星野源『おんがくこうろん』第1回でJ.Dillaを選んだ理由を語る

星野源『おんがくこうろん』第1回でJ.Dillaを選んだ理由を語る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんが2022年2月8日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でNHK Eテレで放送予定の『星野源のおんがくこうろん』についてトーク。第1回目の題材としてJ.Dillaを選んだ理由などを話していました。

(星野源)メールをご紹介します。「先週を聞いて」ということで。岡山県の方。「先週の選曲、渡辺美里さんの『My Revolution』に続いてTM NETWORKの『Self Control』って……源さん、これは『星野源のおんがくこうろん』第2回が小室哲哉ということの布石でしょうか?」というメールが来ました。違います……(笑)。

いや、ごめんなさい。特に意識をして選曲をしたわけではないんですけど。なんか聞きたいなって思っただけで。だから『おんがくこうろん』の発表をする前にJ・ディラの曲をかけたりはしていたので。それがいわゆる匂わせ的な、布石的な感じになっているとは思うんですけども。僕、匂わせたくてやっていることはないんです。特にありません。

「匂わせ」でやったわけではない

(星野源)なので今回も特に「『おんがくこうろん』をやります」って発表してから前振りをすることはないと思ってください。特にね、その発表した週にやることはないと思うので。で、なんで前にかけたのか?っていうと、物事って僕はなんとなく、いきなり認識するよりも、無意識的にもなんとなく知っていることだったりするとスッと入ってきたりすることがあると思っていて。

なので、たとえばかけたのはザ・ファーサイドの『Drop』っていう曲でしたけども。そこで、俺はJ・ディラとも言ってなかった気がするんですけども。そこでたとえばかけたとする。それで『おんがくこうろん』が発表されて第1回がJ・ディラだということで。で、「J・ディラってなんかよくわからないけど、調べてみようかな?」ってなった時にザ・ファーサイドの『Drop』っていうのが出てきて見たとしたら、その時に「ああ、星野源さんがかけていたやつだ」とか思ったり。

あとはJ・ディラという人をよく知らないけど、調べてみたら「これ、ザ・ファーサイドで感じた感覚みたいなのと同じようなフィーリングの曲だな」っていう風にたとえばなったとしたら、J・ディラという人の理解度というか、入ってきかたみたいな。体の中への音楽の入ってきかたみたいなものが変わってくると思うんですよね。

(星野源)なので、今回皆さん、結構喜んでくださっているっていうのは、それはなかなかテレビでは紹介されない人だったり。でも、みんな、たとえば音楽が好きな人だったりするとJ・ディラが大好きで……とか。そういうところもあると思っていて。なんですけど、J・ディラのことを知らない人も多くて。そういうちょっとハードルみたいなものがある時。特にテレビで流す時に……僕は「なんでこういう人のことをもっとテレビで取り上げないんだろう?」っていうことを多く思うことがあって。

「なんでこういう人をもっとテレビで取り上げないんだろう?」

(星野源)なんだろうね? だから、ちょっとハードルがあるっていう感じなんですよね。なのでハードルがあるものをなるべくすんなりと受け取ってもらえたら、みたいな感じはあるので。特に番組の趣旨みたいなものはすでに皆さん、1回理解してもらえたらもう大丈夫だなっていう感じなので。だからあんまり、そういう風に匂わせたりみたいなことはしないつもりですので。「誰なんだろう?」っていうのを楽しみに待っていただければと思っております。ただね、『My Revolution』と『Self Control』はいい曲ですね。メール、ありがとうございます。

<書き起こしおわり>

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