オズワルド畠中さんが2022年6月29日放送のTBSラジオ『ほら!ここがオズワルドさんち!』の中で34歳にしてはじめてできた彼女と約半年の交際を経て別れてしまったことについて、話していました。
(畠中悠)それでね、なんていうのかな? 学生時代もね、社会人になっても、東京に来ても、彼女ができたことがないって僕はずっと、言ってたんですよね。
(伊藤俊介)うん。
(畠中悠)でね、最近ちょっと彼女と別れまして。
(伊藤俊介)うんうんうん? えっ?
(畠中悠)はいはいはい。
(伊藤俊介)えっ、ごめん? なに?
(畠中悠)彼女とちょっと、別れちゃって。やっぱり、つらいんだね。彼女と別れるっていうのは。
(伊藤俊介)えっ、ちょっと待って待って? えっ、なに?
(畠中悠)なにがですか?
(伊藤俊介)えっ?
(畠中悠)実は、彼女がいたんです。短い期間でしたけど。
(伊藤俊介)どのぐらい?
(畠中悠)半年ぐらいです。ちょっと……別れちゃったんですよね。これ、なんで急にこんなことを言い出したかっていうとね。
(伊藤俊介)えっ、なに? ごめん、なに?
半年ぐらい付き合って、別れた
(畠中悠)これはもう、言っておきたいなと思ってね。なんでかっていうと、初めての彼女が実はできたんです。これ。もう、言いますけど。去年に。
(伊藤俊介)ごめん。俺、今「知らない」みたいなリアクションをしちゃったけど。それは俺も知ってはいるよ。で、別れたんだ?
(畠中悠)お別れになったんです。というのも、これはもう完全に俺が悪くて。忙しいことにかまけて、もうほとんど会ってないっていう。
(伊藤俊介)っていうか、それを言うの?
(畠中悠)まあ、俺はそれを言おうと思って。「彼女がいた」ということと「別れた」ということをなんで言いたいか?っていうと、そのお付き合いをしている期間も、番組とかではね、「34年間、彼女ができたことがない」とかっていう話をするわけですよ。それはもちろん、それまではずっと本当にそうだったんだけど。でも、その彼女がいる期間も、そんな話をしなきゃいけない場面が多々あって。俺はやっぱりそれはさ、するわけじゃん。「いや、そうなんですよ」っつって。当たり前のようにね。「なんでなんですかね?」みたいな。それは全然いいんだけど。芸人として普通のことだから、いいんだけど。
これがね、別れた後にちょっと思ったのは、これでまた同じように「畠中は30何年間、彼女が1回もできたことない」っていう話を今後、どこかでしなきゃいけない時に、「その時、俺が彼女と付き合ったあの6ヶ月は、俺はなかったことにしてるのか」って思ったら、それはちょっと自分の中で許せなくて。だから、なかったことにはしたくないのよ。素敵な時間だったから。人生初めての彼女がいる半年間は、俺の中で素敵な期間で……。
(伊藤俊介)えっ、ごめん。熱量とか、これは本当に合っている? ラジオでさ、お笑い芸人のラジオとして、熱量とかが合っているの?
(畠中悠)いや、熱量とか、そういうんじゃなくて。俺の中で……。
(伊藤俊介)俺は何を聞かされてるの? ずっと、今。
(畠中悠)いや、これはラジオで言っておかないとさ。僕らの一応、冠ラジオだから。だからそれは言っておかないと、今後も嘘をつくことになっちゃうから。それはやっぱり……。
(伊藤俊介)いや、それはわかるんだけど。普通は、結婚報告とかなのよ。その、初めての彼女と付き合って、別れましたっていうのは……。
(畠中悠)これはでも、言っておきたいのよね。俺は、嘘つきたくないの。
(伊藤俊介)本当に……なんて言っていいか、わからんな。なに、これ?
(畠中悠)いやー、いい日々だったなー。
(伊藤俊介)好きだった?
(畠中悠)いや、好きでしたね。今でも人として、大好きだしね。
(伊藤俊介)どういうところが、好きだったの?
(畠中悠)いや、もう本当にね、なんか無邪気というか。嘘がないというかね。だからこそ、素直で。人をそういう……なんか、俺みたいなものでも、ちゃんと人として扱ってくれるというか。
(伊藤俊介)それ、どういう気持ちで言ってるの?
(畠中悠)なんだろう? こういう人間でも、好きになってくれるってことはやっぱり、それは素敵な人じゃないですか。どう考えても。
(伊藤俊介)未練とかは、あるの?
(畠中悠)まあまあ、未練っていうことはない。それはもう完全にこちらが大事にできなかったということなんで。まあ、本当に人と付き合ったことがないということは、こういう……。
(伊藤俊介)弊害があるというか。
(畠中悠)まあ、弊害というかね。
(伊藤俊介)まあな。お前がもっと上手にできてたらって思うかもしれないね。
(畠中悠)そうそう。だから川瀬さんとかはね、本当に……まあ、楽屋とかでゆにばーすの川瀬さんと話すから。そういう話になることもあったんだよ。で、「川瀬さん。ちょっと実は最近、彼女と別れちゃったんですよ」「うわ、マジかー。まあ、お前は何今まで、彼女がいなかったから。本当にその子がめちゃくちゃ最高の子だったとして、その子を絶対に繋ぎとめておくというか。好き同士でいさせる技術がやっぱりお前はなかったんやな」って。
普通の人は10代とかで付き合って。20歳とかでまた付き合ってとか、何人かを経験して。それで最高の人と出会った時にその人と結婚したりするわけじゃない? でも俺はそのレベル1のまま、彼女ができたから。やっぱりレベル1では彼女というものとずっと一緒にいる術を持ってなかったんだよね。で、俺は川瀬さんに「本当、難しいですね。やっぱり女の子って、放っておいたらたまごっちみたいにいなくなるんですね」っつったら、「そんな奴、彼女作るな!」って言われて。たまごっちって、ねえ。放っておいたら、ちゃんといなくなるじゃない? まあ俺、放っておいてるつもりはなかったんだよね。そんなつもりはなくて。ずっと頭の片隅にはあったし。俺の中ではずっと、好きな状態を保っていたんだけど。そうはいかないんだよね。
(伊藤俊介)それが振られた原因なんだ?
(畠中悠)まあ、そうね。
(伊藤俊介)なんて言われたの?
(畠中悠)だから「もう好きという気持ちではなくなってしまった。友達としては別に今後、一緒に会ったりとかしてもいいけど、好きという感情がなくなってしまった」っていう。やっぱり会わないうちに。なにかつらいことがあっても、俺が会って相談に乗って乗り越えるとかじゃなくて、勝手に自分で解決して乗り越えちゃったら、別に彼氏という存在じゃなくてもいいじゃんっていう。だから、これは俺、1個学んだこと。女の子ってね、会ってない間とか、話してない時に、やっぱりちょっとずつ好きーメーターが減っていくんだろうね。俺は会わなくても、電話しなくても、ずっと好きな気持ちは変わらないよって思ってるけど、それはもう勝手な話で。その間もどんどんどんどん、彼女のメーターは減っていって。いつの間にか「もう好きじゃない」ってなっちゃうんだろうな。うん。
(伊藤俊介)いや、ごめん。ちょっと聞いてられないな。俺。お前の、相方のこれは俺、ちょっと聞いてられないかもしれない。
(畠中悠)俺も今、なんで笑ってられるのか、わかんないもん。
(伊藤俊介)あと今、お前が言ったこと、全員知ってるから。
(畠中悠)そうそう。全員、知っているんだろうね。その全員が知ってることを俺は、知らなかったの。
(伊藤俊介)だから、あれなんだよ。傷ついておくべきなんだよ。やっぱり。若い頃にな。
(畠中悠)やっぱりそういう意味ではね、そういう経験というのは大事なのかなと思いました。
(伊藤俊介)はー。別れたんだ。
(畠中悠)本当、素敵な日々でしたね。
(伊藤俊介)別れたんだね。
(畠中悠)なんか、「いろんなことしたいな。行きたいな」って言ってたことより、結局できなかったことの方が多いなって思うんだよね。
(伊藤俊介)じゃあ、もうセックスし放題だね。いろんな人とね。
(畠中悠)なんでそんなさ……ああ、最悪! めっちゃ嫌かもしれない。
(伊藤俊介)よかったな。自由に動けるな。もう。
(畠中悠)「自由に動ける」とかじゃないのよ?
(伊藤俊介)あっちでも、こっちでもできるな。畠中な。
(畠中悠)やめて。そういう話にしてほしくなかったな。
(伊藤俊介)俺、これ、ちゃんと叩かれそうだな? これ、でも皆さん、俺の気持ちはわからないでしょう? 相方のこういう話、どういう顔して聞いていいのか、わからなくて。
「相方のこういう話、どういう顔して聞いていいかわからない」(伊藤)
(畠中悠)だから別に「伊藤に言わなきゃな」とかは思ってないんだけど。言っておかないと今後、嘘をつき続けることなっちゃうからね。たとえばなんか、また次の彼女ができたとするじゃん? なにかのきっかけで。その時、「初めて彼女できました」っていうのを番組とかで……俺はちょっと、今回は言えなかったんだけど。勇気が出なくてというか、そういう仕事も入ってたし。「彼女がいない」みたいな話をするみたいなね。「実は彼女、できたんですよ」って言うタイミングを逃してしまって。「いない」ってずっと言ってたんだけど。今後、別にもう言ってもいいっていう。彼女ができたことぐらい、別にそれは大人だしね。「言ってもいい」ってなって言った時に「初めての彼女ができたんですよ」「ああ、おめでとう。初めての彼女、よかったね!」って周りに言われてる中、「じゃああの子のことはなかったことっていうので、いいのかな?」ってなっちゃうからさ。そこはやっぱり……。
(伊藤俊介)それは別にお前の中で、そうじゃなかったらよかったんじゃないの? 別に今となっては、もう言ってるからあれなんだけど。それはお前の中では、なかったことになってるわけじゃないじゃん? 他の人に対してそれを言うことは……。
(畠中悠)いや、他の人にも、やっぱり……。
(伊藤俊介)じゃあ、たとえば別れちゃった彼女がそれを聞いた時に、「うわっ、私のこと、なしにされてる。最悪!」とは別に思わないと思うけどね。
(畠中悠)いや、でも俺の中でもそれはやっぱり気持ち悪いよ。
(伊藤俊介)まあ、その自分の中であれなら、あれだけど。
(畠中悠)だからこれはね、もう今更、何を言っても言っちゃってるし。
(伊藤俊介)うーん。お前、ちょっとビール買ってこいよ(笑)。
(畠中悠)あぶねえ。初めてラジオで泣きそうになったわ。
(伊藤俊介)ずっと涙目でしゃべってるんですよ。畠中が。いや、僕は知ってましたよ。あ、今、越崎さんに「知ってたの?」って聞かれたから、あれなんですけど。
(畠中悠)彼女ができたのは知っていたけども。一応そういうなんかね、今後、「彼女ができた」っていうのもあるかなと思って一応、伊藤には言っておこうと思ってたんだけど。
(伊藤俊介)そうね。
(畠中悠)なんか、暗くなっちゃったな。曲でも聞きますか。
(伊藤俊介)ああ、そんな言い方するんだ? ちょっと本当、今、危なかったな。めちゃくちゃ泣きそうになってたな。聞いてるのかな? このラジオ。
(畠中悠)いやいや、それはさすがに聞かないでほしい。勝手に言われてるのも嫌じゃん? 自分の話を。「違う違う違う! そんなんじゃなかったよ! いや、もっとあんた、最悪だったよ!」って思われてる可能性もあるし。
(伊藤俊介)「そんなところじゃないよ! お前、普通に口が臭いんだよ!」みたいな。
(畠中悠)そっちの可能性もあるしね。それもあるから、聞かないでほしいですけどね。でもちょっとね、好きな音楽とか映画とか、すごい似ててね。ぜひ、2人とも好きだったバンドがあって。
(伊藤俊介)なんだよ?
(畠中悠)ラッキーオールドサンっていうね、2人組の……この人ら、夫婦なんだよな。うん。そのラッキーオールドサンが2人とも好きだったんで。
(伊藤俊介)なに、こいつ?(笑)。
(畠中悠)そのラッキーオールドサンの曲、流していいですか? 聞いてもらっていいですか?
(伊藤俊介)いや、好きに流せよ(笑)。
(畠中悠)ラッキーオールドサンで『すずらん通り』。
ラッキーオールドサン『すずらん通り』
(畠中悠)お聞きいただいたのはラッキーオールドサンで『すずらん通り』でした。
(伊藤俊介)(作家の)平島さんが泣いてましたよ。
(畠中悠)「曲、やばい。曲、止めて」って(笑)。
(伊藤俊介)「ちょっと! 曲、止めて」って(笑)。なにをあなた、泣くことがあるのよ?
(畠中悠)いやー……。
(伊藤俊介)ええっ?
(畠中悠)どうしますか? 匿名捜査・指宿5でもやりますか?
(伊藤俊介)無理無理無理。無理よ!
(畠中悠)ガラッと空気を変えて。
(伊藤俊介)いやー、まあでも、いい経験だね。
(畠中悠)そうね。全部、糧だからね。その人と過ごした時間も。
(伊藤俊介)またいい歌、書けるんじゃない?
(畠中悠)いや、俺は嫌だよ。そのために恋を繰り返したりしたら。いい歌を作りたいからって。
(伊藤俊介)お前、これから先、ちょっとでもラブソングっぽいものを作ったとしたら、もうだってその子のことしか知らないんだから。
(畠中悠)たしかにね。全部、その子になっちゃうかもしれないね。
(伊藤俊介)合コン、するか?
(畠中悠)なんでコンビでやらなきゃいけないんだよ? ダンビラムーチョさんじゃないんだから(笑)。
(伊藤俊介)フフフ(笑)。まだコンビで合コンしてんの? 12年目で?
(畠中悠)ダンビラムーチョさん、昨日、コンビで合コン行ったらしい(笑)。
(伊藤俊介)俺等も昔、したけどな。
(畠中悠)5:5の合コン、行ってたらしいよ。
(伊藤俊介)まあまあ、元気出していきましょうよ。
<書き起こしおわり>