ニセ明(星野源)さんが2024年6月4日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でリスナーからのお悩み・質問に回答。「人の目を見て話すことが苦手です」という17歳の方のお悩みについて話していました。
(ニセ明)そしてね、続々と行くよね。岐阜県「都こんぶ」17歳。「ニセさん、こんばんは。自分は人と目を合わせて話すのが苦手です。今はもう見た目ではわからないくらい改善しましたが、中学生の頃、抜け毛症という病気になりました。学校の廊下や教室で好奇の目で見られたり、指を指されて笑われたりしたのが未だに少しトラウマで『見ないでほしい。認識しないでほしい』と思っていたのが結果的に人と目を合わせなくなったんだろうと考えています。数秒でもいいから目を合わせたり、できなくても顔を見たりしようと何度もしました。だけど、なかなかうまくいきません。そもそも目を見なかったり、顔をそらしたりするのは相手に失礼ですし、申し訳ないなと思っているので、ちゃんと目を合わせられるようになりたいです。どうすれば目を合わせて話せるようになりますか? またニセさんは人と話す時、意識していますか?」。
ニセ明もサングラスをしている
(ニセ明)そうだね。あのね、ニセさんね、Sun Glassesをしているんだよね。あのね、ニセはだいたいこういう感じでしょう、いつも。これはね、サングラスをかけないと、できないよね。恥ずかしくて。アハハハハハハハハッ! やっぱりサングラスで目を……なんかサングラスをしてるとね、本当は髪の毛もほしいんだけど。やっぱりね、目を隠すって結構本当にそれだけでね、自由になったりするんだよね。それはね。だからニセはね、やっぱりこの都こんぶほどではもちろんないんだけど。やっぱりね、誰でもそうだと思うけど、やっぱり人の目は気にしちゃうんだよね。
気にしちゃうっていうか、それが当たり前になってるっていうか。社会で生きるイコール人の目があるってことだと思うんだよね。だから気に入らせざるをえないところがあるから。でもね、やっぱり17歳でいきなりねSun Glasses、ニセみたいなTear Drop型のSun Glassesをするのもちょっと、なかなか難しいと思うんだよね。あのね、17歳。Seventeenはやっぱり学校に行かなきゃいけないと思うし、難しいと思うんだけどね。あのね、社会に出るとね、目を合わせない人ばかりです。めっちゃ多いです。だからね、逆にね目を合わせてくると「なんだ?」って思うようになってくるんですよ。
だからね、ちょっとわかんないけど……で、大学もコミュニケーションをずっとしなきゃいけないみたいな。「このクラスにずっといなきゃいけない」みたいな時間とか、どんどん減ってくると思うのよ。だからね、意外と大丈夫だと思うのでね。あとね、そういうのを気にしない人っていうのが全然、世の中にはクソほどいるんですよ。目を合わせないのを面白いなって思う人とか、目を合わさないのが全く気にならない人っていうのが本当にいるんですよ、今、なかなかやっぱり学校の中だと「なんだ?」って言われちゃったりするかもしれないけど。あと、社会にももちろん、そういう人もいます。そういう人もいっぱいいるんだけど。
相手の目を見れないのは「普通」
でもね、別に「普通だ」と思っていていいです。苦手でいいです。ニセも程度の差はあれど、苦手だしね。でもね、仕事だと目を見れます。だから……本当にそうなのよ。前も「しゃべるのが苦手です」みたいな相談、来たけど。それはラジオを仕事にしちゃったりとか。たとえばね、アナウンス学校に行ってみるとか。そういうので……なんか知らないけど、仕事だったらできちゃうみたい意外とあるんでね。本当にスイッチって、違ったりするものなんだよね。そういうのをちょっと、考えてみるといいかもしれないです。
<書き起こしおわり>