DJ YANATAKE 教え子・星野源のティファニーパーティーでのDJデビュー戦を語る

DJ YANATAKE 教え子・星野源のティファニーパーティーでのDJデビュー戦を語る INSIDE OUT

DJ YANATAKEさんが2024年4月15日放送のblock.fm『INSIDE OUT』の中で星野源さんにDJのやり方を教えたと話し、星野さんのDJのデビュー戦、ティファニーのパーティーの模様を紹介していました。

(DJ YANATAKE)今日、告知でちらっと書いちゃったんですけど。僕、最近ですね、DJの先生を実は隠れてやっていたんですよ。

(渡辺志保)1回、なんか『INSIDE OUT』でも「教えてきた」みたいなことを。匂わせみたいなのを。

(DJ YANATAKE)ああ、オフエアーじゃなくて?

(渡辺志保)うん。「とても楽しい時間だった」みたいな。

(DJ YANATAKE)で、それを誰に教えてきたか?っていう話なんですけど。Gen Hoshino……知ってますか?(笑)。

(渡辺志保)(棒読みで)ああ、ええと、日本の方ですね、きっと?

(DJ YANATAKE)まあ、志保さんも我々もだいぶお世話になっていますね。知らない人、いるかもしれませんけども。以前、この番組にも出たことあるんだぜっていう。その時以来の……源さん、この番組もね、たまに聞いてくれてるみたいで。「この番組に出たい」って言っていただいたことがあって。それで1回、出てもらって以来のお付き合いなんですけど。で、志保さんも一緒にNHKの番組に出させてもらったりとか、あったじゃないですか。

(渡辺志保)はい。

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(DJ YANATAKE)でですね、何やらマネージメントの方からご連絡をいただきまして。「詳しくは言えないんだけど、ちょっとDJをやるかもしれないから、DJとはどういうことをすればいいのかっていうのを教えてほしい」というご依頼が来まして。「やるか、やらないかもまだわからない。しかも内容も教えられない」みたいな感じのことで。「何かあるんだろうな」と思いつつも「いいですよ」っつって。それで行ったんですよ。で、久しぶりにご挨拶してですね。「1時間半ぐらい、DJをしなきゃいけない。それに向けて何ができるか?」みたいなところで。

もう本当に最初ですよ。DJの機材も何を使うか、みたいな。それをいくつか並べて、選ぶところからスタートしたのね。で、その日に「これがいいんじゃないか」というセットを決めて、やって。もちろん、そのDJのやり方みたいなのを教えたんですけど。やっぱりね、これは当たり前だけど。音楽的基礎知識がさ、ものすごくあるわけじゃない? とんでもなく、あるわけじゃないですか。

(渡辺志保)そうよ。だって、逆に私は源さん、DJの経験がおありだと勝手に思っていたから。何でもできるっていうイメージがあって。

(DJ YANATAKE)そうね。だけど本当にまだ、どこを押せば何が起きるかみたいなこととかも全然、あんまり最初はわかってなかったんですよ。それもね、そんなに前じゃないんですよ。マジで1ヶ月前ぐらい。でも「ここはこうで」ってやって。なんとなく、DJとか見様見真似で感覚で……みたいな、1000本ノックみたいな練習の仕方もあると思うんですけど。やっぱりね、1個1個をちゃんと、すぐ理解して。それで理解した上で進むから、1個1個の作業がめっちゃ速いの。

(渡辺志保)おおーっ!

(DJ YANATAKE)で、1日目はそれで終えたんですけど。次に会った時……それから、何回かLINEとか、連絡とかをして。いろいろ質問とかも受けたんですけど。1回目の時にすでにもう、初日の練習である程度、ミックスできるところまで行っちゃったのよ。もう単純に、曲をただ流すだけにするみたいな話も正直、あったんですけど。「あれ? これ、できるんじゃね?」みたいなところまで行って。それで2回目の時には「えっ、マジ? もうこんなにできるの?」みたいな。で、2回目ん時はもうずっと普通にDJしてもらって。本当に細かいところをちょっとずつ調整していって、ぐらいで。で、おそらくすごい練習もされたと思うんですけど。自主練も。

それで、本番が何か?っていうのが明かされたのが、ティファニーのパーティーだったんですよ。それが何かっていうのは言っちゃいけなくて。あのさ、デビュー戦がさ、ティファニーのパーティーってなんやねん?っていう感じなんですけど。

(渡辺志保)すごいですよね。ちょっと想像、つかないですもんね。

(DJ YANATAKE)それでさ、一応トラブルが起きたらいけないっていうんで、俺もその当日のリハ。それから1回、抜けてラジオの生放送をやってから戻って。それで後ろに控えて、何かあったらパッと行けるようにって思っていたんだけど。

(渡辺志保)黒子(笑)。

DJデビュー戦がティファニーのパーティー

(DJ YANATAKE)全然問題なくやっていて。しかもね、やっぱり初めて触る機材とかって、慣れてなかったらそれに一生懸命なりすぎちゃうんですよ。だいたい、DJの人とかって。だけど、みんな結構、日本の人ってDJのことを見たりするじゃないですか? だから「楽しくやりましょう」みたいことをずっと言ってたんですよ。

それで、でも本当に楽しくやっていて。踊りながらも全然、やっていて。それでもう、結構最初の段階で……「星野源です。今からDJ、やらせてもらいます」みたいな感じで始めるんだけどさ。ティファニーのパーティーだから、いろんな人がいて。芸能人の人もたくさんいたんだけど。結構、始めて数曲ぐらいで海外の、外国人の人もめっちゃ踊っていて。「ああ、これは行けるな!」みたいな風に思って。

でね、これはさすがなんですけども。もちろん、練習をやっていた時も見ていたんですけど。本番がもう一番、ばっちりだったのよ。ほぼ、ノーミスだったんじゃないかな? それでこれ、DJを知ってる人だったらわかると思うんですけど。右側のドラムだけでループを組んで、左側の曲にぴったり合わせて。もうなんか、マッシュアップみたいなのをリアルタイムでやったりするのよ。

(渡辺志保)難易度高い!

(DJ YANATAKE)「えっ、これがデビュー戦のDJですか?」っていうレベルなのよ。マジで。だからちょっと、これからもまたあるんじゃないかな? DJ源さんっていうのが。

(渡辺志保)おおー、見たい。

星野源の選曲した楽曲たち

(DJ YANATAKE)ちょっとみんな、気になる選曲を……全部はちょっと、あれですけど。たとえばプリンスの『I Wanna Be Your Lover』とかさ、マイケル・ジャクソンの『Don’t Stop ‘Til You Get Enough』とか。ダフト・パンクとか。そういうちょっとディスコっぽいのとかも、もちろんありつつなんですけど。でもね、リル・キムの『Crush On You』とか。あと2パックの『Do For Love』とか。

(渡辺志保)おお、マジですか!

(DJ YANATAKE)あとはNujabesの『Luv(sic.) pt3』とかね。結構、ルーツとかQティップとか、そういうのもかけられていて。ミックスとかもマジでばっちりで。

(渡辺志保)おおーっ!

(DJ YANATAKE)それで、そのDJしてる目の前をファレルが通るみたいな。で、ファレルに「What’s up?」みたいに挨拶するみたいな。

(渡辺志保)すごいね!

(DJ YANATAKE)めちゃくちゃ面白かったですね。ちょっと長くなってきちゃったんで、ここまでにしますけども。きっと明日のオールナイトニッポンでも少し、お話があるような気もしているので。そちらの方で。一応、そんな感じで先生をやってまいりました。

(渡辺志保)はい。お疲れ様でした。

(中略)

(DJ YANATAKE)あとね、星野源さんのあれで結構、聞いてくれた方が今日、たくさんいたみたいなんで。コメントもありがとうございます。さっきのの補足的に言うと、なんだろうな? まず選曲がね、本当に素晴らしくて。なんか俺ら、やっぱりヒップホップのDJとかって「意味で繋げたい」とかさ、年代とか、いろいろそういうのでとらわれすぎちゃうっていうか。それがいい時もあるんだけど、とらわれすぎちゃうなっていう時もあるんですけど。

やっぱり逆にもう、すごいいろんな年代とか、いろんなジャンルを横断していくんですけど。それが1時間半を通して、ちゃんと星野源の選曲みたいな世界ができていて。それがね、ティファニーの会場にも本当にばっちり合っていて。それができちゃうっていうのは本当にすごいなって思って。逆に勉強させてもらうところもあったなと思うのと。

あととにかく、さっきも言ったけど楽しそうにやられたのが本当に良かったっすね。めちゃくちゃ踊りながらやってたんで。「えっ、こんなに余裕、出る?」っていう。やっぱり、見せ方もプロなんですかね。なんかそういうのもすごいなと思って見ておりました。明日、きっと何か少しお話あるような気もしますんで。僕も明日、オールナイトニッポンを聞きたいと思います。以上です。

DJ星野の世界を構築

<書き起こしおわり>

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