宇垣美里さんが2024年2月12日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション2』の中でNHKドラマ『作りたい女と食べたい女』シーズン2、第18回にラジオDJ役として声の出演を果たしたことについてトーク。大好きな作品の重要な回に出演できた喜びを話していました。
(宇多丸)そんな中ですね、いろいろ様々な宇垣さん情報もいただいておりましてですね。ラジオネーム「モーガン」さんです。
(宇垣美里)モーガン・フリーマンかな?
(宇多丸)そうかなー? 「宇多丸さん、宇垣さん、こんばんは。録画してあったNHK……」。
(宇垣美里)アハハハハハハハハッ! 「そうかなー?」って(笑)。
(宇多丸)僕がだんだん宇垣さんの言うことを8割、スルーしてるっていうことでお気づきだろうか?(笑)。「NHK夜ドラ『作りたい女と食べたい女』、先週の木曜日放送の第18回を見ていたところ、春日さんが車中で非常に重大な決断をしようと、自身の気持ちと向き合っているシーンで、彼女の背中をそっと後押しするように、総裁のお声がカーラジオから聞こえてきました。しかもドラマの中のラジオDJ宇垣さんの曲送りから流れてくるのは、大好きなリナ・サワヤマ『Chosen Family』だったので、その後に続く野本さんと春日さんのクリームシチューの食卓シーンは泣きすぎて、初見では内容が入ってこないほどでした。アトロクの裏番組の話題で恐縮ですが、ドラマ版つくたべは制作チームの細やかな配慮が行き届いた良い作品だと思いますので、アトロクリスナーにもぜひ見てほしい作品です。Amazonプライムで視聴可能です」ということでございます。
(宇垣美里)そうなんですよ! 本当にありがたいことにちょっと、お声がけいただきまして。その作品の中のラジオパーソナリティーとして出れさせていただいて。特にこのシーン、原作でもとっても好きなところ。アトロクでもね、お話したことありましたし。でも最初、ナレーションを入れるために1回、見たんですけど。「えっ、良すぎる!」ってなって。本当に、自分でしゃべってるんですけど……15分の作品なんですけど。「なんてものを見せてくれるんだろう!」って。その15分で、特にこの私が出させていただいたこの回は「家族」という、それこそこの後にね、アリ・アスターのお話もありますけど。「家族という檻」についてのお話です。それについての非常に大きな決断を春日さんがして。それを春日さんがお話するシーンが本当にたまらなくてですね。ゲロゲロ泣いておりました。あんまり自分の声、聞いてなかった。本当に見てほしい。
(宇多丸)でも、「こんなに嬉しいことはない」っていうその作品への関わり方というか。
(宇垣美里)もう、行った時に監督さんとかプロデューサーさんに「本当にずっと好きで。今、シーズン2ですけど。シーズン1の時、心の支えでした」みたいな感じで言っていたんですけども。今回も相変わらず、すごく丁寧な作りで作られていて。やっぱり今回の……まず、『Chosen Family』が好きじゃないですか。リナ・サワヤマが好きじゃないですか。『作りたい女と食べたい女』もすごい好きじゃないですか。だからその、もうたまらない。だから春日さんのその背中を押す、もしかしたらその一助になったかもしれないという大役を担うことができるなんて……本当に、生きててよかった!
Rina Sawayama『Chosen Family』を紹介して春日さんを後押し
(宇多丸)しかも、その自分好きな場面の、その中の人になってるのよ? 素晴らしい! しかも僕らとしては、だからそのラジオDJとして。番組でもゆかりの深いそのリナさんの曲をチョイスして。もうなんて言うのかな? 全てのピースが理想的にはまっているという。
(宇垣美里)本当にもう「ありがとう」しかないんですよね。だから皆さん、見てくださってすごく嬉しいですし。改めて、いろんな形で見ることもできるので、本当に見てほしい作品です!
(宇多丸)ねえ。「アトロクの裏番組」って皆さん、他のメールをいただいてる方も気にしてくださっているんですが。今時ね、アマプラでも見れるんだから。そんな、裏がどうとか、そういう番組でもない。この番組もね、Radikoタイムフリーでも聞けますし。他にもいろんなやり方あるんで。ご心配なさらずにぜひ見てください。
(宇垣美里)もう、すごいよ!
(宇多丸)1話あたり、そんな短いのね。
(宇垣美里)短くて、毎日やるっていう。毎週◯曜日とかじゃなくて、月-木であるんですけれども。もう本当に……10時45分から。
(宇多丸)『作りたい女と食べたい女』シーズン2。NHKで放送中。月曜日から木曜日。だから同じだね。10時45分から11時という。まあ、たしかに裏だなー。
本当に素晴らしい作品
(宇垣美里)でも本当に素晴らしいんです。あの回、背中を押される人がすごいたくさんいるんじゃないかなって。私は幸運なことに家族とは仲がいいですけども。それでも、やっぱり多少の距離感は必要だったりするし。やっぱり今、「こういう形でもいいんだよ」って言ってくれる作品が出てきたっていうことが本当に私、何人の命を救っただろう?って。作品としてもそうです。それがドラマになって、こんなに大切に作られているということに改めて感謝というか。「いい時代になったな」って、その部分は思いました。すいません。長々と……。
(宇多丸)いやいや、何を言っているんですか。ぜひ、皆さん。私もちょっと、まだ見えてないんで、拝見したいと思います。
(宇垣美里)素晴らしい作品です。
今夜の「作りたい女と食べたい女」は、今週を締めくくる第18回です。
思えば、この1年半ぐらい、別作品もふくめて“家族”について考えてきました。家族に救われるひともいれば、家族のことが苦しさにつながるひともいる。
どうか、届きますように。#つくたべドラマ https://t.co/lCiCp8aorB— 坂部康二 (@koji_sakabe) February 8, 2024
<書き起こしおわり>