安住紳一郎 第22回全国穴掘り大会・暁工業の優勝と穴掘り動画の面白さを語る

安住紳一郎 第22回全国穴掘り大会・暁工業の優勝と穴掘り動画の面白さを語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2024年2月11日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で成田ゆめ牧場で行われた第22回全国穴掘り大会についてトーク。平井邦治さん率いる暁工業が今年も優勝したことを紹介しながら、その穴掘り動画の面白さを熱く語っていました。

(安住紳一郎)それから先週、中継コーナーでお伝えしました全国穴掘り大会の結果が出ました。もう番組ではずいぶんやってますもんね。成田のゆめ牧場で行われている全国穴掘り大会。今年は4年ぶりの本格開催で。去年は短縮版、20分だったんですが、今年から制限時間が30分。元通りになったということで。参加チームは161チームの参加があったということです。コロナ前はね、参加チームが300を超えてたと思うんで。まだまだ元通りにはなってないとは思うんですが。また徐々にね、参加チーム増えていくんじゃないかなと思いますが。一般参加チームが161。レディースチームが23チームで競われました今年の第22回全国穴掘り大会。私達がずっとリポートでお世話になっている平井邦治さん率います暁工業ですね。埼玉の久喜の方にありますガス工事会社のチームですけれども。暁工業が今年も優勝を決めました。

(中澤有美子)優勝!

(安住紳一郎)3メートル22センチ。9回目の優勝ということです。

(中澤有美子)すごいなー!

(安住紳一郎)もうやっぱり、さすがの一言ですね。22回中、今回で9回目の優勝ですからね。ただ、2位のチームとわずか7センチ差ということで。他のチームもやはり相当、力を上げてきているというのがわかりますね。そして、日天のお出かけリポーター2人がお邪魔しています暁工業女子チームとの混合チーム、レディース部門ですが。参加チーム23チーム中、こちらもなんと優勝ということで。男女ともに暁工業が優勝したということですね。

(中澤有美子)すごいですね!

(安住紳一郎)そしてレディース部門は2位の津田農園チームにわずか1センチ差。1メートル79センチと津田農園の1メートル78センチ。もうわずか。僅差で優勝ということだったようです。一般チームの優勝チームには賞金10万円。さらには優勝スコップ。女子チームにも賞金3万円が贈られるということです。そして今年、動画が上がってるんですよね。22回。今年の2024年。先週開催されました暁工業、優勝したチームの30分でノーカット版がね、たぶん成田ゆめ牧場の公式サイトなのかな? 動画サイトなどで「暁工業 穴掘り」とか入れると、たぶんすぐ一番上に出てくると思いますんで見ていただきたいと思いますが。30分ノーカット。私、これなんと2回見てしまいましたね。すごいですね。

(中澤有美子)そうでしたか!

第22回全国穴掘り大会<優勝>「株式会社暁工業(チーム東彩)」2024年ノーカット版

(安住紳一郎)閲覧回数がまだ1万回、行ってなかったと思いますけども。そのうちの2回、私ですね。30分、ほぼノーカット。

(中澤有美子)じゃあ、見ごたえがある?

(安住紳一郎)見ごたえ、ありましたね。私もずっとね、話だけは聞いてたんで、何となく雰囲気はわかってたんですけれど。この暁工業、6人1チームで30分で3メートル20センチ、掘るわけですけども。3メートル20センチってもう完全に人の頭二つ、見えなくなりますからね? 人間、肩車してもさらにその下っていうことですからね。相当な深さですよね。で、6人1チームなんですけど。私が一番、想像してたのと違ったのは、6人が力みなく、ほぼ最初の15分ぐらい、声などひとつもあげずに黙々と掘るんですよね。それにびっくりしてしまいました。もう全く力みなし。なんだろう? なんか本当に、普通に……なんて言ったらいいのかな? ごくごく普通の日常生活を送ってるみたいな。そんなに力が入ってるわけでもなく。ものすごい肉体作業なんだなと感じさせるでもなく。いや、実際は大変だと思うんですけどね。もう、本当に普通に……みんなでお茶を飲んでるぐらいな感じで。

(中澤有美子)ああ、ちょっとリラックスしたようにも見える?

(安住紳一郎)リラックスした感じで。ただもう、ものの50秒でお風呂の浴槽くらいの大きさ、簡単に掘っちゃうんですよね。最初は草の生えているところを「よーい、スタート」なんて。それでもう30秒でバスタブ一杯分ぐらい、掘っちゃって。かっこいいですよね。で、その後はね、1人ずつ掘っていくんですよね。お風呂の浴槽分くらいのものを掘った後は。それはどういうことかというと、その1人分が半身になってスコップを前後に振るう大きさなんだよね。だからそれ以上、ムダに掘っても意味ないから。その後は延々1人で掘り続けて。体力の限界になったら1分半くらいで次の人と交代して。そして蟻塚のように穴の周りに茶色い土がどんどんどんどんと山になっていって。それが穴の方に落ちないように、他の人たちが静かに静かによけていくっていう感じですね。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)で、もう1メートル50くらい超えていくと、もう掘った土っていうのは自分の肩とか頭の上くらいまで上げなきゃいけないでしょう? それを、ものの簡単にやってますからね。あれ、普通はもう、普段なにも運動してない人はもう3回か4回、やっただけでもう息がハアハアだよね。腕、プルプルしちゃうと思いますけど。で、今度は2メートルを超えたくらいになってきますと、縄のついたバケツが入れられて。そこに土を入れて。それがもうスルスルスルスル、上に下に見事に。しかもこう、掘るところが狭いから。スコップを入れてる時はその人の頭の上ぐらいにバケツがあって。スコップの上に土が乗った瞬間にそれがすっと下に降りて。で、スコップの下に入って、土を入れて。そしてまたシューって頭の上ぐらいまで上がって。スコップを入れて。それを3回ぐらい繰り返すとそれがシューッと上がって。それで土をまた出して。その瞬間に本当、エレベーター、交互交互のように今度は逆からシューッと下がってくるっていう。うっかり、掘ってる人の頭にコツンってぶつかりそうな感じもするじゃない? 全然ぶつからないから。

(中澤有美子)へー! すごいんですね!

(安住紳一郎)すごい。もう本当、狭くて。掘ってる人のお尻がもう土の壁を擦っちゃってるぐらいですもんね。本当、びっくりした。それで体力の限界になると、前からみんなに手を引っ張られて、這い上がるようにして穴から出て。で、後ろから今度、新しい体力が残っている人が入って。勢いよく。そんなのもさ、ちょっと呼吸を間違えたらさ、あれだよね。これから出ようとしてる人の上に乗っちゃったりとかさ(笑)。あと、掘るためのスコップがさ、前の人に当たっちゃって。「痛い!」とかなったりとかするかもしれないけど、そんなことは全くないから。いや、すごいなと思って。

(中澤有美子)そうなっているんですね。早速、見よう。

(安住紳一郎)そうですよね。そして平井さんがよく「うちのエースが」とか「親方が」とか言ってましたけど。たぶんね、穴掘りのエースって呼ばれる人、何となくこの人かな?っていうのもわかりました。なんかね、大事な時に出てくるの(笑)。

(中澤有美子)ああ、そう?(笑)。

(安住紳一郎)なんかね、満を持して出てくる。かっこいいなと思った。ちょっとやっぱり若手なんかがハアハア……って出てくる時に、すっと出てくる。なんかジャイアンツの堀内恒夫って感じ。ちょっと若い人、わかんないと思うけど。力みなくブルペンから出てくるね。すっと入ってくる。で、たぶん俺より年上じゃないかなと思うんだけど。そしてもう2メーター50ぐらいを超えると、もう自分の自力で、手でなんか押し上がって出てこないから。そうすると、脚立を縦に伸ばしたハシゴがスッと入れられるんだよね。それを登っていくっていう感じなんですけどね。もう本当、カーレースのピット作業を見てるみたいで。本当に効率よく働いている作業の美しさっていうのがね、感じ取れました。感激しちゃった。

効率よく働く作業の美しさ

(安住紳一郎)平井邦治さんね。またお話を聞いてる分、余計に感情移入が。今回、9回目の優勝ということですね。ただね、今回この動画を公開したことで、やはり暁工業はあまりにも強いということで。「この掘り方をぜひみんなにも見てもらって、全体のレベルアップにしたい」っていう狙いらしいんですよ。だからこれからね、たぶん来年。第23回以降はまたきっと、しのぎを削る争いになるんじゃないかなと思いますけど。

(中澤有美子)ねえ。秘密にしておきたいぐらいの戦略ですけども。なかなか真似できないんですね。

(安住紳一郎)で、残りの3分ぐらいになると、またこの暁工業の秘策があって。動画を見るとわかると思うんですけど。「はさみ掘り」っていうのをやり始めるんですよね。なんかね、全く体力には自信ないんだけど、ノウハウだけは身に付いた。私も。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)「そうか! なるほどね」と思って。あとは女子チームで大活躍の平井さんのお姉さん、やすこさんですね。もう、穴掘り1本でやっていくと昨年、ラジオで放送されてから、暁工業のやすこさんに会いに来る人がいるほど、ちょっとした有名人になっているらしいですけども。そしてやすこさんの娘さんのなつきさんですね。既に来年の作戦を練っている時点で、穴掘りの沼にハマっています(笑)。楽しみですよね。女子チームはもうほぼ、平井邦治さん、弟さんの指導なくても優勝できたっていう。今回はもうまさに独り立ちでの優勝ということなので。お姉さんもね、これからしばらく、きっと男子チームに負けないくらいの伝説を作るんではないかというような予感です。さらにはリスナーの皆さんがね、参加しているんですよね。宇都宮市の26歳男性の方から。ありがとうございます。

(中澤有美子)ありがとうございます。

(安住紳一郎)「おはようございます。私は先週の穴掘り大会に事務職4人で挑んだ者です。雨の中の開催となりましたが、会場は大変盛り上がり、熱い戦いが繰り広げられました。私達のチームの記録は深さ155センチ。161チーム中73位。当初の目標では2メートルを超えることだったので、チームとしては事務職の意地が粉々に砕け散る悔しい結果となりました。しかし、今回大会に出場したことで、チームの絆を深めることができ、また、様々な課題も発見することができたので、また来年に向け練習をしていきたいと思います。暁工業の強さはやはり異常ですよ」。やっぱり自分たちで掘ってさ、やってみると倍近い深い穴掘る暁工業を見ちゃってね、みんなびっくりですよね。

(中澤有美子)そうなんですね(笑)。

(安住紳一郎)いや、すごいと思う。たぶん。大谷翔平とかもすごいなと思うけど、暁工業のね、本当にね、あのね、2分ぐらいで……まあ、ちょっと言い方は厳しいかもしんないけど。2分くらいで、本当に人6人ぐらい穴を掘れる能力って、すごいと思うよ。びっくりした。そんなことある?って思ったもん。ねえ。そして成田市の方。「先週、ゆめ牧場で行われた穴掘り大会の結果を報告します。我々のチームは出場2年目ということで、きちんと作戦を立てて挑みましたが、深さ124センチ。レディース部門23チーム中、7位という悔しい結果となってしまいました」。すごいよね。でもね。「競技終了後に暁工業が掘った狭くて深いムダのない穴を見て、自分たちの作戦がそもそも間違っていたことに気がつき、全身から力が抜けていくような感覚に陥りました。この結果を番組に報告するのも戸惑うくらい、ベストを尽くせなかった自分を責める気持ちでいっぱいの状況ですが、狭く深い穴を掘る技術を習得できるよう練習して、来年こそは上位に入れるよう頑張ります」。

(中澤有美子)でも、求めるレベルが高いですね。

(安住紳一郎)もうね、参加して穴掘って楽しいっていうレベルを超えちゃったよね。初めて聞いた人は「狭く不快穴ってなに?」って思うもんね。ただ、時間が限られてる中ではやっぱりそんなに悠長な広い穴を掘っていてもダメだから。やっぱり狭い、掘れるギリギリの細長い穴を掘るっていうのがやっぱり優勝の秘訣なんだろうね。なんかね、すごく現場は熱い!

(中澤有美子)本当ですね(笑)。

本当に熱い穴掘り現場

(安住紳一郎)本当に熱い! 現場、熱い。でね、その動画を見たんだけど。暁工業がまた黙々とね、寡黙にやっていて。ガス工事関連会社のチームなんだけど。まあ、黙々とやっている横の後ろの他のチームはね、ちらほら見えるんだけど。後ろのチームの阿鼻叫喚が聞こえるんだよね。

(中澤有美子)ああ、そっちは結構賑やかに?

(安住紳一郎)ものすごいね、最初はワーキャーやってるんだけど。そのうちなんか「違う! 違う!」とかね、「そっちじゃない!」とか「そこはもう、掘らなくていいんだ。やめろ!」とかね、「違う!」「なんだ!」「わーっ、崩れた!」とかね、「頑張れ!」とかね。そういう声が聞こえて。面白いですよね(笑)。

<書き起こしおわり>

安住紳一郎 第22回全国穴掘り大会優勝・暁工業穴掘り動画の反響を語る
安住紳一郎さんが2024年2月18日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で前週の放送で紹介した第22回全国穴掘り大会の優勝チーム、暁工業の穴掘り動画について、リスナーから大反響があったことを紹介。届いたメールを読み上げながら、お話していました。
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