立ってると、「大衆と寝る」じゃないけども。そういうものを発散するじゃない?

松任谷由実の「操」という言葉

(岡村靖幸)僕はこう思ったんです。僕の思うユーミンさんの操の設定っていうのは、エンタメをやってますけども、エンタメだけじゃないですよね。そのビジネスやエンタメを乗り越えて、本当に真心……「本当に楽しんでほしい、本当に幸せになってほしい」っていうことをやるわけじゃないですか。ビジネスで「楽しんでね」じゃなくて。

(松任谷由実)ビジネスだったらとっくに辞めてるよね。もういいよ。やらなくても。

(岡村靖幸)ですよね。もう本当の本当の真心を我々は提供しようとしているわけじゃないですか。命をかけて。それは「操」っていう風に仰ったのかなと思って。

(松任谷由実)ああ、そうか。だったらあるかも。うん。

(岡村靖幸)ユーミンさんのステージを見るとそれを常に感じますしね。だから、素敵な言い方だなと思って。これを使わせていただきたいと思って。ユーミンさまに連絡しましたけどね。「ユーミンさま、使わせていただきました」と。覚えてないですか? このやり取りは。

(松任谷由実)やり取り……うっすらね(笑)。

(岡村靖幸)フフフ、多忙だったんじゃないですか? 「使い尽くした」っておっしゃっていましたから。

(松任谷由実)そうかも。それで使ったとしたらね、今の会話の中に出てきたような意味合いだと思います。そして、そのアルバムの1曲、『成功と挫折』を聞きながらお別れしたいと思います。今夜の私が今会いたい人、岡村靖幸さんでした。また会いましょう!

(岡村靖幸)はい。ありがとうございました。

岡村靖幸『成功と挫折』


<書き起こしおわり>

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