星野源 2023年に楽しんだベストコンテンツを語る

星野源 2023年に楽しんだベストコンテンツを語る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんが2024年3月5日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中で2023年に楽しんだ楽曲、動画、文章などのベストコンテンツを紹介していました。

(星野源)さあ、そんなわけでなんとなくダラダラと発表していきましょう。2023年、僕が何となく楽しんだベストコンテンツみたいな。とはいえですね、楽曲もあるんですけど。楽曲はもう、新曲とかじゃないですね。Hi-Five『Never Should’ve Let You Go』ですね。すごい好きな曲なんですけど。とにかく2023年はですね、80’s後半から90’s前半みたいな頃。時系列のR&Bとかソウルとか、そういう曲ばっかり聞いてましたね。それが今も好きで、ずっと聞いてますけれども。

自分のやっぱりね、青春時代の曲なんですよね。そういうティーンになりたてから……少年時代から青年に変わっていくぐらいの感じ。なんかそのぐらいのね、本当に青春の時の曲なんでね。なんだろう? ルーツ的な部分もありますし。非常にそういうのを繰り返して聞いていたという時期でしたね。そういうのが僕がね、作った音源にも出てると思います。

Hi-Five『Never Should’ve Let You Go』

(星野源)それでですね、「2023年は元気がなかった」みたいな名前にしたと思うんですけど。だからね、とにかく響いたコンテンツがホラーしかないんですよ(笑)。基本、怖いものとか……落ち込んでたから、その波長が合っていたからなのか。その怖いもの以外で言うとですね、僕はよく動画、YouTubeとかでよく見てるんですけど。なんかすごい良かったのですね『RTA in Japan Summer 2023』で……RTAってゲームでもうとにかく速さを競うやつ。リアルタイムアタックのゲームの動画。それフェスみたいなのがあるんですけど。前は『リングフィットアドベンチャー』のやつを話したことありましたけど。

星野源と山岸聖太 RTAとヒップホップの共通点を語る
山岸聖太さんが2022年1月25日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』に出演。星野源さんとゲームの攻略スピードを競う競技RTAについて話していました。

(星野源)今回はですね、『RTA in Japan Summer 2023』のですね、『ときめきメモリアル』。なんだろうな。選択肢を選んで、そういう物語が進んでいったり。その登場人物たちと恋人になれたり、なれなかったりみたいな。自分が勉強したり、部活やったりして、パラメーターを上げていってみたいな、なんかそういうゲームで。もう懐かしい……プレイステーションだったかな?

すごい古い……それもね、90年代のゲームだと思うんだけど。それをですね、目隠しでやるというRTA。それを、だからだいたい1年ぐらいの話だったかな? それで何月何日って……全部、日にちが毎日進んでいくんですけども。何月何日にこのコマンドをやるとかっていうのを全部、目隠しでやるんですよ。だから、音で読み上げとかもないから、表示されている日にちとかもわかんないじゃないですか。なのに、全部日にちがばっちり合っていて。それをですねもう、しかも全部解説しながらやっていくんですよ。後ろにお客さんもいるんですけど。それがもう、圧倒的に面白くて。いろんな人におすすめしちゃいましたね。「これは本当に素晴らしいんで!」っていう。素晴らしく面白いコンテンツで。

なんかその、「本当にこのゲームが好きなんだな」ってのがもう伝わってくるという。しかもこの走者の方。走られてる方はですね、自分が生まれる前のゲームをやっているというような、そういうのも含めてちょっとエモいというか。すごいいい動画でしたね。

RTA in Japan Summer 2023『ときめきメモリアル』目隠しRTA

(星野源)あとはもう、怖いやつになっちゃうんですけど。怖い動画で言うとフェイクドキュメンタリー「Q」……。前から僕、大好きだって言ってますけど。『PLAN C』っていう回があるんですけども。「フェイクドキュメンタリー」っていう風に銘打っていて、モキュメンタリーなんですね。ドキュメンタリー風の……だから、本当にあったこと風のフィクションなんですけども。なんか本当っぽい……「本当って言えないからフェイクドキュメンタリーって言っているんじゃないの?」って勘ぐりたくなるぐらい、リアルな怖い動画を上げている方々なんですけども。

その『PLAN C』っていうやつがめっちゃ怖かったんですよ。とある車の中に置かれたビデオカメラ……でも、そのビデオカメラはいわゆる人を撮ってないんですよ。カバンとかの中に入っていて、蓋も閉まってる。でも録画ボタンが押されておて、音声だけが聞こえるという。で、その動画作品なのに、音声だけで物語を進めていくんですよ。で、その着地が本当に予想がつかないところに着地するんですけど。まあ、怖い! 本当に……本当、うんち出ちゃう。「うんち出ちゃう!」っていうぐらい怖いんですけど(笑)。それはもう本当に素晴らしかったですね。で、やっぱりそういうところのもの作りの情熱みたいなのを感じるから、好きなんですね。

フェイクドキュメンタリー「Q」『PLAN C』

(星野源)あとは文章で言うと、梨さんね。前にメールもいただきましたけれども。ホラー作家という肩書きでいいのかしら? 梨さんのこれ、『ふり』という短編がありまして。ひらがなで『ふり』ですね。それはYouTubeじゃなくて、サイトの方のオモコロに載ってますね。あと、いろんな本も出されてましたけども。随時、全部チェックしてますけれども。面白いですねトークショーとかも全部、配信を買って聞いてるんですけど。すごく面白いですね。考え方から面白いというところも含めて、梨さんの諸々の作品で非常に、非常に楽しませていただいて。そんな感じですね。

梨『ふり』

ふり | オモコロ

(星野源)今年に入ってやったゲーム。2024年に入ってやったのが『未解決事件は終わらせないといけないから』。そのゲームがすごく好きで。それはでも2024年に出たんですけど。1月だったかな? すごく面白くて。それもインスタのストーリーズに載っけましたけれども。僕、1人で黙々とやるゲーム好きなんですよ。対戦とか、ネットに繋いでとかっていうのじゃなくて、本当に1人で黙々とね、時間をかけてやるようなのが非常に好きで。それを完全コンプリートでクリアして。なんかそれを全部コンプリートでやった甲斐があるな、みたいなゲームですね。非常によかったです。はい。そんな感じですかね。

『未解決事件は終わらせないといけないから』(2024年)

Steam:未解決事件は終わらせないといけないから
清崎蒼警部の退職から12年後、ある日訪ねてきた若い警官。彼女は「犀華ちゃん行方不明事件」を終わらせるよう協力を要請してきた。清崎はバラバラになった記憶のかけらを思い出して再構成するが、明らかとなったのは犀華の周りの全員が嘘つきだったというこ...

<書き起こしおわり>

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