尾崎世界観 あの『普変』の一人称が「あたし」である理由を語る

尾崎世界観 あの『普変』の一人称が「あたし」である理由を語る あののオールナイトニッポン0

尾崎世界観さんが12月12日放送のニッポン放送『あののオールナイトニッポン0』に出演。あのちゃんに提供した楽曲『普変』の歌詞についてのリスナーからの質問に回答。一人称があのちゃんの「僕」ではなく、「あたし」であることについて話していました。

(あの)メールです。「尾崎世界観さんに質問です。『普変』リリース直後からずっと気になってたことがあります。曲の歌い始めが『あたしは普通じゃないとかに』なってるじゃないですか。あのちゃんが昔から一人称が『僕』なのを承知の上でなぜ『あたし』なんでしょうか? 『わたし』でもなかったし……気になって仕方ないので、あのアルバムリリースのこの日に『あたし』にしている理由を吐き出してください。よろしくお願いします」。そう。たしかに僕も聞いておきたい。

(尾崎世界観)これはでも「あたし」っていうのを使う時は勝負してる時なんで。クリープハイプの曲で「あたし」って言う曲は勝負曲なことが多いんですよ。

(あの)へー。「あたし」。「わたし」じゃなくて「あたし」。

勝負曲では絶対に「あたし」

(尾崎世界観)絶対に「あたし」。女性の一人称、自分の曲は。だから、これはしっかりやらなきゃっていうところで「あたし」。そのあのさんの一人称とかも無視して。やっぱり、そこを合わせちゃうとたぶん届かないなと思ったんで。「むしろ、『あたし』を『僕』に引っ張ってくるぐらい、やってくれよ」っていう気持ちで。

(あの)僕がね(笑)。

(尾崎世界観)課題っていうか。でも、やっぱりそういう風に曲を作る時って、完全に人に合わせすぎると……その相手に合わせすぎると、やっぱり逆にリスナーをなめてるというか。「こんな感じでしょ?」って思うのは失礼だから。やっぱり自分もある程度、ずらして。ずらすし、うん。あと自分の全力を出さないと失礼だなって思って。どうですか? この「あたし」を歌うっていうのは。

(あの)でも僕はクリープハイプ……勝手なイメージだけど。やっぱり曲が、それこそその女の方が特に共感するような歌詞というか、女性目線の歌詞とかが割と多いし、好きだから。だからかな、みたいな感じで。それこそ僕も、誰かに提供することは今までないけど。たとえばあのマクドナルドさんとの曲とかって、マックの要素をめっちゃ入れつつも、自分の言葉だとか、自分の……。

(尾崎世界観)ねえ。そうしないと。

あの『スマイルあげない』

(あの)そういうものも入れなきゃいけないっていうのがあるから。やっぱりそこの、それこそバランスとか。自分がアーティストとして、ちゃんと自分を入れないと、それこそ本気じゃないし。という気持ちはすごくあったから。そういうので、なんか勝手に想像を膨らましていたけど。ちゃんと聞けてよかった。

(尾崎世界観)ちょっと待って? また音楽番組みたいになっちゃってる……。

(あの)やばい、やばい、やばい(笑)。まあ、いいことなんだけども。いいことではあるんですけども。

(尾崎世界観)でもね、それが伝わったのは嬉しいな。

(あの)本気でね、こういうことをしゃべると、止まらなくなるね(笑)。

(尾崎世界観)やばいよ、バレちゃうよ?

(あの)やばい、やばい、やばい。音楽は、知らないですから……。

(尾崎世界観)アーティストだってバレちゃうよ? 本当のアーティストだって、バレちゃうよ?(笑)。

(あの)コーナーとか、やっとく?(笑)。

(尾崎世界観)やろう(笑)。

<書き起こしおわり>

あのちゃんと尾崎世界観『普変』を語る
尾崎世界観さんが12月12日放送のニッポン放送『あののオールナイトニッポン0』に出演。あのちゃんに提供した楽曲『普変』の制作や込めた思いなどについて話していました。
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