大島育宙『セクシー田中さん』問題が浮き彫りにした原作の映像化トラブルを語る

大島育宙『セクシー田中さん』問題が浮き彫りにした原作の映像化トラブルを語る 文化放送

(バービー)たしかに。「終わる前に取り上げてくれるなよ」とは思いますよ。

(西川あやの)それでね、実際に実写化をする制作側も大変だと思うんですよ。どのように最終回を迎えるか、とか。

(大島育宙)元の世界観を壊さずに……その元の世界観が完結してるんであれば、そのBの世界線。「これは我々の世界線です」っていう風にもなるけれども。元の世界観が完結してない状態で代案を考えるのって、めっちゃ難しいと思うし。しかも、作者さんもめちゃくちゃ忙しいから。「そんな、ドラマの台本を渡されても……今、本編の方を書いてるんですけど?」っていう。そういう忙しさになるわけじゃないですか。だから俺、それはマナーとして「完結してない作品は実写化の話を提案するのはダメ」っていう風にした方がいいと思います。

完結してない作品は実写化すべきでない?

(西川あやの)本当に軽い気持ちではやらないでほしくて。それがその組織のトップダウンの構図というか。本当に制作者とか現場の人とかスタッフとか演者さんとか……その人たちがかわいそうでしょう?っていう話になっちゃうと思うんですよね。

(バービー)「連ドラではやらない」っていうのはどうですか?

(大島育宙)ああ、たしかに。単発で。『ONE PIECE』とかみたいに何話でドンッてNetflixで出るとかならOKとか?

(西川あやの)「◯◯編だけ」みたいな。

(バービー)連ドラでやるから、スケジュールがどんどん差し迫って、みんながテンパっちゃうっていう。

(大島育宙)たしかに。でも映画もダメにした方がいいとは思うんですけどもね。

(バービー)ああー。

(西川あやの)ちょっとそういうのを我々はここで提案します。

(大島育宙)しましょう。厳しくこれはやっていきましょう。視聴者としてね!

(西川あやの)視聴者として思っていたことを(笑)。

(大島育宙)これ、ずっと怒っていたことですから。

(西川あやの)視聴者目線の意見(笑)。

(大島育宙)僕と西川さんはずっと言っていたことですから。『トリリオンゲーム』は早かったですよ。『トリリオンゲーム』の実写化、早いんですよ。

(西川あやの)早かった(笑)。

(大島育宙)まあまあ、面白かったからよかったですけども。

<書き起こしおわり>

大島育宙『セクシー田中さん』芦原妃名子の訃報と漫画原作ドラマ量産問題を語る
大島育宙さんが2024年1月30日放送の文化放送『西川あやの おいでよ!クリエイティ部』の中でドラマ『セクシー田中さん』の原作漫画の作者・芦原妃名子さんの訃報についてトーク。さらにテレビ各局のドラマ枠の増殖と漫画原作ドラマが粗製乱造されている現在の状況についても話していました。
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