ハライチ岩井『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』と『キャプテン翼』最新作の謎を語る

ハライチ岩井『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』と『キャプテン翼』最新作の謎を語る ハライチのターン

ハライチ岩井さんが2023年12月14日放送のTBSラジオ『ハライチのターン!』の中で映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』と『キャプテン翼』の新作アニメシリーズについてトーク。『キャプテン翼』のキャラクターがあまりよくわからないように描かれている謎を話していました。

(岩井勇気)今週は、映画を見ましたね。『ゲゲゲの鬼太郎』の映画、アニメを見てきましてね。

(澤部佑)水木先生の、あれでしょう?

(岩井勇気)『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』っていうやつなんですけども。まあ、面白かったですよ。結構、面白かったんです。東映アニメーションが作ってるんですけども。アニメーション、ちゃんといいしね。で、鬼太郎ならではの怖さもあって。

(澤部佑)結構、怖そうなんだよね。

(岩井勇気)テレビシリーズよりは全然怖いね。で、バトルもちゃんとあるからね。バトル要素もちゃんとあって。

(澤部佑)鬼太郎の誕生の、みたいなね。

(岩井勇気)そうそう。エピソード0的な感じなんですけど。「どうやって鬼太郎は生まれたのか?」みたいな話なんですけど。だから鬼太郎はね、ほとんど出てこない。出てくるけど……ねずみ男、猫娘ぐらいまではね、ちょっと出てくるけど。ほとんど出てこない。だから一反木綿、砂かけ婆、子泣き爺とかは全く出てない。だから砂かけ婆ガチ勢とかの人は、ちょっとがっかりするかもしれない。

(澤部佑)いない、いない。

(岩井勇気)砂かけ勢はがっかり。子泣き勢もがっかり。

(澤部佑)子泣き爺勢ね。

(岩井勇気)一反勢はね、「なんで出番ねえんだよ!」って怒っているかもしれないですけども。

(澤部佑)ああ、一反木綿がね、出てこないから。一反勢ね。

(岩井勇気)で、内容的にはある村の怖い話。ある村の怖いエピソードにゲゲゲ的なキャラが出てきて。そいつが、そのキャラが『ゲゲゲの鬼太郎』と、その村の話のくさび役的な。パイプ的な役割を果たしていて。で、最終的にそのキャラを通じて『ゲゲゲの鬼太郎』に繋げてくれるみたいな感じなわけですよね。だから要するに、この村の話は、『ゲゲゲの鬼太郎』と関係ないっちゃ関係ないんだけど。登場人物によって、この登場人物が最後に『ゲゲゲの鬼太郎』にいざなってくれるっていうような感じなんだよね。

(澤部佑)そういうことか。

(岩井勇気)だから、言ったら村の話はそれはそれで独立して、ちゃんと面白く作られているわけですね。だから最後、ちょいちょい『ゲゲゲの鬼太郎』に繋がるくだりはあるんだけど。最後、なんかバッと取ってつけたように『ゲゲゲの鬼太郎』に繋げる感じに見える人もいるかもしれないんだけど。まあ、それでも村の話は面白かったから、面白かったかなっていう風になるような映画だとは思いましたけどね。だから、みんなが好きな伏線回収っていうわけじゃないかもしれない。

(澤部佑)ああ、なるほどね。

(岩井勇気)だから正直、俺は『ゲゲゲの鬼太郎』世代じゃないじゃないですか。漫画が始まった時も世代じゃないし、アニメーションも、俺らの世代だけ……いろんなシリーズ、『ゲゲゲの鬼太郎』が出てる中で、抜けてるよね。たぶんね。

(澤部佑)ああ、そうなのかな。結局、前の再放送とかを見てたりとか。

『ゲゲゲの鬼太郎』アニメシリーズが抜けている世代

(岩井勇気)そう。再アニメ化ん時はもう、中学生とかになってたような気がするんだよね。だから、幼少期に『ゲゲゲの鬼太郎』を見てたか?って言われると、そうじゃないみたいな。でも、まあ楽しめましたよね。あと今週、もうひとつ世代じゃないアニメ、今やっているやつを見て。それはテレビシリーズなんですけど。これが『キャプテン翼』ね。

(澤部佑)『キャプテン翼』。今、やってるんだ。

(岩井勇気)そう。今、やってるんですよね。新しいアニメが。これ、『キャプテン翼』って微妙に世代じゃないじゃん?

(澤部佑)そうね。ずっとやってるから、ぶち当たるのはあるんだけどね。俺、『キャプテン翼』、めっちゃ持ってたの、知ってる?

(岩井勇気)あ、知らない! そうなんだ。

(澤部佑)俺はだから、いわゆる最初のところからずっと買って。ワールドユース編とかも全部持っていて。『Road To 2002』とか、そのワールドカップに向けてのシリーズも持ってたし。そのへんまで、全部持っていて。

(岩井勇気)えっ、そんな? でも、世代じゃないよな?

(澤部佑)なんかね、一時期はまって全巻、買ったんですよ。

(岩井勇気)へー! 俺はもう、アニメも全く見たことなくて。生まれた時ぐらいにたぶん、父親ははまってたよね。で、ジャンプでも、もうやってなかったんじゃないかな?

(澤部佑)ジャンプでももうやってなくて。ヤンジャンでやってたかな?

(岩井勇気)だから、はまってなかったし。アニメも見たことなかったんだけど。なんか日曜の夕方ね、やっていて。ジュニアユース編。だから、サッカーのユース。日本代表に翼が選ばれて、外国のチームと今、対戦してるみたいな状態のやつなんだけど。だから正直、『キャプテン翼』はほとんど見たことない。何となく知ってるぐらいで見ていて。その日は、日本対イタリアだったんですよね。で、もう、白熱してて。ユース同士が戦ってるわけ。強豪国の代表が戦ってるわけだから、すごい戦いを繰り広げてるわけなんですよね。ただ、やっぱり俺ぐらいの薄い知識で見てると、スポーツってみんな、同じユニフォーム着てるじゃないですか。日本代表のユニフォームとかを。

(澤部佑)ああ、同じチームはね。

(岩井勇気)だから『キャプテン翼』って、本当に顔が同じで、誰が誰だかわからないから……。

(澤部佑)前も言っていたけど……まあね。近い方だよね。

(岩井勇気)本当に……今、誰がボールを持っていて、誰にパスを出してるのかが本当にわかんないんだよな。

(澤部佑)日本代表、わかんない?

(岩井勇気)いや、たぶんだけど、小学校の頃はもっとたぶん、キャラクターが分けて描かれていたと思うの。

(澤部佑)ああ、石崎くんとかね。

(岩井勇気)そう。で、ユースなると代表になるじゃん? で、個性的なメンバーがチームにいっぱいいたと思うんだけど、そのエース的なやつらが集められているじゃん? そうすると、エース的なやつって、かっこよく描かれてるでしょう? だから、みんな翼みたいな顔になってるんだよ(笑)。

(澤部佑)ああ、たしかにな。それはあるね。

(岩井勇気)そう。で、原作の時はもうちょっと、たぶん書き分けがあって、わかりやすかったと思うの。でも、アニメはアニメーターが書いてるから、よりすっきりした絵になってるんだよね。それによって本当に髪型とかも似ちゃっていて。みんな大人になってるし。体もよりできて、ガタイとかも似てるから。だからなんか、日本代表の中に翼みたいな選手が4、5人いるんだよ(笑)。

(澤部佑)もうなんか、ゲームの世界みたいな(笑)。

(岩井勇気)そうそう。「えっ、なにこれ?」って。なんか、親戚で組んだチームみたいな(笑)。

(澤部佑)ああ、大空家の?(笑)。

翼っぽいキャラクターが4、5人いてわからない

(岩井勇気)みたいな感じになっていて。「えっ、誰が誰?」みたいな状態で見てるからさ。たぶん翼であろうやつがドリブルしてて。

(澤部佑)それはまあ、わかるだろうな。

(岩井勇気)で、その翼であろうやつが、翼みたいなやつにパスを出すわけ。で、それを受け取って、それをさらに翼っぽいやつに渡して。で、その翼っぽいやつがシュートを打つわけよ。で、キーパーがバーン!って弾くんだけど、その弾いたのを翼のようなやつが詰めてシュートを打つみたいな。「これ、誰が誰なんだよ?」みたいな。

(澤部佑)そうか。わからないか。

(岩井勇気)そうなっちゃって。アニメって本当にわかんなくて。で、そのサッカーのアニメってさ、全体を描かないじゃん? ボールがあるところを描くでしょう? だから誰がどのポジションにいるとかじゃなくて、場面場面で描かれているから。

(澤部佑)そうね。で、背番号も毎回、映ってるわけじゃないしね。

(岩井勇気)だから、本当にわかんなくて。で、それ見ててまた、たぶん翼が今、ボールを持ってるなっていうのがあって。

(澤部佑)それ、本当に翼か?

(岩井勇気)翼がボールを持っていて。それをなんか、岬と呼ばれる翼にパスを出して。

(澤部佑)岬くんはね、ちょっと違うんだよ。顔。

(岩井勇気)いや、本当に岬と呼ばれる翼、ほとんど一緒だったね。で、その2人パス回しを何回もするんだよね。

(澤部佑)その2人はすごいんだよ!

(岩井勇気)そうでしょう? ワンツー、ワンツーみたいな。パスを出していると今、どっちがボールを持ってるのか、わかんないんだよね。俺的にはね。なんか、翼が2人でパスを出してるみたいな感じになってね。で、どちらかがシュートを打ったんだよね。そうすると、なんかイタリアのキーパーの、金髪の翼がそれを……。

(澤部佑)でも、そうなんだよね。世界の強豪国もいっぱいいるんだよね(笑)。

(岩井勇気)金髪のキーパーの翼が、ボールをバンッて弾くわけよ。そうすると、何かさっきパス回しをしてたどちらかの翼がそれを拾って、もう1回シュートを打つんだよね。そうすると、イタリアの金髪の翼がバーン!ってまた弾くの。そうすると、もうその翼は「シュートを打てない!」っていう状態になるわけ。「力を使い果たした……」みたいな。そしたら、後ろから日向と呼ばれる色黒の翼が……。

(澤部佑)日向って、それはわかるじゃん? 日向はわかるよ、絶対に!

(岩井勇気)日向と呼ばれる色黒の翼が詰めてきて。

(澤部佑)袖をまくってるし、絶対わかるって! 日向は。

(岩井勇気)その日向と呼ばれる翼は、なんかすごいシュートを打つんだよね。バーン!って。悪そうな翼が。

(澤部佑)悪いからね。昔は。

(岩井勇気)そしたら、金髪の翼がそれを止めきれず、ゴール!ってなって。バーン!って入るんだよね。それでピピーッてなって。「試合終了! 勝った! すごーい!」ってなっていたんだけども。「いや、それは強いよな。日本代表。だって目くらましみたいな作戦をしてるんだぞ?」って思って。

(澤部佑)いや、そういう技じゃないんだよ(笑)。

(岩井勇気)目くらましになっていてさ。「どのポジションのやつなんだ?」っていう。

(澤部佑)そういう技じゃないんだよ。

(岩井勇気)これはすごいなと思って。でも、俺は思ったわけ。やっぱり『鬼太郎誕生』っていう『ゲゲゲの鬼太郎』のエピソード0みたいなのを俺は見てきてるから。きっと、この状態になっているっていうことは『キャプテン翼』にもそういうエピソード0があるんだなと思ったの。

(澤部佑)うん?

(岩井勇気)だからそのサッカーっていう……日本はやっぱりそんなに強くないんですよ。なかなか世界に通用しない。で、日本自体が「もう練習では無理だ」ってなるわけ。日本の練習方法とかではもう無理だってなるわけ。で、もう人体実験とか、バイオテクノロジー的なもので強い選手を作ろうとするんですよね。日本はね。

(澤部佑)ええっ?

(岩井勇気)そうすると、やっぱりいろんな強い選手のDNAを入れて、掛け合わせて、よりサッカーの能力強化した個体を作るわけですよね。それでできたのが、人造人間翼。

(澤部佑)人造人間翼?

(岩井勇気)人造人間の翼を作り出すわけですよ。で、この翼のクローンの赤ちゃんをいっぱい作って、それを日本各地に放つんですよね。で、それが成長していって、高校ぐらいでついに翼たちが頭角を現してくるんだよね。

(澤部佑)成長していって。

(岩井勇気)そう。日本の各地で。で、高校の選手権とかでその翼同士が戦うことになるの。これが、その選手権編。だから翼の高校編とかなわけですよね。で、当然クローンだから、みんな同じ顔になるわけじゃないですか。だからその同じ顔たちのうち、高校の選手権で勝った個体たちが今、まさに日本の代表に選ばれているというところなんですよね。

(澤部佑)強い個体たちがね。

(岩井勇気)これが『ツツツの翼』(笑)。

(澤部佑)なんですか?(笑)。

(岩井勇気)これが『ツツツの翼』ですよね(笑)。

(澤部佑)『ゲゲゲの鬼太郎』みたいになっている。『ツツツの翼』?

(岩井勇気)『ツツツの翼 翼誕生の謎』ですよね。これね。

(澤部佑)エピソード0を語った。

(岩井勇気)これが近日、公開されると思いますので。

(澤部佑)されませんし、あなたはもう二度と見ないでください(笑)。ちゃんと書き分けられてますから。『キャプテン翼』。

(岩井勇気)いや、本当に今のアニメ、見てみてください。

(澤部佑)アニメを? 俺はわかると思うんだけどなー。

(岩井勇気)『ツツツの翼』をぜひ皆さん、見てみてください(笑)。

『ツツツの翼』第1話

<書き起こしおわり>

タイトルとURLをコピーしました