西寺郷太と宇多丸『ロボット・ドリームズ』パンフレット音楽解説を語る

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西寺郷太さんが2024年11月18日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』に出演。クインシー・ジョーンズ特集の冒頭で宇多丸さんが前週のムービーウォッチメンで扱った映画『ロボット・ドリームズ』の劇場パンフレットに西寺さんが寄稿した文章について言及。

映画評の中でも紹介していた窓に映ったMTVの画面の左右反転しているエンドクレジットの文字を解析して「作品内で舞台になっている時期は1985年の夏の終わりから86年の秋だ」と特定していた西寺さんの仕事ぶりを絶賛していました。

(宇多丸)あの『ロボット・ドリームズ』のパンフレットの音楽解説がすごく良くて。特に、本当に僕も詳しく解説したアバンタイトル。タイトルが出る前のところで(テレビに映っているものを見て)「MTVだな。ああ、80年代だな」って、ここまではわかるけど。窓に映るエンドクレジット、しかも左右反転してるものを見て……1発目じゃ絶対にわかるわけない!

(西寺郷太)絶対にわからないです。4回ぐらい見て「うん?」って思ったんですよ。で、僕は映像をもらっていたんで止めて「これは……この監督、このチームはすごい!」と思って。

(宇多丸)ねえ。それと合わせて……だからだいたい85年の夏の終わりから86年の秋までだっていう話じゃないですか。で、途中で出てくるヒップホップ要素と合わせると、もう間違いない。T La Rockの『Breakdown』。まず選曲がガチ勢すぎ! この話が通じるの、RHYMESTERの残り2人しかいないみたいな感じで。

(西寺郷太)言っていましたね(笑)。

T La Rockの『Breakdown』

(西寺郷太)いや、楽しい映画でね。でも、解説を書くのが難しかったんですけど。セリフもないですし。でもなんか、アトロクも含めて今、ヒットしているみたいで。めちゃくちゃ……僕もおすすめなんで。

(宇多丸)ディテールすごさはもう我々、語り尽くせない。もちろん、話としてシンプルに素晴らしいのもあるけど。なのでね、郷太くんの解説も素晴らしかったです。ナイスパンフレットでした。

宇多丸さんが自身の映画表の中で絶賛していた部分はこんな感じです。

宇多丸『ロボット・ドリームズ』映画評

西寺郷太さんも「4回、見返してやっと特定できた」とおっしゃっていましたが、窓に何気なく映っている左右反転したエンドクレジットの文字を「これはもしや……?」と思って何度も見返す郷太さんのセンスが素晴らしいですよね! 曲のラインナップだけで放送時期を「1985年8月上旬」まで特定できてしまう……これこそプロの仕事ですよね! 映画評を聞いていてめちゃくちゃしびれたパートでした!

『アフター6ジャンクション 2』2024年11月18日(月)♯235

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