八嶋智人『不適切にもほどがある!』本人役出演のきっかけを語る

八嶋智人『不適切にもほどがある!』本人役出演のきっかけを語る ザ・ラジオショー

八嶋智人さんが2024年3月21日放送のニッポン放送『ナイツ ザ・ラジオショー』の中でドラマ『不適切にもほどがある!』で本人役を演じて大反響になっていることについてトーク。本人役を演じることになった経緯を話していました。

(土屋伸之)本日のゲストはこの方、八嶋智人さんです!

(八嶋智人)ワイワイワイ、八嶋のY。ありがとうございます。こんにちは! 八嶋智人でーす。

(塙宣之)なんか入ってきた時も、ドラマの……(笑)。

(土屋伸之)ドラマそのままですよ!

(八嶋智人)だって八嶋智人役なんですもん。あのドラマが。

(塙宣之)いや、あれは面白かったっすねー!

(土屋伸之)あれは八嶋さんしかできないですよ。

(塙宣之)今期一番面白いドラマの中で……。

(土屋伸之)やっぱり第3話はそれを勢いづけるものがありましたよ。『不適切にもほどがある!』の。

(塙宣之)あれは神回ですよ。

(八嶋智人)まあ、そうなんでしょうね(笑)。いやいや、あれは本当に宮藤官九郎さんの……もう宮藤官九郎様様で。同い年なんですよ。僕、宮藤くんも。あと阿部サダヲくんも。で、大昔から知っていて、家族ぐるみでも仲良かったりするんですけども。仕事するのが宮藤くんははじめてで。宮藤作品に出るのが。

(塙宣之)はじめてなんですか?

(八嶋智人)はじめてです。

(土屋伸之)ずっと知り合いだけど……?

(八嶋智人)知り合いで。僕の妻と……妻も8話に出てましたけども。

(土屋伸之)ああ、出てましたね(笑)。

(塙宣之)なんか嫌な役でしたよね(笑)。

(土屋伸之)めちゃめちゃ怖かった(笑)。

(八嶋智人)恐ろしいでしょう? あれが家にいるんですよ! まあ、あれは役ですからね。違いますけども。

妻・宮下今日子も8話に出演

(八嶋智人)妻は宮藤くんとは舞台を一緒やったりとかしたことがあったんですけど、僕はもう本当にはじめてで。それでよく、食事をするとかっていう時には「出してよ、出してよ」って昔からずっと言っていて、ようやく。まさか自分役とは思わなかったんですけど。

(塙宣之)ドラマに自分役で出たのははじめてですか?

(八嶋智人)はい。はじめてです。それですごいみんなが「面白い」って言ってくださって。本当にね、LINEとかも今まで、どんだけ僕が劇団の案内を送っても、うんともすんとも返ってこなかった女優さんとかもね。

(土屋伸之)八嶋さんもそういうの、やっているんですね。LINEで。

(八嶋智人)それはもう、自分の劇団は自分で宣伝するしかないですから、ひたすらやりますけども。でも、向こうからね、「面白かったです」って来たりとかして。「おおっ!」って思って。で、特にあのドラマは実際に僕のやってるかもカムカムミニキーナっていう劇団の実際の公演の宣伝をドラマの中でやって。

(塙宣之)それも面白いよなー。

(八嶋智人)あれ、台本に書いてあったんですよ。

(土屋伸之)ドラマの中で告知したやつが本当に公開前のやつだったんですよね。

(八嶋智人)それもバズッていて。本当にね、来てくださった方が……地方からの方もいて。満員ですよ。オンエアーの次の日から。びっくり。

(箕輪はるか)メールも来てます。「『不適切にもほどがある!』を見てます。『かむやらい』を座・高円寺で見ました。毎回テンポの良さとほどよいでしゃばり感、素晴らしくいつも楽しみにしています。面白いことは書けませんが、今後も楽しみにしています」。見てくださっているんですね。

(塙宣之)座・高円寺。お笑いもやりますよね。

(八嶋智人)座・高円寺が僕らの主戦場というか。毎年、やらせていただいてるんですけど。それでちょうど僕、今は物販も担当なんですよ。劇団員にはいろんな役割があって。だから今年から、そのコロナのあれも緩和されて。物販コーナーで役者がロビーで立てるようになったんですよ。だから僕は売るわけですよね。「どうぞ」なんつって。で、買ってくださった方にはちょっとサインしたり。そしたら、お客さんとお話をするじゃないですか。そしたら「ドラマを見てきました」って……「高知から来ました」とか「長野から来ました」とか。本当に、天を仰いで「宮藤官九郎様、ありがとう」って。言いましたよ。実際にオンで言いました。お客さんの前で(笑)。

ドラマを見た人が実際に劇団の公演に来る

(塙宣之)あれ、役もいい役ですしね。なんだろうな。最高になんか、いい役だから。

(土屋伸之)あれは共感するんですよね。「八嶋さんって、そうだな」っていう。なんかこう、頼れるというか。

(八嶋智人)そうですか?(笑)。

(塙宣之)でも、あれだからね。ビジネスに乗ったからだけどね。ビジネスに乗ってなかったらら、あそこまでやっていないかもしれないよね?

(土屋伸之)それで仲里依紗ちゃんのことを「ビジネスちゃん」って呼んで(笑)。

(八嶋智人)あれで「八嶋基準」っていうのを宮藤くんが書いて。で、なんか他の人も全部、芸能人の実名で書いてたらしいんだけど。それはちょっと書き過ぎだってことで。「やめましょう」ってプロデューサーの方と話をして。「でも八嶋基準だけは譲れない」って宮藤くんが言ってくれて。「そこまでなんだったら、やっぱり事務所に問い合わせよう」っていうのでTBSが問い合わせたんですね。そしたらもう、僕に話が来る前にもマネージャーが前のめりに「OKです!」って。「えっ、こんなに前のめりなの? じゃあ、ちょっとだけ出てもらう?」っていう話になったみたいで。それも問い合わせたら「はい、やります!」ってなって。普段の僕なら「嫌だ」って言うんですよ。劇団の公演の直前だったから。でも僕に聞く前にもう、マネージャーがOKしてて。「ああ、そんな前のめりなんだったら、ちょっとガッツリ出てもらう?」っていう、そんな流れで。

(塙宣之)最初はそこまで出る役じゃなかったんですね。

(八嶋智人)たぶん名前だけ。

(塙宣之)あの基準の。飛行機の時に名前が出るだけで。

最初は「八嶋基準」で名前だけの出演の予定だった

(八嶋智人)それで最後にちょこっと出て賑やかしみたいな感じだったのかもしれないですけども。それがどんどん膨らんできたっていう風に宮藤官九郎くんがラジオみたいなので言ってました。「ええっ?」って思って。その時、僕は「マネージャー、ありがとう!」って天を仰いで言いましたね(笑)。

(土屋伸之)受けてくれたから(笑)。

(塙宣之)情報番組のね司会とかも上手にやるだろうし。

(土屋伸之)ずっと、MCのイメージもあるから。

(八嶋智人)そうですよね。だからいろんなことやってきてよかったなって思いましたね。宮藤くんがそれを見ていてくれたんだっていう。よく芝居は見に来てくれていたんですよ。

<書き起こしおわり>

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