野田クリスタルとランジャタイ国崎 M-1の審査と基準を語る

野田クリスタルとランジャタイ国崎 M-1の審査と基準を語る ABCラジオ

野田クリスタルさんとランジャタイ国崎さんが2023年12月10日放送のABCラジオ『M-1ラジオ~〇〇のチカラ~』の中でM-1グランプリについてトーク。審査員の審査やその基準などについて話していました。

(国崎和也)なんかテツandトモさんを見たら、ギターを……(笑)。

(野田クリスタル)言われてましたもんね。「ここはお前らが来るところじゃない」みたいなね。で、50点(笑)。

(国崎和也)50点、つけられていましたからね(笑)。

「ここはお前らが来るところじゃない」(立川談志)

(野田クリスタル)M-1グランプリ、無茶苦茶だよ(笑)。

(国崎和也)いい時代ですけどね。

(野田クリスタル)50点、つける時代があってもいいよね。俺、ヨネダなんてあれ、誰か50点つけてもよかったと思うよ。

(国崎和也)ああ、僕らでも。

(野田クリスタル)そう。ランジャタイ50点でいいと思うよ。なんかそれをすると、とんでもないことになってしまうみたいな空気があるから。

(国崎和也)俺、だから去年の山田のクニちゃん、しびれましたもん。

(野田クリスタル)クニちゃんはしびれたね!

(国崎和也)あの頃のM-1グランプリの(笑)。

(野田クリスタル)そうだね。トップバッターが低くて、次がとんでもなく、異常な点数が上がっていて。えっ、そんなに変わった?っていうね。

(国崎和也)びっくりしましたよね(笑)。そういう審査員もね。

(野田クリスタル)いていいよね。

(国崎和也)全然いいですよね。だから、えらいですよね。ちゃんと……今は「つまらなかった」って言わないですよね。

(野田クリスタル)言わないねー。昔は本当に言ってたもんね。「つまらなかった」っていうか。もう、すごい空気だったもんね。

(国崎和也)なんかまず、画面に笑ってない審査員の顔が(笑)。

(野田クリスタル)笑ったら珍しいから。「笑ったら抜きますよ」みたいな。

(国崎和也)あの頃、好きでしたけどね。

(野田クリスタル)まあ、優しくはなったよね。

(国崎和也)だいぶ、もうほぼほぼ前向きにみんな、言ってますもんね。

(野田クリスタル)でもやっぱりマイナスコメントがあった時の方が盛り上がるからね。うちらもそうだけど。上沼さんのやつもそうだけども。

マイナスコメントがあった時の方が盛り上がる

(国崎和也)たしかに。どうします? 審査委員にもし、自分がなったならば、みたいな。

(野田クリスタル)俺はR-1グランプリの審査員やっていて。

(国崎和也)ああ、そうか!

(野田クリスタル)それでちょっと反省してるのは、初回、初めて出た時の点数が高すぎたんだよ。一応、自分のボーダーは「自分が90点だったとして」みたいな。自分がR-1で優勝した時のネタが90点だったとして、他の出場者はそれに対して点数がいくつだったのか、みたいな。そういうつけ方をしようっていうのを決めたのね。そうすると、やっぱり上にしかつけられなくなってきてさ。「俺、あんなに面白かったかな?」ってなってくるのよ。そうなってくると、やっぱり90以上になっちゃうし。振れ幅が10点未満になっちゃうからね。

でも、M-1グランプリに限らず極端な話、持ち点10点でもいいわけじゃん? それを10個の中で散りばめればいいわけだから。だから、難しいよね。10点……90から100の間でつけちゃってもいいし。だってそれはさ、「80から100の間でつけます」っっていうのもさ、点数の幅が倍になっただけじゃん? だから、別にそれで「80だから低い」と思われたとしても、「俺の中では90だけど?」っていう話で。

(国崎和也)まあ、そうですね。振れ幅ね。

<書き起こしおわり>

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