大島育宙『ザ!世界仰天ニュース』「命をかけた赤木ファイル“文書改ざん”の謎」を語る

大島育宙『ザ!世界仰天ニュース』「命をかけた赤木ファイル“文書改ざん”の謎」を語る 文化放送

XXCLUB・大島育宙さんが2024年1月9日放送の文化放送『西川あやの おいでよ!クリエイティ部』の中で『ザ!世界仰天ニュース』「命をかけた赤木ファイル“文書改ざん”の謎」について話していました。

(大島育宙)「大島育宙のオーシマが推します」。

(西川あやの)今日は『ザ!世界仰天ニュース』「命をかけた赤木ファイル“文書改ざん”の謎」。1月9日の火曜日に放送されたものです。話題になっていましたね。

(大島育宙)話題になっていましたね。先週の放送が終わった直後に放送された『ザ!世界仰天ニュース』で。1週間限定でTVerで無料配信されるので、この番組が終わった瞬間にぜひともね、まだの方は見ていただきたいんですけれども。

(西川あやの)今日(1月16日)の8時59分までTVerで配信中ということで。

(大島育宙)ただね、『ザ!世界仰天ニュース』はHuluが日テレさんの配信サイトなので。Huluでも見ることできるので、Huluに入ってらっしゃる方はTVerで終わってからも見られます。なので、ご安心いただきたいんですけれども。ラジオをお聞きの方っていうのは、基本的にこの赤木ファイルとか、文書改ざんとか、森友問題とかで、もう本当毎日のように耳にしていたと思うんですよね。なので「今更、説明されなくても……」っていう方が多いかなとは思うんですけれども。その事件の全貌をですね、亡くなった赤木さんの奥様の視点で描くという、ドラマ形式の非常にわかりやすい、この問題を明らかにするという、ドキュメンタリーでもあるし、ドラマでもあるという感じのもので。

(西川あやの)再現ドラマみたいなのですよね。

事件の概要

(大島育宙)1時間弱でギュッと、わかりやすく示されていて非常に素晴らしかったなという。まさに「作品」っていう感じですね。で、このラジオを聞きの方にとってはもう本当におなじみの話題というか。「いつまで言ってるんだ?」っていう話だと思うんですけれども一応、軽くおさらいしましょうかね。2016年に学校法人森友学園というところがありまして。そこに国有地が売却されたんですけれども、その売却額が異様な破格の安さであったということが発覚しまして。そこに建設される学校が「安倍晋三記念小学校」という名前になる予定だったとか、その名誉校長に当時の安倍首相夫人の安倍昭恵さんが就任する予定だったとか、きな臭い情報が流れまして。で、公文書の中の安倍さんの名前が入ってるところとか、その政治家の名前を消すという作業を財務局の職員などがやらされていたということが今、もう明らかになっているんですね。

で、実際のその作業を指示したのは佐川さんという方なんですけれども。実際に作業をさせられたのが赤木俊夫さんという、当時54歳の方で。その方は精神疾患を患ってしまいまして、苦にしてしまい、自殺をしてしまったという事件ですね。で、その後に妻の雅子さんという方が損害賠償を求めて国を訴えたんですけれども。なんと事件の詳細が明かされることなく、「認諾」というかなり異例の結論が出されて。これは追及を避けるために賠償責任を認める認諾をすることで訴訟を終わらせたとしか思えないということで批判をされているんですけれども。それ以上の結論というか、それ以上のことは何も出ていないという形になっていて。もうとんでもない……一段落ごとに突っ込みどころがあって、一段落ごとに何の説明もついていない、本当に何が何だかわからない。もう隠す気すらないんじゃないか?っていうような悪事がそのままになっているという事件ですね。

(西川あやの)何年たっても取り上げたいですよね。本当にこれは終わってないことだと思うんで。

(大島育宙)で、この裁判が認諾という形で強制終了されたのが2021年5月なんですよね。もう結構経つなっていう印象なんですけれども。そこから2024年の1月になって、なんとこの『ザ!世界仰天ニュース』という、どちらかというと我々にはあんまり直接関係ないような、世界のとんでもびっくりニュースとか、未解決事件の謎を追うみたいな。割となんというか、その国を揺るがすとかそういう系っていうよりかは、異常な殺人鬼みたいなものを扱ったりとか。UFOとか、そういうネタを扱うみたいな……。

(バービー)私、この間、「アニサキスにかかった奇跡の人」っていう設定で出ました(笑)。

(大島育宙)なんか、事件の関係者の数は少ないネタを扱うっていうイメージが僕にはあるんですよ。あんまりちゃんと見たことない番組なんですけど。正直。

(バービー)あと、すごいダイエットに成功した人とか。

(大島育宙)そうそう。結構個人的な話を扱う番組のようなイメージがあるんですけれども。それが、この国全体の問題を扱うっていうこと。そして、国からも当然圧力をかけられているであろう局がですね、「それ、もういいだろう? 風化してるんだから」とか……いろんな人が戦ったと思いますよ。誰が企画を出したかわかんないですけれども。ディレクターの人、プロデューサーの人が編成に何回も怒られたと思いますよ。

(西川あやの)リアルにそこまで想像をされて。

(大島育宙)そう考えると、これはめっちゃすごいんですよ。で、何回も頓挫して。「今回はダメだ、今回はダメだ」っていうことが繰り返されて。3年経って、ようやく出せるようになったのかもなとか、そういうことも想像すると本当にこれはとてつもないニュースなので。なんなら見てない方も、その『ザ!世界仰天ニュース』がこのことを取り上げたっていうことを、1ツイート褒めてほしいって僕としては思うぐらいで。そうしたら、どんどん……同じ『ザ!世界仰天ニュース』で毎年こするっていうことはないにせよ、「このことを取り上げていない局の方がおかしい」っていうことになっていけばいいなと思うし。なんなら、連ドラとかでやってもいいぐらいだなと思うぐらいの、とてつもなく悲劇的で……言葉は選びますけど、ある意味ドラマチックな、最悪なことが展開する物語でもありますので。

だから再現ドラマもすごく、赤木さんがその改ざんの記録っていうのを本当に非常に几帳面な方だから、ひとつひとつ全て記録をしていて。518ページに及ぶ記録が残っていたっていう。で、これが赤木ファイルというものなんですけども。赤木ファイルが奥様に発見されるタイミングとかも、めちゃくちゃドラマチックに描いてるんですよね。「もう無理だ」と諦めかけたところで、ご主人・俊夫さんのパソコンを開いたらそのパスワードが載っていて。「すごい記録が見つかったんです」みたいな、サスペンス、ミステリーとしても……だからエンタメとして、ちゃんと仕上げてるんですよね。

(西川あやの)今回、その再現ドラマっていう形での発表だったので。それがすごい気になりました。

(大島育宙)素晴らしい出来でした。

(西川あやの)再現ドラマって、よく……たとえば私たちが知ってるような有名な俳優さんが演じられるわけでもないですし。その状況をどう伝えるか、みたいなものじゃないですか。その部分も結構、長かったりするんですか?

(大島育宙)そうですね。ほとんどがそういうドラマパートで描かれているので。なんか、ニュース番組とか報道番組を見てるような味わいってのはほとんどなくて。ドラマとして引き込まれるっていう構造になっていました。で、僕はちょっと不勉強ながらこれ、あんまり世の中に出てる情報っていうか、映像なのかどうかはわかんないんですけれども。赤木俊夫さんが精神疾患を患って、鬱になって、幻覚とか幻聴とかに悩んでいた時の映像っていうもの。奥様がスマホで撮った映像っていうのが結構、繰り返し流れるんですよね。その映像を僕は、ちゃんと見たのは初めてだったんですけども。それがもう本当にしんどそうで。

ものすごく真面目な方だからこそ、受け流せなかったというか、悪に染まることができなかったというか。長いものに巻かれることができなかった彼の様子っていうのがものすごく切々と伝わってくるし。で、彼がそういう性格だからこそ記録を残してくれたんだなっていうことが、我々が陰謀論とか妄想じゃなくて、ちゃんと根拠を持って、当時の政権を批判することができる。その根拠を彼が残してくれたっていうこともすごくよくわかるので。なんかね、事件の全貌がわかってない人ほどよく見てほしいなという風に思いました。

で、特にショックだったのは僕はこのドラマの本編ではなくて。その前後……ビフォーの部分。冒頭で街頭インタビューの映像が流れるんですよね。そこで「赤木ファイルって知ってますか?」っていう質問をしていって。みんな、知らないんですよ。で、「たぶん東京大学の前で撮ってるっぽいな」って思う映像があったんですけど。東大生を捕まえて撮ってるっぽいなっていうやつもあったんですね。見間違えだったら申し訳ないんすけど。で、スタッフさんがバーッてたぶん概要を説明して。「えっ、そんなひどいことがあったんですね?」って言って。みんな、ちょっとなんか笑っちゃってるんですよ。

で、スタジオにバンッて返ってきて。中居正広さんと鶴瓶さんが「みんな、どう思う?」みたいな感じでパネラーの人に聞くんですけど。なんかそこでも結構、「いや、知らなかったです」みたいな。びっくりして笑っちゃってるみたいな感じなんですよね。「ああ、一般の感覚っていうのは、そんな感じなんだ?」っていうのは僕、かなり衝撃的で。なんかね、そのビフォーアフターの映像の方が、僕的には仰天映像でしたっていうのもあって。ラジオリスナーの方からしたら、もうドン引きするような映像だと思います。ビフォーアフターの街頭インタビューとスタジオの映像っていうのは。

(バービー)ねえ。やっぱりみんな知らないっていうか……。

(大島育宙)複雑な話でもありますからね。

(バービー)そのまま生活してる人も多いでしょうね。

街頭インタビューが「仰天映像」

(大島育宙)それがわかりやすくギュッとまとまった映像なので。これが広く、いろんな人に……お茶の間でふと、おもしろ世界ニュースを見ようと思ってたら、国の今も変わっていない、解決してない問題を突きつけられるっていうのはある種、テレビ局のあり方として素晴らしいんじゃないかなと思いました。

(西川あやの)これは4時間スペシャルの中で取り上げた内容ですね。で、1月9日火曜日に既に日本テレビ系列で放送されてるんですけれども。今日の8時59分までTVerで配信されていて、Huluではその後も見られるっていうことですね。今日は『ザ!世界仰天ニュース』「命をかけた赤木ファイル“文書改ざん”の謎」。大島育宙のオーシマが推しますでした。

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<書き起こしおわり>

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