オードリー若林さんが2024年4月13日放送のニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の中で中高生の時に買えなかったあこがれのスニーカー集めがそろそろ終わりを迎えつつあることについてトーク。コレクションを見ていてふと我に返ってしまった瞬間を話していました。
（若林正恭）でもさ、この間さ、ついにだけどさ。だからキン消しもそうだけどさ。スニーカーとかさ、子供の時。中高生の時に買えなかったものを迎えに行くっていう。それももう、ちょっと終わったもんね。俺ね。
（春日俊彰）ああ、そう？
（若林正恭）いや、なんか寂しかったね。「ああ、終わったんだ」と思って。
（春日俊彰）それは、なに？ ある時にふと、「あれ？ あんまりテンション、上がらないな」みたいなのに気づくってこと？ 新しいものを手に入れた時に？
（若林正恭）俺、スニーカー用のクリアケースっていう。スニーカーをディスプレイするのが趣味の人のためのものが売ってるわけですよ。それが部屋にあって。中高生の時に買えなかったスニーカーを買って、それがポンポンポンポンと入っているのよ。これね、娘がね、もうちょい大きくなった時に「なに、これ？」ってなったら嫌だなって思っちゃった瞬間があるんだよね。
（春日俊彰）なるへそ。ふと。
（若林正恭）靴がクリアケースに入って積み重なっている親父って、なんか嫌だなって。
（春日俊彰）履かないしね。「なんで履かないで、クリアケースに入れて飾ってるんだよ？」っていう風に思うかもね。
（若林正恭）娘がそれを指さして。1足1足、「これ、パパの。これもパパの。これもパパの」って言ってた時に思ったんだ。「ああ、なんか恥ずかしいな」と思って。
（春日俊彰）たしかに。理解はすぐにはされないかもね。
娘がコレクションを指さしているのを見て「恥ずかしい」と思った
（若林正恭）親父が集めてるって、なんか嫌じゃない？ 大人なのに……申し訳ない。こんなこと言って。「大人なのに、集めてるんじゃねえよ」っていう。
（春日俊彰）そうだね。まず、親父が集めてるものって子供にはよくわかんないしね。
（若林正恭）うちの親父が……これ、俺がめっちゃ子供の時だよ？ 小学生ぐらいの時に、あれはなんて言うの？ 紙相撲っていうのかな？ 紙に力士を書いて、折って立たせて指でトントントントンッてやるやつ。土俵も紙で作ってあるやつ。今、あんなの見ないよな。わからないでしょう？ これ、説明してても。トントントントンッて。で、倒れた方が負けなんだよね。
（春日俊彰）はいはい。
（若林正恭）あれをさ、あの時の親父って今の俺よりは年下なのかな？ リアルタイムで千代の富士とか強かった時、絵の具で紙相撲の力士を作ってたんだよ。まだ。自分で。新人の力士とかを。絵の具で書いていて。で、なんかそれが上手いの。ずっと子供の時からやっているから。それで、トントントントンッて指でやって、戦わせているの。それで、番付みたいなのごとにわかれるように力士を収納しておくみたいなのがあって。「なにやってんだ、こいつ？」って俺、思ったもん（笑）。
（春日俊彰）まあ、だからそういうよ。同じよ。靴も……。
（若林正恭）でも、俺は靴を並べてトントントントンッて靴相撲はしてないからね。エアマックスとジョーダンを戦わしたりしてないからね。
（春日俊彰）だからそれは相撲をしてるか、してないかだけの違いでさ。娘としたら、本当にその当時の若林さんと同じで。「なんだよ、こいつ？」って。種類が違うだけで（笑）。
（若林正恭）でも、お前もまだいろいろ集めてるよな？ プロ野球チップスとか。
（春日俊彰）ああ、まあシーズンによるけどね。なんか、飾ってるものはないからな。「なんだ、これ？」とは子には思われないとは思うけど。いや、理解はされないよね。親父がなんか集めたりしている、その親父の趣味っていうのは。それはもう、覚悟の上で突き進んでいくのか、やめるのかっていうだけでしょう。それは理解されないよ。
（若林正恭）そうか。そうだよなー。今はそんなに集めてるものって、春日はないのか？
（春日俊彰）私が集めてるものは、ないかな？ そんなでかいものも集めてないしね。靴だとか。キン消しも別に集めているわけでは……子供の頃のやつはあるけど。今、集めているものは、ないな。
（若林正恭）でさ、なんか美容室とかで雑誌……おじさん向けのファッション誌とか。あれって、美容室で髪を切る時ぐらいしか読まないけどさ。あれを見るとさ、もうだいたいさ、時計か靴かぐらいしか、ないよね。おじさんたちが……。
（春日俊彰）集めるもの？
（若林正恭）いや、集めているのか、知らんけど。記事の内容が。
（春日俊彰）ああ、記事が？ そう？ へー！
（若林正恭）あれ、どうなっているのかな？
時計か靴ぐらいしかないおじさんファッション誌記事
（春日俊彰）じゃあ、ファッション誌みたいなこと？ 女子よりも種類がないんだろうね。身につけるものが。その中で何とか、やっていくしかないんだろうね。時計だなんだっつって。
（若林正恭）時計だなんだっつって。
（春日俊彰）狭い世界で、そのジジイたちが競ってくっていう（笑）。
（若林正恭）でも、あんまりなくない？ そんな人って。いる？ 同級生とか。
（春日俊彰）うーん、いないね。
＜書き起こしおわり＞
