東野幸治 M-1 2023で感じた「松本人志の影響下にない感じ」を語る

高田文夫とナイツ 令和ロマンのM-1 2023優勝を語る 東野幸治のホンモノラジオ

東野幸治さんが2024年1月5日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』の中でおそらく日本で一番遅いM-1グランプリ2023の感想を紹介。「もう松本さんの影響下にない感じがちょっとしたんですよ」と話していました。

(東野幸治)そんなことをワーワー言いながらロケして、月曜の夜、帰ってきて。ほんで、家の全録でM-1グランプリをサササッと、ちょっと審査員とかもろもろを飛ばしながら。令和ロマンの優勝まで見させていただいて。

だから感想というか、一番思ったんは、出てくる人らみんながもうすごい楽しそうにやっていて。元気いっぱいで面白くて。なんか、もう松本さんの影響下にない感じがちょっとしたんですよ。なんやったら、松本さんの横で審査してる礼二が一番緊張したと思うんですよ。感じで言うと。だから本当にみんな、出てくる人出てくる人がすごいなんか、小ボケとかやりながら。パフォーマンスしながら、自分が1年間、練りに練った、磨き上げた漫才をバーンとぶつける。で、楽しそうで。みんなが笑うっていう感じで。

なんとなく、その松本さんの影響下を……もちろん、すごく影響されてるんでやけど。やってる人はなんか松本さんが笑うのかとか……もちろん、いい得点をつけてくれたら嬉しいねんけど。昔は「松本さんと紳助さんが何点を付けるか?」みたいなのがM-1という大会の裏の見方じゃないけど。芸人はみんな、それを見てたじゃないですか。だって、ますだおかだが優勝した時、TKOの木本がみんなが見てるところで言ったんですけど。ちょっと増田とTKOはあんまりソリが合わなかったんかな? 「ますだおかだ、優勝!」っていうんで。バーン!って出て。「優勝! やったー!」ってなった時。みんなが「ああ、ますだおかだが優勝したんや」と思ったら「おい、見てみい! 紳助さんと松本さん、入れてへんぞ!」って言ったっていう(笑)。

(渡辺あつむ)木本兄が?(笑)。

(東野幸治)ええと、仮想木本が(笑)。って言うぐらい、なんとなくその強さがあったじゃないですか。でも、見ている限りはそういう時代も経て。なんとなく、みんないろんな若い芸人さんが楽しく漫才やってる中、令和ロマンがもう5年目、6年目ぐらいのキャリアで優勝をかっさらっていって。まあ、お見事やし。ヤーレンズなんて……俺、「令和ロマンが面白い」ってずっと聞いてたけど。昔、名古屋の番組で令和ロマンという芸名に変える前に、東京NSCを首席で卒業した、これからそういう漫才で日本一になるんであろうというのの青田買いで来たのは覚えてるんですよ。で、「令和ロマンが面白い」って聞いて、楽しみにしてて。それまで見てなかったから「ああ、こんな感じなんだ」みたいなのがあって。

で、ヤーレンズも初めて見て。ほんで、ネットで自分で調べたら「元吉本」みたいな感じで。なんでしょうか。ちょっとね、高速なアンタッチャブルな感じもするし。面白いなと思って。で、さや香はさや香でなんか1本目もね、さや香らしいなと思って。で、2本目もびっくりする感じで。それで最後、邦ちゃんが「1個も面白くなかった」みたいなことをちょっとポーンって投げかけて終わっていくのも、なんかわからんけど。「なんでそんなこと言うねん!」っていうよりは、なんとなくマヂカルラブリーと上沼さんのあれじゃないけど。なんかこう、来年に繋がったらいいのかなとか思いながら。

一番好きだったのは真空ジェシカ

(東野幸治)で、一番好きだったのが真空ジェシカ。楽しいなと思って。なんか面白いなと思って。真空ジェシカのボケ子のあの感じと、何となく被害に遭ってるガクの顔。あのコントラストが面白いなと思って2回、見ました。真空ジェシカ。ただ優勝したら、自分たちの番組とかにも来るから。「来たら嫌やな」と思って(笑)。

(渡辺あつむ)ええっ?

(東野幸治)いや、真空ジェシカみたいなタイプは『マルコポロリ!』でも何回か絡んだけど。もう訳がわからんボケとかするのよ(笑)。訳わからんボケとかするから、何となくバラエティで普通にアイドルや、俳優の番宣の中に、訳がわからんボケを果敢に放り込んでくるのよ。だから、ほっと一安心して。「令和ロマンでよかったな」って思いながら。でもちょっとね、楽しい楽しいM-1グランプリ2023でございましたけれども。日本で一番、遅いホンモノラジオにおけるM-1グランプリの感想でございましたけど。あと、あれです。俺、志らくさんのXをフォローしてるんすよ。志らくさんが「敗者復活のトム・ブラウンが面白かった」って言っていて。で、時間がなくて敗者復活を見てないんですけど。トム・ブラウンだけ見ました。めちゃくちゃ面白かったです! ああ、見ました?(笑)。

(渡辺あつむ)あの、全組で「もう1回、1組だけ見ていい」って言われたら、トム・ブラウンです(笑)。

(東野幸治)ああ、そうよね! いや、わかるわ。なんかね、M-1グランプリを見ながら、どうも何か足りひんなと思ったら……イリュージョンが足りひんって(笑)。いや、志らく師匠のおっしゃる通り。トム・ブラウンがおもろかったなという、そういう感想でございますけどもね。

トム・ブラウンもめちゃくちゃ面白かった

<書き起こしおわり>

立川志らく M-1 2023 真空ジェシカ、フースーヤ、トム・ブラウンに落語を感じた話
立川志らくさんが2023年12月26日放送のNHKラジオ第1『ふんわり』に出演。木村祐一さんとM-1グランプリ2023を振り返る中で真空ジェシカやフースーヤ、トム・ブラウンに落語を感じたと話していました。
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